ミツバチへの悪影響が懸念の"ネオニコチノイド系"農薬、人の脳や神経に悪影響の恐れ!

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 "農薬による環境汚染" は、"問題視される側面が二つ" あるようだ。
 一つは、"① 人体への有害性!" でありもう一つは、"② 生態系の破壊!" である。
 今回、着目する "ネオニコチノイド系農薬" は、どうもこれら "二つの危険" を兼ね備えていることになるようだ。

 そのため、下記引用サイト記事 1人の脳や神経に悪影響の恐れ ネオニコチノイド系農薬/【共同通信】/2014.01.02 - 18:34 は、以下のように報じている。

 <ミツバチへの悪影響が懸念されているネオニコチノイド系農薬のうち2種類が、低濃度でも人間の脳や神経の発達に悪影響を及ぼす恐れがあるとの見解を、欧州連合(EU)で食品の安全性などを評価する欧州食品安全機関(EFSA)がまとめた> と。

 つまり、従来、欧州連合(EU)では、"ネオニコチノイド系農薬" を、いわば "② 生態系の破壊!" という問題側面 = <ミツバチは蜂蜜を作るだけでなく、植物の花粉を運んで受粉させる上で重要な役割を担っているとして、ミツバチ減少に危機感>( 下記引用サイト記事 2EU、ミツバチ減少で殺虫剤禁止 12月から、保護強化/【共同通信】/2013.05.24 - 21:47 ) という面から警戒していた。

 だが、ここに来て、<低濃度でも人間の脳や神経の発達に悪影響を及ぼす恐れがある> として、"① 人体への有害性!" にも目を向け、より警戒を強める姿勢に転じたというわけだ。

 この点を推測してみるに、<山田教授は「ハチが即死しないような濃度でも、農薬を含んだ餌を食べたハチの帰巣本能がだめになり、群れが崩壊すると考えられる」と指摘>( 下記引用サイト記事 3農薬でミツバチの群れ消失 ネオニコチノイド系/【共同通信】/2013.06.17 - 09:59 ) とあるから、<ハチの帰巣本能がだめになる> ことと、<低濃度でも人間の脳や神経の発達に悪影響を及ぼす恐れ> があることとの間に、"不気味な関連性" が見え隠れしているかに思える......。

 いずれにせよ、こうした欧州での警戒の推移を "軽んじる愚!" を犯さない方が良さそうだと思われる......。

【 引用記事 1 】

 人の脳や神経に悪影響の恐れ ネオニコチノイド系農薬/【共同通信】/2014.01.02 - 18:34

 ミツバチへの悪影響が懸念されているネオニコチノイド系農薬のうち2種類が、低濃度でも人間の脳や神経の発達に悪影響を及ぼす恐れがあるとの見解を、欧州連合(EU)で食品の安全性などを評価する欧州食品安全機関(EFSA)がまとめたことが2日、分かった。
 2種類はアセタミプリドイミダクロプリド。EFSAは予防的措置として、アセタミプリドについて1日に取ることができる許容摂取量(ADI)を引き下げるよう勧告した。この2種類は日本でも使われており、国内でも詳しい調査や規制強化を求める声が強まりそうだ


【 引用(過去)記事 2 】
 EU、ミツバチ減少で殺虫剤禁止 12月から、保護強化/【共同通信】/2013.05.24 - 21:47

 【ブリュッセル共同】欧州各地でミツバチが減少している事態に対処するため、欧州連合(EU)の欧州委員会は24日、原因の一つとされるネオニコチノイド系の殺虫剤3種類の使用を今年[2013年]12月からEU全域で禁止することを決定した。専門家によると、一部は日本でも製造、販売されているという。

 ミツバチの減少は欧州だけでなく、日本を含む世界各地で問題になっており、植物など生態環境への影響が懸念されている。

 欧州委は、ミツバチは蜂蜜を作るだけでなく、植物の花粉を運んで受粉させる上で重要な役割を担っているとして、ミツバチ減少に危機感を強め、保護強化に乗り出した。


【 引用(過去)記事 3 】
 農薬でミツバチの群れ消失 ネオニコチノイド系/【共同通信】/2013.06.17 - 09:59

 国内外で広く使われているネオニコチノイド系農薬をミツバチに摂取させると、比較的低濃度でも巣箱の中のミツバチがいなくなり、群れが消える「蜂群崩壊症候群(CCD)」に似た現象が起こるとの実験結果を金沢大の山田敏郎教授らのチームが17日までにまとめた。

 山田教授は「ハチが即死しないような濃度でも、農薬を含んだ餌を食べたハチの帰巣本能がだめになり、群れが崩壊すると考えられる」と指摘。養蜂への影響を避けるためネオニコチノイド系農薬の使用削減を求めている一方農薬メーカーは「科学的根拠が明らかでない」と否定的な見方を示した。


 こうした "環境汚染問題" を目の当たりにする時、思いださざるを得ないのは、今でこそ "製造禁止(2011年~)" となっている "アスベスト(石綿)" が、人体や環境に対して有害であることが問題となったのは、何と 1970年代 のことだったという点
 ちなみに、あの米国の人気俳優 "スティーブ・マックイーン" が、アスベストが原因の肺がん/中皮腫を発症して亡くなったのは、1980年のことであった......。
 とにかく、"環境問題発覚" から "法的禁止対応" までには多大な時間が費やされ、夥しい数の犠牲者が折り重なる悲劇が続く...... (2014.01.04)













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