すでに、先行的なユーザーなら上手に使いこなしてもいる、いわゆる "SIMフリー" ( ◆ 参照 ) についてである。
◆ 参照
< SIMフリー 【しむふりー】
SIMカードの種類を選ばずに使える携帯電話、またそのシステムのこと。SIMカード(Subscriber Identity Module Card)とは、電話番号などの識別情報が記録されたICカードのことで、このカードを差し込むことで携帯電話が使用可能になる。電話機の中には、特定のSIMカードだけで利用できる機能が組み込まれており、これをSIMロックと呼ぶ。
日本の携帯電話は、販売店が新規顧客を獲得するたびに、キャリアが一定の奨励金を支払うシステムが一般的だった。この販売奨励金制度というシステムが、携帯電話の原価割れ販売などを可能にした。長期の契約を確保することによってその差額を埋めることになるのだが、キャリアが奨励金を回収するまで、他キャリアへ乗り換えたり機種変更ができない仕組みを維持することが必要となる。このために携帯電話にSIMロックがかけられるのが当たり前だった。......
2010年、総務省はSIMロックの解除を携帯キャリア各社に求め、同年4月、大手キャリア4社は原則解除することに合意し、ユーザーは自由に端末とキャリアを組み合わせて使える可能性が広がっ。メーカー側はキャリアに依存しない端末を開発できるため、開発コストを抑えられると同時に広いマーケットに向けて販売が可能となるメリットがある。SIMロックの解除されたSIMフリー携帯が市場に出回ることで、企業間の競争が激しくなり通話料の値下げなど利用者の利便性が高まるとも考えられている。...... >( Kotobank.jp/SIMフリー )
"SIMフリー" 方式の普及に関しては、ユーザー側の "キャリアお任せ(?)" といった "惰性(?)" があったことや、"SIMフリー用スマホ本体" の入手にちょっとしたハードルがあったことなどが懸念されていたようだ......。
現に、"この金額"!騙されてしまうと"諦め切れない"!? "SIMフリー"スマホの海外通販要注意!( 当誌 2012.12.27 ) といった "本体入手" 上のリスクがあったりもした......。
こうした煮え切れない環境に、打たれるべき手が打たれたとでも言うべき "環境整備(?)" がなされたようである。
下記引用サイト記事 1 : アップル、国内でもSIMフリーiPhoneを発売--アップルストアで購入可能に/CNET Japan 坂本純子(編集部)/2013.11.22 - 17:39 がそのひとつだ。
<アップルは11月22日、SIMフリーのiPhone 5s/iPhone 5cの販売を開始した。オンラインの Apple Store から購入できる> と。
また、この動きと同期する格好で立ち上がっているのが、かねてより "既存キャリア" の布陣に "異を唱える" スタンスをとり続けてきた "日本通信" の新スタイルによる "音声通話SIM" 発売だ。
下記引用サイト記事 2 : 日本通信、"データ通信無料"の音声通話SIMを発売--「価格競争に終止符を打つ」/CNET Japan 松田真理(マイカ)/2013.11.13 - 16:24 がこれを報じている。
<日本通信は11月13日、音声サービスの基本料のみで、データ通信料は無料となる「スマホ電話SIM フリーData」を11月23日に発売すると発表した。日本通信では同製品によって「データ通信SIMの価格競争に終止符を打つ」とコメントしている> とある。
何と言っても、利用者が増加の一途を辿る "スマホ" であり、また、圧倒的シェアを占めるのが "アップル iPhone" である。急速な普及とまで行くかどうかは別としても、この新しい動向が無視し難いトレンドとなることは間違いなさそうだ......。
【 引用記事 1 】
アップル、国内でもSIMフリーiPhoneを発売--アップルストアで購入可能に/CNET Japan 坂本純子(編集部)/2013.11.22 - 17:39
アップルは11月22日、SIMフリーのiPhone 5s/iPhone 5cの販売を開始した。オンラインの Apple Store から購入できる。
SIMフリー版のiPhoneが選べるようになっている
iPhone 5sのSIMフリーモデルの価格は16Gバイトモデルが7万1800円、32Gバイトモデルが8万1800円、64Gバイトが9万1800円となっている。出荷予定日は1~2週となっている(17時35分現在)。
iPhone 5cのSIMフリーモデルの価格は16Gバイトモデルが6万800円、32Gバイトモデルが7万1800円となっている。出荷予定日は1~3営業日だ(17時35分現在)。
これまで日本では、ソフトバンクモバイル、KDDI、NTTドコモの3キャリアからのみ販売されており、アップルストアでiPhoneを購入してもいずれかのキャリアと契約する必要があった。
【 引用記事 2 】
日本通信、"データ通信無料"の音声通話SIMを発売--「価格競争に終止符を打つ」/CNET Japan 松田真理(マイカ)/2013.11.13 - 16:24
日本通信は11月13日、音声サービスの基本料のみで、データ通信料は無料となる「スマホ電話SIM フリーData」を11月23日に発売すると発表した。日本通信では同製品によって「データ通信SIMの価格競争に終止符を打つ」とコメントしている。
データ通信無料のSIM「スマホ電話SIM フリーData」
月額基本料金は1560円で、30秒あたり20円の音声サービスと200kbpsの定額データ通信が利用できる。高速データ通信を利用する場合は、月額基本料金3120円で、3Gバイトまで速度を向上できるという。最低利用期間は5カ月で、途中解約の場合は8000円の解約金がかかる。
スマホ電話SIM フリーDataのパッケージ料金は3000円。SIMカードのサイズは、標準SIM、マイクロSIM、ナノSIMの3つを用意した。一般流通版以外に、イオン版、ヨドバシカメラ版、Amazon版も販売する。
こうした "新しい動向に着目" したいのは、とにかく "スマホの通信料は高過ぎる!" という喜べない現状! があるからだ...... (2013.11.24)
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