インターネット通販システムで注文をした商品が "一両日" で配送される方式は、すっかり一般化した。
言うまでもなく "Amazon" が筆頭格であるが、同業他社各社もその "配送時間" の短縮には鎬(しのぎ)を削っている。
消費者はというと、"ネット・ショッピング" にあっては、そうした "最短時間での配送" がもはや当たり前という消費感覚となってしまったようだ。
かつてはそれが普通でもあったはずの "二三日~四五日" もかかるとなれば、注文をも再考するほどにわれわれは "飼い慣らされて(?)" しまったかのようだ。
しかし、"最短ケース" では、"(注文)当日配送" にまで "配送時間" が短縮されているのだから、さすがにこれで打ち止め(?)であろう......、と思っていた。
ところが、"まだ!まだ!" と檄を飛ばす声が聞こえてでも来るかのような気配である。いや、消費者側からの要望ではなくて、当の "インターネット通販システム側" からの動きなのである。
あたも、現状、横並びとなった観もある "現行水準" では "アドバンテージ(advantage)" 不足だ! とでも言いたげな様子なのである。もちろん、"インターネット通販最大手 Amazon" の動向なのである。
そこまでやるか!? というような "軍事作戦(?)" 並みの "空輸方式" を模索中だというのだ。
まずは、下記引用サイト記事 2 : 米アマゾン、無人飛行機で宅配テスト 商品の86%対象/朝日新聞/2013.12.02 - 19:00 に目を向けたい。
<米インターネット通販最大手のアマゾンは1日、無人飛行機を使った商品の配達をテストしていると公表した。全地球測位システム(GPS)を備えた小型の無人機を飛ばし、商品を顧客の自宅にすばやく届けられるという/ サービス開始にはさらにテストと関連当局の認可が必要/ 早ければ4~5年後に実用化できる可能性もある/ SFのようだが、そうではない> と。
そして次に、下記引用サイト記事 1 : に目を向けると、この "Amazon" の "途方もない構想" が、"米上院商務委員会/公聴会" で取り上げられるというのだから、まんざら "絵空事ではない" ―― SFのようだが、そうではない という印象を補強しているかのようである。
<米インターネット通販最大手のアマゾンが検討している無人飛行機による商品の配送サービスについて、米上院商務委員会のロックフェラー委員長は3日、安全性などを確認するための公聴会を来年初めに開く方針を明らかにした/ アマゾンの計画は、米国企業の創意工夫の表れ/ 無人飛行機の活用を進めるためにも、厳格な安全性やプライバシーの基準を満たしているかを確かめる必要がある> というのである。
<無人飛行機> と言えば、"偵察/攻撃" 云々という "軍事領域" での出来事を思い起こすわけだが、それが唐突に "ビジネス・ジャンル" にも出現して来るのだから恐れ入る......。
【 引用記事 1 】
アマゾンの無人機配達、本当に安全? 米、公聴会開催へ/朝日新聞/2013.12.04 - 11:52
【ワシントン=五十嵐大介】米インターネット通販最大手のアマゾンが検討している無人飛行機による商品の配送サービスについて、米上院商務委員会のロックフェラー委員長は3日、安全性などを確認するための公聴会を来年初めに開く方針を明らかにした。
ロックフェラー委員長は声明で「アマゾンの計画は、米国企業の創意工夫の表れ」としたうえで、「無人飛行機の活用を進めるためにも、厳格な安全性やプライバシーの基準を満たしているかを確かめる必要がある」とコメントした。
アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は、すでに無人飛行機による配送テストを進めていることを明らかにしており、4~5年後に実用化できる可能性があるという。
【 引用記事 2 】
米アマゾン、無人飛行機で宅配テスト 商品の86%対象/朝日新聞/2013.12.02 - 19:00
【ニューヨーク=畑中徹】米インターネット通販最大手のアマゾンは1日、無人飛行機を使った商品の配達をテストしていると公表した。全地球測位システム(GPS)を備えた小型の無人機を飛ばし、商品を顧客の自宅にすばやく届けられるという。
ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が1日、出演した米テレビ番組中で明らかにした。ベゾス氏によると、サービス開始にはさらにテストと関連当局の認可が必要となるが、早ければ4~5年後に実用化できる可能性もあるという。同氏は番組中で試作機を公開し、「SFのようだが、そうではない」と語った。
無人機で配送できるのは重さ2・3キロまでの商品。同社が取り扱っている商品の約86%が対象となる。最寄りの物流センターから約30分で届けられ、目的地に着くと商品を投下するシステムなどが検討されている。
"途方もない構想" と言えば、つい先日、清水建設の「月太陽発電/Lunar Ring」構想!当面は仮説の域を出ないものであっても!( 当誌 2013.11.30 ) というニュースに目を向けた。
"旺盛な必要性の発見" と "高度な達成技術" とが "追いつき追い越せ" の "カーチェイス" を繰り広げて、時代環境は激変を続けて行くようだ...... (2013.12.05)
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