"地球温暖化" 傾向が深刻化する中で、"CO2削減" に向けた "新しい対策" が種々試みられている昨今である。
当誌でも、"CO2削減" に貢献する以下のような "斬新なアプローチ" に注目してきた。
◆ 参照 "植物の光合成"促進に新技術:気孔拡大に成功(名大)!収穫増、CO2削減促進に期待!(当誌 2013.12.25)
◆ 参照 一酸化炭素を高効率に分離・回収する新材料開発(京大)!"CO2 排出削減"対策にも貢献!(当誌 2013.12.14)
だが、下記引用サイト記事 1 : CO2を地中に封じ込めで地層調査へ/NHK NEWS WEB/2014.01.12 - 05:56 によると、
その "CO2削減" の<切り札になると期待> されている "技術" があるという。
<火力発電所や工場の排出ガスなどから二酸化炭素を回収して地下1000メートルより深い地中に封じ込める技術は「CCS」と呼ばれ、地球温暖化の原因のひとつとされる二酸化炭素を削減する切り札になると期待されている> という。
<アメリカやノルウェーなどですでに実用化されていますが、日本政府も北海道苫小牧市で本格的な実証実験を行う準備を進めており、来年度以降、日本周辺の海域10か所で、二酸化炭素を封じ込めやすい地層の調査を始めることになりました。> とある。
なお、下記引用サイト記事 2 : グローバルCCSインスティテュート では、"CCS" 技術を以下のように解説している。
<CCS は、発電所や工場などの施設において化石燃料を使用した際に、大気中に放出される二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを、大量に削減しようとする技術です。...... CCS は、Carbon dioxide(CO2)、Capture(回収)、Storage(貯蔵)の頭文字を意味します。石炭や石油、ガスなどの化石燃料を燃焼させる大規模な産業プラントから排出されるCO2を回収(Capture)し、適切な貯留サイトに輸送した後に、CO2を地中深くに圧入する(Storage)技術です>
【 引用記事 1 】
CO2を地中に封じ込めで地層調査へ/NHK NEWS WEB/2014.01.12 - 05:56
政府は地球温暖化を防ぐため、火力発電所などから出る二酸化炭素を回収して地中深くに封じ込める技術の実用化を目指し、来年度・H26年度から日本周辺の海域で封じ込めに適した地層の調査を始めることになりました。
火力発電所や工場の排出ガスなどから二酸化炭素を回収して地下1000メートルより深い地中に封じ込める技術は「CCS」と呼ばれ、地球温暖化の原因のひとつとされる二酸化炭素を削減する切り札になると期待されています。
海外ではアメリカやノルウェーなどですでに実用化されていますが、日本政府も北海道苫小牧市で本格的な実証実験を行う準備を進めており、来年度以降、日本周辺の海域10か所で、二酸化炭素を封じ込めやすい地層の調査を始めることになりました。
具体的には、調査船から音波を使って海底の地層の構造を調べ、二酸化炭素を封じ込めるのに適した特殊な地層を見つけるとしています。
日本周辺の海域には、国内の年間排出量のおよそ100年分の二酸化炭素を貯蔵できるという推計もあり、政府は今回の調査で具体的な場所を絞り込み実用化を急ぐ考えです。
【 引用記事 2 】
CCSとは?
CCS は、発電所や工場などの施設において化石燃料を使用した際に、大気中に放出される二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを、大量に削減しようとする技術です。...... CCS は、Carbon dioxide(CO2)、Capture(回収)、Storage(貯蔵)の頭文字を意味します。石炭や石油、ガスなどの化石燃料を燃焼させる大規模な産業プラントから排出されるCO2を回収(Capture)し、適切な貯留サイトに輸送した後に、CO2を地中深くに圧入する(Storage)技術です。
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
<日本周辺の海域には、国内の年間排出量のおよそ100年分の二酸化炭素を貯蔵できるという推計> もあるそうだから、"CO2削減" に貢献する "CCS技術" が、順調に実用化されることを大いに期待したい...... (2014.01.14)
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