地震予知の新アプローチ?!トルコ地震の発生直前に地盤の"電気抵抗"低下!前兆現象か?!

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 複数の "巨大地震" が想定されている日本列島であるため、ますます、"いつ発生するのか" を示唆し、報知する "地震予知" の必要度が否応なく高まっている

 現時点での "地震予知" アプローチでは、"電磁波" の測定を用いるものが信頼性を高めつつあるとされているが、<地盤の電気抵抗> の変化の測定からという新しいアプローチがあるそうだ。

 下記引用サイト記事 【 引用記事 1 】:地震:発生直前に地盤の電気抵抗低下 前兆現象か/毎日jp/2013.07.06 - 11:20 /【 引用記事 2 】:トルコの地震、震源域で電気抵抗が低下 東工大など解明/日本経済新聞/2013.07.03 - 21:02 によると、"地震" と "震源域の地盤の電気抵抗値" の変化との間に注目すべき関係のあることが分かったようである。

 <トルコ北西部で1999年に起きた地震で、発生直前に震源域の地盤の電気抵抗値が急激に低下し、電気が通りやすくなっていたことが分かった/ 岩石間に含まれる水の状態が変化したためとみられ、......地震の前兆現象に関係している可能性があり、....../ (地震)発生約20分前から、深さ3〜6キロ付近で電気抵抗値が最大で約50%低くなっていたことが分かった。値は1カ月後に元に戻った/ 地震発生直前に、地盤内の圧力が変化したことで、岩石周辺が水分で満たされ、電気が通りやすくなったと同時に、断層が滑りやすくなった可能性がある

という。ただし、

 <同特任教授は「現時点では電気抵抗の変化だけで地震を予知するのは難しい」と話している> そうだ。

 今後、<他の地震でも同様な現象があるか観測データを集めたい> とのことであるが、有効な "地震予知システム" の実用化へと向かうことが期待される......。

【 引用記事 1 】

 地震:発生直前に地盤の電気抵抗低下 前兆現象か/毎日jp/2013.07.06 - 11:20

 トルコ北西部で1999年に起きた地震で、発生直前に震源域の地盤の電気抵抗値が急激に低下し、電気が通りやすくなっていたことが分かったと、東京工大火山流体研究センターの本蔵義守特任教授(地震電磁気学)らが発表した。

 岩石間に含まれる水の状態が変化したためとみられ、本蔵氏は「地震の前兆現象に関係している可能性があり、他の地震でも同様な現象があるか観測データを集めたい」と話している

 地震は、マグニチュード(M)7.4で、1万7000人以上が死亡した。

 研究チームは、トルコの北アナトリア断層付近で、電気の通しやすさを示す電気抵抗値の変化などを測定中、地震に遭遇した。

 今回、地震発生4日前から2日後まで、震源付近の4カ所で測定したデータを解析。その結果、発生約20分前から、深さ3〜6キロ付近で電気抵抗値が最大で約50%低くなっていたことが分かった。値は1カ月後に元に戻った

 地震発生直前に、地盤内の圧力が変化したことで、岩石周辺が水分で満たされ、電気が通りやすくなったと同時に、断層が滑りやすくなった可能性があるという。

 論文は3日付の英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。【渡辺諒】


【 引用記事 2 】
 トルコの地震、震源域で電気抵抗が低下 東工大など解明/日本経済新聞/2013.07.03 - 21:02

 東京工業大の本蔵義守特任教授らは、1999年にトルコで起きた地震の際、震源域の地盤の電気抵抗が低下し、電気が通りやすくなっていたことを解明した。岩石に含まれる水の状態が変わったためとみている。本震の前に起こる地震や、プレート(岩板)の境目の一部がゆっくりずれ動く「スロースリップ」と呼ぶ現象に関係する可能性もある

 英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に3日掲載された。同特任教授は「現時点では電気抵抗の変化だけで地震を予知するのは難しい」と話している

 トルコの地震の規模はマグニチュード(M)7.6で、約1万7000人の死者が出た。研究チームは震源域の4地点で観測した電磁気データをもとに、地震発生前後の地盤の電気抵抗の推移を分析。断層の周辺では地震直前と発生時に電気抵抗が低くなっていた

 断層周辺にある岩石などの粒の中に存在している水の状態が地震直前に変化。断層の密度が変わり、滑りやすくなったと考えられるという。


 ◆ 参照 「何故、山陰地方に内陸大地震が発生するのか―比抵抗研究からみえるもの―」塩崎一郎 鳥取大学准教授/2011.11.08

 "地震予知" システムの "性能(?)" は、やはり "地震発生" の "どのくらい前に報知できるか?" が大きな要素であるに違いない。
 今回の計測では、<発生約20分前から、深さ3〜6キロ付近で電気抵抗値が最大で約50%低くなっていた> そうであるが、"約20分" であるならば "避難行動" にとって有意味ではなかろうか...... (2013.07.08)













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