そこで "ラジコンヘリ" などの機材に期待が寄せられることになるわけだが、今、注目されているのは "クアッドコプター" という機体だそうだ。
<クアッドコプターとは?
4個のモーターでプロペラを回転させる、もっとも基本的なマルチコプターです。部品点数が少なく、構造が単純であることから、ホビー機体の多くはクアッドコプター形態です。
もっとも有名なのは、AR.ドローン(トイザらスなどでも販売)です。オモチャとして販売しているのですから、「安全か?」と問われれば...... 「オモチャは安全です」と答えます。
AR.ドローン(初代)は、実測427g(手持ちの機体)です。バッテリー容量の関係からフライト範囲もある程度限定出来ます。発泡スチロールの機体ですから、衝突時の衝撃も十分軽減されます。重量は、安全と直結しているという良い例です。......>( ZERO )
こうした "ホビー" が高じると、自分の思いのままに操れる "自作機" 作りへと行き着くものらしい。そして、そうしたニーズに応えての "キット" ベンダーも登場する。
下記引用サイト記事:オープンソースの手のひらヘリ、予約受付中/WIRED/2013.02.08 は、きっとそうした "ホビースト/マニア" にとってはワクワクするメッセージであるに違いなかろう......。
オープンソースの手のひらヘリ、予約受付中/WIRED/2013.02.08
9cm四方で4つのプロペラを搭載した超小型ヘリ「Crazyflie Nano」が、149ドルで事前予約を受け付けている。すべてオープンソースの素材を使用しており、さまざまな改造を楽しめる。
TEXT BY NATHAN HURST
PHOTO COURTESY OF BITCRAZE
TRANSLATION BY MAYUMI HIRAI/GALILEO
アフガニスタンの英国軍が採用した全長10cmの手のひらサイズの偵察ヘリ(日本語版記事)が話題になったが、オープンソースによる超小型クアッドコプターの新しいキットも、室内や屋外を無人操縦機で探検したいハッカーたちの間で話題になりそうだ。
9cm四方で19gに満たない手のひらサイズのクアッドコプター「Crazyflie Nano」は、テーブルや椅子の下や、周囲を囲まれた空間などでも十分に飛び回れるほど小さい。
見かけは4つのプロペラと電池、制御盤だけのように見えるが、開発者や改造マニアたちに遊び以上のものを提供しようと、小さな機体には多数のセンサーと1本のアンテナが詰め込まれている。構造からハードウェア、コードに至るまで、使われているのはオープンソースの素材だけだ。
すでに改造に関する複数の提案があり、ヴィデオカメラやLEDのほか、電磁誘導充電器まで、さまざまな改造が行なわれている。
Crazyflie Nanoを製作したのは、スウェーデンのBitcraze社。マーカス・エリアソン、アルノー・タファネル、トビアス・アントンソンという3人のエンジニアが設立した新興企業だ。同社は現在、Crazyflie Nanoの事前予約を受け付けている。
ベースキットは149ドルで、2.4GHzの無線を使ってパソコンで操縦し、ジャイロスコープと加速度計で安定を保つ。磁気センサーと高度計を備えた173ドルの上位モデルもある。
販売や事前予約を扱っているのはSeeed Studioだ。同サイトは「オープンなハードウェアのファシリテーター」を謳っており、Kickstarterに似ているが目標数の設定はない。
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
"ホビースト/マニア" に喜ばれるモノとは、決してスタティックな "最終製品" ではなくて、ユーザの独自なアイデア次第でダイナミックに発展する、こうした "自作キット" なのかもしれない...... (2013.02.09)
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