身体が不自由な人がパソコン操作をするための入力補助装置は、いろいろと考案されている。目の不自由な人向けの "音声入力装置" などは良く知られているが、その他、手の不自由な人向けの "入力操作補助装置" については、身体の症状に応じた "個別対応の特注" に近くなることもあるのか、かなり高額な費用となるようだ。
その点、下記引用サイト記事:息でパソコン操作 近畿大が装置開発/NHK NEWS WEB/2013.11.01 - 05:17 が伝える "ストローによる息を使った装置" は、<パソコン画面のカーソルを動かす> 方式を採用しているためか、<費用が安く抑えられる> とのことである。
<備え付けられたストローをくわえ息を調節すると、パソコン画面のカーソルを動かすことができます。
強く吹き込むと上、弱く吹くと下、強く吸うと右、弱く吸うと左へと動き、大学生などが体験したところ、1週間もすればうまく操作できるようになったということです> とある。
パソコンユーザーにとって比較的 "負荷がかかりにくい" アクションではないかと思われる "呼気/吸気" の強弱に着眼した点は好感が持てると思う。
ちなみに、いわゆる "クリック(Click)" の操作はどのように処理されるのであろうか......。
息でパソコン操作 近畿大が装置開発/NHK NEWS WEB/2013.11.01 - 05:17
ストローをくわえて息を吸ったり吹き込んだりすることでパソコンを操作できる装置を、近畿大学の研究グループが開発しました。
手が不自由な人がコミュニケーションを取るための手段になると期待されています。この装置は、和歌山県紀の川市にある近畿大学生物理工学部の北山一郎准教授などの研究グループが開発しました。
備え付けられたストローをくわえ息を調節すると、パソコン画面のカーソルを動かすことができます。
強く吹き込むと上、弱く吹くと下、強く吸うと右、弱く吸うと左へと動き、大学生などが体験したところ、1週間もすればうまく操作できるようになったということです
。手が不自由な人たちがパソコンを操作する手段としては、これまでも目の動きを読み取る装置などがありましたが、新たな装置は費用が安く抑えられるということです。
研究グループによりますと、息だけでパソコンを操作できる装置は世界で初めてだということで、今後改良を重ね、2年後の実用化を目指すことにしています。
北山准教授は「手が動かなくなった人も、こうした装置でより多くの人とコミュニケーションを取ることができる。障害のある人たちにも協力してもらい実用化を目指したい」と話しています。
身体が不自由な人の症状にはさまざまなケースがあり、またどんな操作方法ならば習得し易いかの向き、不向きもあるだろうから、"PC操作補助装置" の種類にもさまざまなバリエーションが準備されて然るべきかと思われる...... (2013.11.03)
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