文句なく許し難い "振り込め詐欺" 犯が、勘の良い中学生たちの機敏で気が利いた行動によって "お縄"(逮捕)になったという。
日頃、弱い者いじめばかりで鬱積している江戸町人たちもヤンヤヤンヤと拍手喝采の "痛快捕物(撮りモノ)" 劇(!)だと言うべきか......。
それにしても、下記引用サイト記事:中学生の写真が決め手で逮捕/NHK NEWS WEB/2012.10.11 では、
<お年寄りの女性が若い男と深刻そうに話をしながら、『大事なものなのでお願いします』と伝えたことから振り込め詐欺と疑い、とっさに撮影>
とあるが、その "勘の良さ!" には下を巻く。
自分のことばかりに自閉して、身の回りの些細なことにとんと無頓着・無関心となっている大人たちと比べると、何と柔軟な感性であり頼もしい行動力であろうか。
もし、世の大人たちが、まるで "植民地下の住人" のような "無気力・無関心" の諦念から一歩踏み出していたならば、"振り込め詐欺" のような馬鹿げた犯罪を最小限に食い止めていたのではないかと感じたものだ。
無い物ねだりの愚痴に類するが、"江戸町人たち" のように、周辺の出来事をあたかも "自分事" として感じるそんな感性が "復活" されないものかと他愛無く思った......。
中学生の写真が決め手で逮捕/NHK NEWS WEB/2012.10.11
振り込め詐欺の電話を受けた75歳の女性が、東京・港区の地下鉄の駅で男らに現金200万円を渡す瞬間を、通りかかった中学生が携帯電話のカメラで撮影し、この写真が決め手となって、男ら2人が詐欺の疑いで警視庁に逮捕されました。
警視庁によりますと、先月18日、東京・港区にある地下鉄「白金高輪駅」の切符売り場の前で、振り込め詐欺の電話を受けた75歳の女性が、2人の男に現金200万円が入った封筒を渡していたところ、たまたま通りかかった私立中学校の1年生で野球部の男子生徒が不審に思って、この瞬間を携帯電話のカメラで撮影しました。
生徒はお年寄りの女性が若い男と深刻そうに話をしながら、『大事なものなのでお願いします』と伝えたことから振り込め詐欺と疑い、とっさに撮影したということです。
生徒は一緒にいた同級生とともに110番通報し、駆けつけた警察官に写真を提供しました。
同じ日、男ら2人は別の振り込め詐欺事件で逮捕されましたが、生徒の写真に男の1人が写っていたことなどから、今回の事件の逮捕につながりました。
警視庁によりますと、男子生徒は「撮影した写真が捜査の役に立ってよかったです」と話しているということです。
このニュースが嬉しく思えたのには、昨今の中学校での "いじめ" 犯罪問題が背景にあった。これもまた "大人たちの無能" によるところ大であるが、そうした実情であるだけに、中学生もやるじゃん! と再認識させられたわけだ ...... (2012.10.13)
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