東電福島第1原発:高濃度汚染水が地中に漏れ、海洋への拡散が強く疑われる!(規制委)

| | コメント(0) | トラックバック(0)

 昨今では、"原発事故" 関連ニュースは、その重要性にもかかわらず、ややもすれば "埋没(?)" しがちな雰囲気もありそうだ。しかも、性懲りもなく何度も事故が繰り返されるうちに、知らされる市民側が妙に "慣れっこ" となってしまうのも怖い
 だからこそ、その危険な推移から目が離せないわけでもある。

 ◆ 参照 もはや日常茶飯か?! 高濃度放射性物質! 東京電力福島第一原発付近井戸の地下水汚染!( 当誌 2013.07.10 )

 今回もやはり、懸念されていた "最悪のケース(汚染水の海洋への拡散!)" が展開しつつある......、といった気配が濃厚であるようだ。

 下記引用サイト記事 【 引用記事 1 】:規制委「汚染水、海洋拡散疑い」 第1原発の放射性物質/【共同通信/2013.07.10 - 12:14 /【 引用記事 2 】:セシウム濃度上昇 対策強化の必要指摘/NHK NEWS WEB/2013.07.10 - 04:17 によれば、

 <原子力規制委員会は10日の定例会合で、「高濃度の汚染水が地中に漏れ、海洋への拡散が起こっていることが強く疑われる」との認識を示す/ 汚染源を早急に特定する必要があるとの見解で一致

とある。また、このリスクとの関連で、

海への流出を防ぐ徹底した対策が必要/ 「護岸を固めるだけでなく、原子炉を囲むように鋼鉄製の仕切り板を打ち込み、さらにその隙間に水を通しにくい粘土を入れるなどして、何重にも対策をとるべきだ」/ 抜本的な対策を立てるべきだ

といった指摘が専門家によってなされているという。

 "もっとも!" だと思うと同時に、二年以上の歳月を経てもなお、こうした、事故被害拡大防止の "基本的な対策" が "もっともらしく" 叫ばれていることに、ゾッとする怖さを感ぜずにはいられない......。

【 引用記事 1 】

 規制委「汚染水、海洋拡散疑い」 第1原発の放射性物質/【共同通信/2013.07.10 - 12:14

 東京電力福島第1原発敷地内の海側の観測用井戸で高濃度の放射性物質が検出された問題で、原子力規制委員会は10日の定例会合で、「高濃度の汚染水が地中に漏れ、海洋への拡散が起こっていることが強く疑われる」との認識を示した。

 規制委は、事故直後の2011年4月に極めて高濃度の汚染水漏えいがあった2号機近くの作業用の穴が汚染源とする東京電力の説明に「疑問がある」と指摘。汚染源を早急に特定する必要があるとの見解で一致した。

 田中俊一委員長は「具体的に原因を明確にし、最優先で対策を取る必要がある」と述べた。

【 引用記事 2 】
 セシウム濃度上昇 対策強化の必要指摘/NHK NEWS WEB/2013.07.10 - 04:17

 東京電力福島第一原子力発電所の観測用の井戸の地下水から放射性物質が高い濃度で検出された問題で、監視を強化するため新たに掘られた井戸では、放射性セシウムの濃度が4日間で100倍余りに上昇し、専門家は、東京電力が行っている汚染水の流出を防ぐ対策や調査をさらに強化する必要があると指摘しています。

 福島第一原発では、ことし5月以降、海に近い観測用の井戸の水から高い濃度の放射性物質が検出され、東京電力は監視を強化するため新たに井戸を掘って調査を続けています。
 これらの井戸の1つでは、採取した水に含まれる放射性セシウムの濃度が今月5日から8日にかけて90倍に上昇し、9日の測定ではセシウム137の値が1リットル当たり2万2000ベクレルと、5日の値の100倍余りにさらに上昇しました。
 これまで東京電力は、事故直後のおととし4月に2号機の近くで海に流れ出た高濃度の汚染水がしみ込み、この放射性物質が検出された可能性があると説明していましたが、土に吸着されやすいセシウムの濃度が上昇したことで、おととしの汚染水の流出だけでは説明がつかなくなっています
 東京電力は原因を調べるとともに、流出を防ぐため井戸に近い護岸に薬剤を入れて固める工事を行い、観測用の井戸を増やして監視を強化することにしています。
 これについて、地下水に詳しい産業技術総合研究所の丸井敦尚総括研究主幹は、建屋などから新たに汚染水が漏れ出している可能性を考えて「護岸を固めるだけでなく、原子炉を囲むように鋼鉄製の仕切り板を打ち込み、さらにその隙間に水を通しにくい粘土を入れるなどして、何重にも対策をとるべきだ」と述べ、海への流出を防ぐ徹底した対策が必要だと指摘しています。
 そのうえで、調査について「地下水は横だけでなく上下にも動くので、さらに敷地内の広い範囲に観測用の井戸を設けるほか、沿岸の海底で地下水が湧き出している場所の調査も行い、地下水の全体的な流れを把握したうえで、抜本的な対策を立てるべきだ」と話しています。


 言うまでもないことながら、"原発事故後のフォロー" もまた、"原発という選択肢" の不可欠な "構成要素" であり、"一環" であることは間違いなかろう。それは、市場に流通するすべての商品/製品への考え方と共通している。
 もし、こうした "アフターフォロー" が信じられないほどに "杜撰!" であった場合、一体、消費者の誰がこうした商品/製品を購入しようとするであろうか...... (2013.07.11)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 東電福島第1原発:高濃度汚染水が地中に漏れ、海洋への拡散が強く疑われる!(規制委)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://adhocrat.net/mt/mt-tb.cgi/2368

コメントする

2020年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          














関連サイトへのリンク


  • 電子書籍(eBooks)制作にフォーカスしたサイト
  • 明けない夜はないことを確信するサイト
  • Green(地球環境改善)にフォーカスしたサイト
  • ソフトウェア技術者やSEのための評価と育成、人事考課制度を考えるサイト
  • さまざまな業種・業態でご利用可能なモバイル活用の予約システム!
  • 創作小説『海念と保兵衛』のサイト
  • 創作小説『かもめたちの行方』のサイト
  • 当ブログ推奨の商品を展示したAmazon ストアー!
  • 当AdhocBlogブログの過去のエントリー
  • 株式会社アドホクラット当時のサイト

★売れ筋! No.1!
家庭用"放射線測定器"

日本通信 bモバイルWiFi ルータ+1 ヶ月定額SIM BM-U300W-1M
価格:¥ 20,208
国内配送料無料 Amazon





このブログ記事について

このページは、yasuo hiroseが2013年7月11日 00:01に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は、
 「もはや日常茶飯か?! 高濃度放射性物質! 東京電力福島第一原発付近井戸の地下水汚染!
です。

次のブログ記事は、
 「IMFが初めて指摘!「アベノミクスが(世界経済の)新たなリスク」 財政健全化策を要請!
です。

最近のコンテンツは、
 インデックスページ
で見られます。

過去に書かれたものは、
 アーカイブのページ
で見られます。

年月別アーカイブ

最近のトラックバック