とかく、隠されがちなのが "リアル" 社会の現実!
(マス)メディアが巻き散らかす "仮想社会" のイメージに、日々身を任せていると、何が何だかさっぱり分からなくなりそうだ......。
そして、「王様は裸だ!」だと心底思いつつも、口には出せず、ますます深刻化していく "格差社会" の、その底辺へ、底辺へと沈殿させられていく......。
少なくとも、"動かしようのない社会的事実" については、これが残念ながら "弱肉強食の野生環境!" へと堕ちた今の日本社会の厳しい現実なのだ、として脳裏に刻んでおくべしか......。
その "動かしようのない社会的事実" の一つが、"過去最多を更新" し続ける "生活保護受給者数" であろう。
しかも、"この数字と推移" は、当然のことながら "水面上に浮上した氷山の一角" なのだと考えるのが妥当だと思われる。
水面下には、この "生活保護制度" から漏れたおびただしい規模の "貧困層" が広がっていると想定される......。
下記引用サイト記事:生活保護:受給159万249世帯 ... 過去最多を更新/毎日新聞/2013.11.13 - 11:46 が報じるところの直近の数値を、過去の推移図表と組み合わせてみたのが以下の図表なのである。
【図解・社会】生活保護受給者数の推移/時事ドットコム <今回発表分↑>
こんな場面でしか "右肩上がり!の図" が見られなくなったのが、今の日本社会の "動かしようのない社会的事実" だというわけか......。
生活保護:受給159万249世帯 ... 過去最多を更新/毎日新聞/2013.11.13 - 11:46
厚生労働省は13日、全国で生活保護を受給している世帯が8月時点で159万249世帯(前月比1728世帯増)となり、過去最多を更新したと発表した。
受給者の人数は215万9877人(同931人増)だった。
65歳以上の高齢者世帯が前月比971世帯増え71万6043世帯となり、全体の45%を占めた。働ける世代を含む「その他の世帯」や母子世帯はいずれも微増。厚労省は「無年金や低年金などで生活が困窮し、生活保護を受ける高齢者の増加傾向が続いている」と分析している。(共同)
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
前記の "右肩上がり!の図" は、今後も "更新" されて行かざるを得ないのだろうと思われる。
少なくとも、"格差社会" への "歯止め" 策を持たない、いや、むしろその推進に軸足を置くアベノミクス路線では、落ち着きようがないからだ。
そして、"格差的な貧困" の現実が解消されるのではなく、姑息にも、数字の上だけで(財政的)問題が解消される策(財源の切り詰め!)がいろいろと模索されているようなのである...... (2013.11.14)
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