"Nextスマホ" のデバイスとして、"ウェアラブル・デヴァイス(コンピュータ)" に注目が集まりつつある。
グーグルが "メガネ型端末" に踏み込んでいるのはご案内のとおりだ。
◆参照 グーグルの"メガネ型端末"全貌が、動画ビデオ "How it Feels[through Glass]"で明瞭!( 当誌 2013.02.23 )
これに対して、アップルが "腕時計のような機器" に入れ込む動きがあることもすでに知れ渡っている。
◆参照 "アップル、腕時計のような機器を試験的に開発中"?! Next iPhoneは"身体活動の測定"?( 当誌 2013.02.12 )
アップル の "ウェアラブル・デヴァイス" 通称「iWatch」に関する情報は、まだ流動的な段階だと見受けられるが、それでも少しづつ相貌が明かされつつある。
下記引用サイト記事:フル機能のiOS搭載「iWatch」、年内発売か/WIRED/2013.03.07 によれば、今回、そのデバイスに搭載される "OS" に関する新たな情報が浮上しているらしい。
<興味深いことに、アップルはiWatchを稼働させるのにiPod nano用のOSを利用するのではなく、フル機能のiOSに手を加えることを選択したと聞いている。nanoはすでに腕時計サイズで、この大きさのデヴァイスを開発するには最高のスタート地点に思えたが、アップルは製品シリーズ全体に渡るiOSに賭けているのだ>と。
ただ、その結果として、<バッテリー駆動時間の問題が設計チームの悩みの種>にもなっているらしい......。
フル機能のiOS搭載「iWatch」、年内発売か/WIRED/2013.03.07
フル機能のiOSを搭載した「iWatch」が、年内にも発表されると報道されている。歩数計などの健康関連センサーも内蔵されるようだ。
TEXT BY JACQUI CHENG
TRANSLATION BY MIHO AMANO/GALILEO(ENGLISH)
腕時計化された「iPod nano」。Photo:Chris Martin/Flickr
フル機能のiOSで稼働するアップルの通称「iWatch」が、年内にも発表される模様だ。
発表時期の詳細を最初に報道したのは「Bloomberg」の記事で、アップルのデザイナー、ジョニー・アイヴは以前から時計に興味を持っていたと伝える情報筋を引き合いに出している。
その後、「The Verge」もBloombergの記事を裏付けるかたちの記事を掲載した。その情報によると、フル機能のiOSが搭載される可能性が高いものの、バッテリー駆動時間の問題が設計チームの悩みの種のようだと付け加えている。
The Vergeの情報筋によると、アイヴ氏はおよそ100人(この数字はBloombergが以前報じたものと同じ)の技術者から成るiWatchチームを自ら率いているという。「興味深いことに、アップルはiWatchを稼働させるのにiPod nano用のOSを利用するのではなく、フル機能のiOSに手を加えることを選択したと聞いている。nanoはすでに腕時計サイズで、この大きさのデヴァイスを開発するには最高のスタート地点に思えたが、アップルは製品シリーズ全体に渡るiOSに賭けているのだ」
しかし、これを原因とする問題も起こっているようだ。iWatchのバッテリーは現状では2日しか持たないらしい。開発チームとしては1回の充電で4~5日はもたせたいと考えているので、設計の完成までにはまだやるべきことが残っていることになる。
iWatchは(iPod nanoにも搭載されている)独自の歩数計など、健康データを計測するセンサーを内蔵することによって、「Nike FuelBand」や「fitbit」といった製品と競合することになりそうだ。
Bloombergの先月の記事では、iWatchはアップルで行われている複数のウェアラブル・デヴァイスの実験のひとつにすぎないと述べている。最終的なデザインはもちろんまだわからないが、特許申請のイラストから、1980年代に流行したリストバンドに似ている(日本語版記事)という推測もある。
アップルにせよ、グーグルにせよ、"ウェアラブル・デヴァイス(コンピュータ)" というコンセプトに、どのような新しいサプライズを付け加えてくれるのであろうか、それが楽しみだ...... (2013.03.08)
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