率直な感想を言えば、これでよくも国の経済を担う "電力事業" がやってられるものだと "大きな疑問符" 以外ではない。この経済社会の "競争原理" をそのまま当てはめるなら、とっくに消滅していたはずであろう。
"国に寄り掛かって" のこの "無様さ" なのだから、憤る相手は "東京電力" と併せて、"無様さ" を許容している "国、政府" だと見据えた方がいいのかもしれない。
"ネズミ一匹でダウン!"(◆ 参照 福島第一原発 冷却停止の波紋/NHK NEWS WEB/2013.03.22 )騒動と言い、この間の "放射性ストロンチウム" を含有する "汚染水" の "水漏れ垂れ流し!" 事故と言い、プロらしからぬその "無様さ" は、何とした事であろうか。関係筋の土木業者でさえ、その "初歩的なミス"、"凡ミス" には呆れ返って苦笑いをしているという。
ただ、この国この社会で末永く生き続ける国民にとっては、国土が "放射性物質で汚染" されることはこの上なく不安のはず!
"放射性汚染水" の "水漏れ" 事故に関しては、下記引用サイト記事【 引用記事 1 】:移送先の貯水槽でも水漏れか/NHK NEWS WEB/2013.04.09-13:41 が、"三度" に渡る "水漏れ" について報じている。
また、折しも、<IAEA=国際原子力機関の調査団が今月15日から日本を訪れ、福島第一原発の廃炉について初めて検証を行う>という経緯については、下記引用サイト記事【 引用記事 2 】:IAEA 福島原発廃炉検証へ/NHK NEWS WEB/2013.04.09-04:59 が、その内容を報じている。
まさに、<事故から2年たった今もトラブルが相次いでいる廃炉作業>を、"IAEA調査団" がどのように検証するのかが注目されるところだ......。
【 引用記事 1 】
移送先の貯水槽でも水漏れか/NHK NEWS WEB/2013.04.09-13:41
貯水槽からの水漏れが相次いでいる東京電力福島第一原子力発電所で、最初に水漏れが確認された地下の貯水槽から移送していた先の貯水槽でも、水漏れが起きている可能性があることが分かりました。
東京電力は、水漏れの可能性が見つかった貯水槽への汚染水の移送を9日午後、停止しましたが、移送先の貯水槽には、まだ半分程度しか汚染水はたまっておらず、水漏れは下の方でも起きている可能性が出てきました。福島第一原発では、今月3日から5日にかけて、地下に設置した貯水槽から汚染水120トン余りが漏れているのが見つかったのに続き、7日、東隣にある別の貯水槽でも漏れていることが分かりました。
このうち、最初に水漏れが見つかった貯水槽では、保管されているおよそ1万3000トンすべてを別の2つの貯水槽に移す作業を続けていますが、東京電力によりますと、9日午前、移送先のうちの1つの貯水槽で、水漏れを検知するための穴の中から、910ppmの濃度の塩素が検出されたということです。
この場所は、3重の遮水シートの内側から2番目と3番目の間で、8日時点の塩素濃度が4ppmだったことから、東京電力は、水漏れが起きている可能性があるとしています。
ただ、遮水シートの外側の地盤付近では、塩素濃度に変化はないということで、東京電力は、9日午後0時47分に汚染水の移送を停止するとともに、現在、放射性物質の濃度を測定しています。
貯水槽からの水漏れについて東京電力は、構造上の問題などから貯水槽の上の方から漏れている可能性があるとして、上部に水が達しないようにするため、水位を80%以下に管理しながら使うと説明していました。
しかし、今回、水漏れが見つかった貯水槽の容量は1万3000トンで、9日午前10時現在の水位は55%にとどまっていて、水漏れは下の方でも起きている可能性があり、東京電力は、再び汚染水の管理方法の見直しを迫られることになります。
【 引用記事 2 】
IAEA 福島原発廃炉検証へ/NHK NEWS WEB/2013.04.09-04:59
IAEA=国際原子力機関の調査団が、廃炉作業が行われている東京電力福島第一原子力発電所を今月中旬に訪れ、トラブルが相次ぐ汚染水の管理や廃炉の工程について初めて検証を行うことになりました。
1号機から3号機の核燃料が溶け落ちた福島第一原発では、燃料を取り出したうえで建屋を解体するまでに40年にも及ぶとされる廃炉作業が進められていて、その現状や今後の課題に世界中の関係者の関心が集まっています。
こうしたなか、IAEA=国際原子力機関の調査団が今月15日から日本を訪れ、福島第一原発の廃炉について初めて検証を行うことになりました。
調査団は、今月17日から19日にかけて福島第一原発などを訪問し、東京電力や国の資源エネルギー庁の担当者から説明を受けながら、地下貯水槽からの水漏れが相次いでいる、汚染水の管理をはじめ、廃炉作業の工程、それに作業員の被ばく管理などを検証し、今後の改善に向けた提言を行うことにしています。
IAEAの調査団は、事故のあとのおととし5月にも福島第一原発を訪れていて、被害状況の確認を行っていますが、廃炉作業の検証は初めてで、事故から2年たった今もトラブルが相次いでいる廃炉作業を、どのように評価するのか注目されます。
しかし、当事者/責任者側は、"原発廃炉作業" および "今後の原発のあり方" に関して、実にイージーな姿勢で構えている、そんな気配がしてならない。そんなことで、"国民的な合意" が得られるものであろうか...... (2013.04.10)
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