年明け早々、関東地方では千葉県東方沖周辺を震源とする小規模な複数の地震に見舞われている。
そんな矢先、その千葉県東方沖周辺付近で "通常とは異なる地殻変動" が起きており、過去の経緯からして、念のため、注意するに越したことはないとされている。
下記引用サイト記事 : 千葉県沖 地震活動に注意を/NHK NEWS WEB/2014.01.10 - 17:05 によると、
<今月小規模な地震が相次いでいる千葉県の沖合周辺で、地下のプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動が起きている/ 過去にはスロースリップに伴って震度4前後の揺れの地震が起きていることから、気象庁は念のため、注意を呼びかけています> とある。
地震を引き起こす通常の "地殻変動<" が、プレート間に貯められたしわ寄せエネルギーを一気に解消する "地殻変動( =クイック・スリップ ? )" であるのに対して、「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動は、<ずれ動いた量は、5日間で最大およそ6センチと推定> される、まさにゆっくりな動きなのだという......。
千葉県沖 地震活動に注意を/NHK NEWS WEB/2014.01.10 - 17:05
今月小規模な地震が相次いでいる千葉県の沖合周辺で、地下のプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動が起きていることが国土地理院などの観測で分かりました。過去にはスロースリップに伴って震度4前後の揺れの地震が起きていることから、気象庁は念のため、注意を呼びかけています。
気象庁によりますと、今月に入って千葉県東方沖周辺では小規模な地震が相次ぎ、2日と7日には千葉県で震度3の揺れを観測しました。
国土地理院と防災科学技術研究所の発表によりますと、房総半島に設置しているGPSや傾斜計の観測点で、今月2日ごろから、地盤が通常とは逆の南東に僅かにずれ動く変化が捉えられているということです。
この付近は、陸側のプレートの下に海側からフィリピン海プレートが沈み込んでいて、これらのプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動が起きているということです。
ずれ動いた量は、5日間で最大およそ6センチと推定されています。
スロースリップが起きると、周辺で地震活動が活発になることが知られていて、7年前の平成19年8月には千葉県で最大で震度5弱の揺れの地震が発生したほか、平成23年11月には、スロースリップが収まっておよそ1か月後に、千葉県で最大で震度4の揺れの地震が発生しました。
気象庁は、「スロースリップが起きると、数か月間、地震活動が活発になることがあり、念のため注意してほしい」と話しています。
大なり小なり地震に結びつく通常の "地殻変動( =クイック・スリップ ? )" に対して、地震を引き起こさない「スロースリップ」は、"悪玉" ならぬ "善玉" の"地殻変動" だと見えもするが、必ずしもそうでもないらしい。
"地盤にかかる力のバランスが崩れることで、地震活動が活発化!" することが、過去の経緯からも確認されているとのことである...... (2014.01.12)
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