同じ気になる場所光景" であっても "今の光景" にはやはり固有の価値があるはずだ。
そこで、自分もかつてこれを試みたことがあり、サイトを通じて分刻みの "静止画画像" を "プッシュ送信" で配信してみたのである。
良く見かける、例えば "富士山" の現在時の全貌などをウェブページへと配信するというケースである。名所や観光スポットの "リアルタイムの光景" は案外人気があったりするものだ。
こうした配信でもそこそこ実用に耐えるわけだが、これを継続するには、PCなりノートPCなりが半ば "占領" されかねない点が煩わしい。
その点、下記引用サイト記事:使わなくなったスマホで街の「いま」をライヴ配信、共有する「Koozoo」/WIRED/2012.12.17 では、<使わなくなったスマホ>で "代用" する点が注目できるポイントであろう。
詳細は定かではないが、どうも<使わなくなったスマホ>の "Wi-Fi 機能" を使って "ビデオストリーム" を、運営サイトに送信するといった仕組みのようである。
◆ 参照 <携帯電話のカメラの品質については、Wi-Fiの帯域幅が、ビデオストリームの品質に影響します。>( Koozoo )
おまけに、このウェブサイト/「Koozoo」の別の興味深い点は、こうしてあるユーザーが "公開" を許可したライヴストリーミングを、他のユーザーと "共有" することもできる点、ネットワーキング性であろう。
日本でも同様のサービスが生まれることは容易に想像できるところだ......。
使わなくなったスマホで街の「いま」をライヴ配信、共有する「Koozoo」/WIRED/2012.12.17
カフェの列、超高層ビルからの眺め、地元のバスケットボールコート、天気と人々の服装など。「Koozoo」はスマートフォンでライヴストリーミングのネットワークを築こうとしている。
TEXT BY SARAH MITROFF
IMAGE BY KOOZOO
TRANSLATION BY WATARU NAKAMURA
Koozooの吸盤付きカメラマウント。これをスマートフォンに取り付けて外の動画をライヴストリームする。お気に入りのレストランに行く前に、どのくらい人が並んでいるかをチェックしたいと思ったことや、誰かが住む超高層ビルからの眺めを見たいと思ったことはないだろうか。そんな経験がある人には、Koozoo
のサーヴィスは価値がありそうだ。サンフランシスコに本拠地を置く同社は、人々から使わなくなったスマートフォンによってライヴ動画を提供してもらうことで、地元のバスケットボールコートの様子から地球の裏側にある海の景色まで、世界中にまたがるライヴストリーミングのネットワークを築こうとしている。Koozooのセットアップは簡単だ。もう使っていないスマートフォン(たとえば引き出しに入っているiPhone 3Gはどうだろう?)にKoozooのアプリをインストールし、吸盤付きのカメラマウントと電源コードを接続する。あとはスマートフォンのカメラを家やオフィスの外にある何か興味を引きそうなものに向け、同アプリの撮影開始ボタンを押すだけ。これでKoozooのウェブサイトへストリーミング配信が始まり、他のユーザーも見ることができるようになる。
「ユーザーはスマートフォンを利用して自分の周りや世界中で何が起こっているかを見ることができる」そう話すのは共同創業者のドリュー・セクリスト。「僕の場合、そこの角にあるカフェの前に列ができているかを見ることができるから、混雑を避けたり、空くまで待つことができるね」(セクリスト氏)
セクリスト氏と共同創業者のエドワード・サリバンは、今年はじめにKoozooのクローズドベータ版をリリースしていた。カフェの列の例は、彼らが思いついた使い方の一例だという。現在、このベータ版には100人ほどのメンバーが参加しており、ビーチの天気をチェックしたり、アパートからの景色を共有したり、近所の様子を見たりなど様々な形で利用されているという。
Koozooのライヴストリームの1つ。サンフランシスコのヘイト・アシュベリー通りの交差点を撮影している。
Koozooのベータユーザーのひとりであるローレン・パッティは、サンフランシスコのミッション・ディストリクトからヴァレンシア通りの様子を撮影した動画を配信している。「街のほかの場所で、どんなことが起こっているかを見られるのは素敵だと思います」と話す彼女は、Koozooをお気に入りのレストランの列のチェックや、人々の服装からだいたいの天候をつかむために利用しており、単に家の外の様子を見るために使うことも多いという。
コメントする