< とかく、隠されがちなのが "リアル" 社会の現実!
(マス)メディアが巻き散らかす "仮想社会" のイメージに、日々身を任せていると、何が何だかさっぱり分からなくなりそうだ......。
そして、「王様は裸だ!」だと心底思いつつも、口には出せず、ますます深刻化していく "格差社会" の、その底辺へ、底辺へと沈殿させられていく......。
少なくとも、"動かしようのない社会的事実" については、これが残念ながら "弱肉強食の野生環境!" へと堕ちた今の日本社会の厳しい現実なのだ、として脳裏に刻んでおくべしか......。
その "動かしようのない社会的事実" の一つが、"過去最多を更新" し続ける "生活保護受給者数" であろう。...... >( 生活保護:受給159万249世帯/215万9,877人で"過去最多を更新"!これが"リアル"社会!( 当誌 2013.11.14 ) )
"生活保護受給者の過去最多更新!" という残念な事実に関して、以前に書いた文の書き出しをそのまま使うことにした。"事態に何ら変化がない!" ためだ。
株価上昇だ、景気回復だと吹聴されてみても、"こうした数字" を見るかぎり、経済状況は何ら変わっていないかのように見えてならない。
いや、吹聴される事実(株価上昇・景気回復)が、もし "額面どおり" だとして、それでもなお "生活保護受給者の過去最多更新!" という事態に帰結してしまうのであれば、そこから読み取れるのは、まさに "格差社会の昂進!" 以外ではなさそうである。
下記引用サイト記事 : 生活保護受給者 過去最多更新/NHK NEWS WEB/2014.01.08 - 13:05 は、"問題含みの事実" を実に淡々と伝えている。
<生活保護を受けている人は、去年10月の時点で全国で216万4000人を超え、過去最多を更新した/ 生活保護を受給した世帯も159万4729世帯で、6か月連続で前の月より増え、過去最多を更新/ 厚生労働省は、「雇用情勢は改善しているものの、年金だけでは暮らせない高齢者の受給世帯が増えているためではないか」と分析> とある。
ちなみに、上記の "厚生労働省の分析" は、監督官庁としての分析とは思えないほどの "意味不明(無責任)さ!" ではないか......。
【 引用記事 1 】
生活保護受給者 過去最多更新/NHK NEWS WEB/2014.01.08 - 13:05
生活保護を受けている人は、去年10月の時点で全国で216万4000人を超え、過去最多を更新したことが、厚生労働省のまとめで分かりました。
厚生労働省によりますと、去年10月に生活保護を受けた人は全国で216万4338人で、前の月よりも4530人増えました。
これは、これまでで最も多かった去年3月よりも3285人増えて、過去最多を更新しました。
生活保護を受給した世帯も159万4729世帯で、6か月連続で前の月より増え、過去最多を更新しました。
世帯の内訳は「高齢者世帯」が最も多く全体の45%を占めているほか、働くことができる世代を含む「その他の世帯」と、けがや病気などの「傷病者世帯」が、いずれも18%となっています。
生活保護の受給者の数は、リーマンショック以降、毎月増え続ける傾向にありましたが、今年度は4月以降増えたり減ったりしていて、増加のペースは緩やかになっています。
厚生労働省は、「雇用情勢は改善しているものの、年金だけでは暮らせない高齢者の受給世帯が増えているためではないか」と分析しています。
【 過去参照記事――これまでの推移 】
【図解・社会】生活保護受給者数の推移/時事ドットコム <今回発表分↑>
( 生活保護:受給159万249世帯/215万9,877人で"過去最多を更新"!これが"リアル"社会!( 当誌 2013.11.14 )より抜粋 )
"格差社会の昂進!" が、米国社会のように急速に進む中では、いわゆる "景気回復" という言葉自体が、社会の多数の人々にとっては "実感ナシ!" という状況になって行くに違いない。
そういう "構造" になるからこそ、困難さを伴うことになる "国民的合意形成/世論形成" のために、益々、メディアが "政府広報紙" 的役割を担わされて行くのであろう...... (2014.01.09)
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