30日の東京市場は、日経平均株価が、再び大きな下げ幅(前日比 -737.43)となり、1万4000円台を大きく割り込んで "13,589.03 円" となった。
特別 "材料視" されることがあったわけではなく、前日の "欧米株安" や "円上昇" の流れによるものと見られている。
だが、下記引用サイト記事:〔株式マーケットアイ〕日経平均は一時700円安、先物売りで下げ幅拡大/REUTERS/2013.05.30 に基づけば、
<短期筋の売りが下げを加速させている/ 先物主導/ 短期筋は下方向への仕掛けを継続しているようだ> という点に "震源" がある模様だ。
注目すべき点としては、
<4―6月期の企業業績が見えてくるまで調整が長引く可能性もある/ 先行した株価にファンダメンタルズがついてくるのを待つ局面/ 基本的には参議院選挙までは様子見商状が続き......> などであり、そこから見えてくるのは、"期待先行型" の "株高" であったがゆえの "下げ" という必然的な揺れ戻しなのかもしれない。
また、この間の "長期金利の上昇" に端を発した "副作用" も出始めているようだ。
<住宅ローン金利が引き上げられるとの報道などから、不動産セクターの下落幅が大きい>
いずれにせよ、<投資家は慎重姿勢を崩していない> というのがリアルな現状のようである......。
〔株式マーケットアイ〕日経平均は一時700円安、先物売りで下げ幅拡大/REUTERS/2013.05.30-15:00 JST
[東京 30日 ロイター] -
〔株式マーケットアイ〕
<14:55> 日経平均は一時700円安、先物売りで下げ幅拡大
日経平均は一時700円超安となり1万3500円台まで下落した。先物売りが断続的に出ており、下げ幅を一段と拡大させている。「先物の板が薄く、値が飛びやすい。特段の売り材料は出ていないが、短期筋の売りが下げを加速させている」(国内証券)という。
<13:50> 日経平均は安値圏、先物に左右されやすい展開
日経平均はきょうの安値圏で推移。1万3800円台前半の動きとなっている。市場では「先物に左右されやすい展開が続いている。売り一巡後は下げ渋っているものの、安値圏内でもみ合いとなっている」(国内証券)との声が聞かれた。住宅ローン金利が引き上げられるとの報道などから、不動産セクターの下落幅が大きい。13時45分現在で値下がり銘柄は1463で全面安商状となっている。
<12:48> 日経平均は一段安、先物主導で500円超す下げ幅
日経平均は一段安、下げ幅は500円を超えている。先物にまとまった売りが出て裁定解消売りにつながった。「短期筋は下方向への仕掛けを継続しているようだ。日銀のETF買い観測は出ているものの、海外実需勢のフローが乏しく上値が重い。4―6月期の企業業績が見えてくるまで調整が長引く可能性もある」(準大手証券トレーダー)との声が出ている。
<11:26> 日経平均は下げ幅拡大、為替にらみで軟調
日経平均は下げ幅拡大。1万3900円台後半で推移している。テクニカル的に25日移動平均線を下回るなど、調整局面が続いており、「月末で為替が円高に振れやすいこともあり、それを材料に軟調地合いとなっている」(国内証券)との声が聞かれた。......
<11:19> 日経平均は軟調もみあい、円弱含みで輸出株が下げ渋る
日経平均は軟調もみあい、1万4000円割れの水準で推移している。...... 「先行した株価にファンダメンタルズがついてくるのを待つ局面だろう」(中堅証券)との声が出ている。
<11:00> 軟調継続、下振れリスクなお残る
日経平均は軟調継続。1万4000円付近での推移となっている。...... ボラティリティが高い状態が続いているので、下振れリスクは残っている。ただ、基本的には参議院選挙までは様子見商状が続き、...... との声が聞かれた。
<09:24> 大幅反落、米株安・円上昇で日経平均は1万4000円割れ
寄り付きの東京株式市場で日経平均は大幅反落。下げ幅は400円を超え2日ぶりに1万 4000円の節目を割り込んでいる。前日の欧米株安や円上昇の流れを受けて主力輸出株に売りが先行した。不動産、保険など内需系も安い。先物安が裁定解消売りを誘い下げ幅が拡大しているとみられる。中期的な上昇トレンドの中でのスピード調整との見方が多いものの、引き続き投機筋の先物売買で振れ幅が拡大する可能性もあり、投資家は慎重姿勢を崩していない。
<08:32> 寄り前の板状況、主力輸出株は売り優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ホンダ 、キヤノン 、ソニー 、パナソニック などの主力輸出株が総じて売り優勢。指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック も売り優勢となっている。......
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
<先行した株価にファンダメンタルズがついてくるのを待つ局面> という指摘が、事態を最もうまく表現しているかと思われる。
果たして、<ファンダメンタルズ(企業業績)> の "キャッチアップ" は首尾よく展開されるのであろうか...... (2013.05.31)
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