"いつの間にか......" という印象が拭いきれない!
結局は、"いつの間にか日本は "核兵器使用" を容認する国" になっていた......、というわけであろう。
先ず、驚かされるのは、こんな決定的に重要な事実が、多くの国民がまるで "蚊帳の外" に置かれたかのような周知のされ方で対処されていたという点である。
たとえ、"核兵器を抑止力として使用する米国" との同盟関係があったにせよ、史上唯一の "被爆国" の日本としては、"核兵器使用" に関する態度表明にあたっては、最大限の慎重さがなければならない。
確かに、"核兵器の脅威" をひけらかす北朝鮮という存在は、考えものではある。しかし、"核には核を!" という "最終兵器のひけらかし合い!" という選択には "人類の未来" は有りようがなかろう......。
下記引用サイト記事:「核の不使用」共同声明、日本署名せず NPT準備委/朝日新聞/2013.04.25-15:02 によれば、
<2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向け、スイス・ジュネーブで開かれている第2回準備委員会で、核兵器の非人道性を訴えて24日に発表された共同声明に、日本政府は署名しなかった。米国の「核の傘」に頼る安全保障政策と整合性がとれない、と判断した。/ 日本は「事前の打診がなかった」として(第1回共同声明に)参加しなかった/ (国連総会第一委員会でも)日本は「核兵器の非合法化」を求める内容が米国の核抑止力に依存する政策と合わないとして、賛同しなかった> とある。
こうして、"意思薄弱の言い訳" を弄しつつ、"人類の最終戦争" に加担して行くのがこの国、日本だということか......。
「核の不使用」共同声明、日本署名せず NPT準備委/朝日新聞/2013.04.25-15:02
【ジュネーブ=斎藤靖史】2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向け、スイス・ジュネーブで開かれている第2回準備委員会で、核兵器の非人道性を訴えて24日に発表された共同声明に、日本政府は署名しなかった。米国の「核の傘」に頼る安全保障政策と整合性がとれない、と判断した。
共同声明は、核が使われると人道上、破滅的な結果を招くとして、「二度と使われないことを保証する唯一の手段は完全な(核)廃絶だ」とする内容。南アフリカやスイスなど70カ国以上が賛同した。
昨年5月の第1回準備委では、スイスなど16カ国が同様の共同声明を発表したが、日本は「事前の打診がなかった」として参加しなかった。また、昨年10月の国連総会第一委員会でも34カ国が同様の共同声明を発表したが、日本は「核兵器の非合法化」を求める内容が米国の核抑止力に依存する政策と合わないとして、賛同しなかった。
......( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
かつて、この国には、"核アレルギー" をなくせ! と叫んだ政治家たちがいた。自分の耳には、あたかも "良識をなくせ!" と聞こえたものであった...... (2013.04.26)
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