非常に良くない事態だと痛感せざるを得ない。
もはや "日常茶飯" のごとく、"高濃度放射性物質による地下水汚染" が発覚し、あたかも "マンネリ気味" となりつつあるこの "異常事態!" のことだ。
こうした "事故アフター" のあり様からは、"放射能汚染" をコントロールできない東電の技術力水準への強い不信感が刺激されるとともに、これで原発各社は、よくも次々と "原発再稼働" を推進しようとするものだと大きな違和感を禁じえない。ここから、原発推進勢力の "無責任! 無神経さ!" も、併せて "異常事態!" だと思えてくる。
この実情からは、万が一とは言え、ひとたび "原発事故" に見舞われたならば、"高濃度放射能汚染" が "コントロール不能! のかたち" で蔓延して、"放射能汚染地獄!" が日本列島を次々襲う事態が強く危惧される。
また、そんな "蓋然性が高くなった将来" を、少しも想像できないという "鈍感さ!" は、目先の経済的都合に拘束されてしまった "病的異常!" としか言いようがなさそうに思われる。
そして、こうした状況を "日常茶飯" のごとく淡々と受け容れよと言わぬばかりの "無頓着でアパシーとなった世相の空気" もまた決してまともではないに違いない......。
【 引用記事 1 】
福島第一原発 別の井戸でセシウム上昇/NHK NEWS WEB/2013.07.09 - 06:47
東京電力福島第一原子力発電所で、海に近い観測用の井戸の地下水から放射性物質のトリチウムなどが高い濃度で検出されている問題で、周囲に掘った別の井戸の水から検出された放射性のセシウムが、3日間でおよそ90倍に増えていることが分かりました。
福島第一原発では、ことし5月以降、海に近い観測用の井戸の地下水で高い濃度の放射性物質が相次いで検出されていて、2号機の海側の井戸で、今月5日にストロンチウムなどベータ線という種類の放射線を出す放射性物質の合計が、1リットル当たり90万ベクレルという高い濃度で検出されました。
東京電力が、同じ井戸で、8日、放射性セシウムについて調べた結果、セシウム134が1リットル当たり9000ベクレルと3日前のおよそ90倍に、セシウム137が18000ベクレルと3日前のおよそ86倍にいずれも増えていることが分かりました。
福島第一原発では、井戸の近くの港でとった海水の放射性物質のトリチウムの濃度もことし5月から上昇を続け、今月3日にとった海水の値が1リットル当たり2300ベクレルと、原発事故のあと観測を始めたおととしの6月以降では最も高い値になっています。
東京電力は「セシウムが3日間で上昇した理由や海への影響は分からない」と話しています。
【 引用記事 2 】
別の観測用井戸から高濃度放射性物質/NHK NEWS WEB/2013.07.06 - 05:23
東京電力福島第一原子力発電所で、観測用の井戸の地下水から放射性物質が高い濃度で検出された問題で、周囲に掘った別の井戸の水からさらに高い濃度の放射性物質が検出され、東京電力では観測用の井戸を増やして監視を強めることにしています。
福島第一原発ではことし5月以降、海に近い観測用の井戸の水から高い濃度の放射性物質が相次いで検出されています。
汚染の広がりを調べるため、2号機の海側に新たに掘られた観測用の井戸で、5日に採取した水ではストロンチウムなどベータ線という種類の放射線を出す放射性物質の合計が、観測用の井戸の水としてはこれまでで最大の1リットル当たり90万ベクレルという高い濃度で検出されました。
この井戸はおととし4月に海に汚染水が流れ出した場所に近いことから、東京電力は、その際にしみこんだ汚染水に含まれていた放射性物質が検出された可能性があるとしています。
ただ、土に吸着されやすいことから濃度が低下し検出されにくくなったと考えていた放射性セシウムが国の海への排出基準を上回る濃度で検出されたため、原因は断定できないとしています。
東京電力は「海水の放射性物質の濃度に大きな変化がない」としていますが、「海に流れ出ているかは今は判断できない」として、さらに観測用の井戸を増やして監視を強めることにしています。( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
そもそも、"コントロール不能!" と酷評されても仕方がないような "責任能力" が疑われるような状況で、"今後も稼動継続いたします!" というのは、"電力会社のレベルを超えた機関(官僚機構、政府)の意向" があったればこそのストーリーであるに違いなかろう...... (2013.07.10)
コメントする