"C型肝炎" については、しばしば耳にはするものの、そのリスクや正しい対処法に関してはさほど知られていないのかもしれない。
下記引用サイト記事 : C型肝炎の早期治療勧める医師は半数/NHK NEWS WEB/2013.12.14 - 10:50 に沿って要点から言えば、次のようになる。
<肝臓がんの原因の8割を占めるC型肝炎は、専門の医師が適切な治療を行えば9割近い人でウイルスを取り除ける/ 中高年を中心に推定150万人の感染者がいるC型肝炎は、早期に治療すれば肝臓がんなどへの進行を防ぎ治すことができます> という。
まさに、"早期発見!早期治療!" の鉄則がピッタリと当てはまるのが "C型肝炎" のようである。
ところが、注目されるべき "問題点!" が浮かび上がっている、というのだ。
<企業で健康管理を行う全国の産業医のうち、感染が分かってすぐに治療を勧める医師は、全体の半分しかいない/ 全国の産業医900人にアンケート調査したところ、感染が分かった段階で従業員をすぐに専門の医療機関に紹介しているという医師は53%しかいませんでした/ 中には、肝臓がんや肝硬変が疑われるなど症状が進行して初めて紹介すると答えた医師も多数> とある。
◆ 参照 <産業医(さんぎょうい、英: Occupational Health Physician)は、企業等において労働者の健康管理等を行う医師である。労働安全衛生法により、一定規模の事業場には産業医の選任が義務付けられている>( 産業医/ウィキペディア )
どうしてこうした信じ難い事態!が起こっているのかは不明だが、厚生労働省はこうしたおぞましい事実を直視して善処すべきだと思う......。
C型肝炎の早期治療勧める医師は半数/NHK NEWS WEB/2013.12.14 - 10:50
中高年を中心に推定150万人の感染者がいるC型肝炎は、早期に治療すれば肝臓がんなどへの進行を防ぎ治すことができますが、企業で健康管理を行う全国の産業医のうち、感染が分かってすぐに治療を勧める医師は、全体の半分しかいないことが厚生労働省の研究班の調査で分かりました。研究班では、がんなどにならずに済む機会を逃していると指摘しています。
肝臓がんの原因の8割を占めるC型肝炎は、専門の医師が適切な治療を行えば9割近い人でウイルスを取り除けるようになっていて、国のガイドラインは感染が分かった段階で専門の医療機関に紹介するよう医師に求めています。
ところが、厚生労働省の研究班で武蔵野赤十字病院の泉並木医師らのグループが全国の産業医900人にアンケート調査したところ、感染が分かった段階で従業員をすぐに専門の医療機関に紹介しているという医師は53%しかいませんでした。
また、中には、肝臓がんや肝硬変が疑われるなど症状が進行して初めて紹介すると答えた医師も多数いました。
調査を行った泉医師は「肝炎は自覚症状がほとんどないので治療の必要性が十分理解されていない。治療開始が遅れないよう感染が分かった段階で専門医に紹介する仕組みが必要だ」と話しています。
種々の "がん" に対する治療技術が飛躍的に向上している昨今であるが、言うまでもなく、最善の対策が "発病の未然防止、予防" にあること! は疑う余地がなかろう...... (2013.12.15)
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