「涙で血糖値」グーグルが新コンタクト開発へ! "ウェアラブル端末"→"医療機器"へ!

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 "ウェアラブル端末" としての眼鏡型端末「グーグル・グラス(Google Glass)」ウィキペディア/Google Glass )が話題となり始めたばかりだが、グーグルは既に "Next" の話題製品:"スマートコンタクトレンズ" を提供し始めたとある。

 下記引用サイト記事 1「涙で血糖値」グーグルが新コンタクト開発へ/NHK NEWS WEB/2014.01.17 - 20:41 がその動向を報じている。

 <アメリカのIT企業グーグルは、糖尿病の患者の負担を減らすため、血液の代わりに涙の成分から血糖値を測定するためのコンタクトレンズの開発を始めたことを明らかにしました/ 具体的にはコンタクトレンズに小型のセンサーを埋め込み、涙の成分に含まれるブドウ糖の量を、自動的に測定する仕組みを開発する計画/ レンズに小型のLEDライトを装着し血糖値が基準を超えた場合には、ライトが点滅して警告する仕組みについても実用化できないか検討> とある。

 さすがにグーグルのビジネス・センスは研ぎ澄まされている。

 と言うのも、<ミシガン州立大学化学検査学部のMark Meyerhoff氏は、「世界の糖尿病患者数は3億5000万に上り、世界の人口の約5%が糖尿病をもっている。米国だけで糖尿病有病数は約2600万人に上る。糖尿病は増加を続けており、血糖自己測定に対するニーズは多い」と説明>( 涙で血糖測定 高感度センサーを開発/糖尿病ネットワーク/2012.01.05 )とされているからだ。

 ところで、"涙で血糖値測定" という医学的事実についてであるが、次の解説が参考になる。

 <...... 涙から血糖測定する技術は1930年代にすでに考えられていたが、正確な測定値を得る技術の開発は難しかった。涙液の血糖レベルは血液に比べ30~50倍希釈であり、少量の体液から感知する高感度のセンサーを開発しなければならなかった。新たに開発された針センサーは、涙液中の血糖レベルを1.5ミクロンの精度で読み取る非常に高感度なものだ。
 「涙液の血糖レベルは血液に比べ大幅に濃度が低い。さらに、涙液を採取するときに目を擦って刺激しないようにしなければならない。ストレスの影響も大きいという課題がある。今後さらなる研究が必要だ」と研究者らは説明している
>( 涙で血糖測定 高感度センサーを開発/糖尿病ネットワーク/2012.01.05

 決して荒唐無稽であるどころか、実用化への可能性は極めて高い、そんな気配である。この「スマートコンタクトレンズ」の方が、やがては、眼鏡型端末「グーグル・グラス(Google Glass)」よりも "稼ぎ出す(!?)" ことになるのかもしれない......。

【 引用記事 1 】

 涙で血糖値グーグルが新コンタクト開発/NHK NEWS WEB/2014.01.17 - 20:41

 アメリカのIT企業グーグルは、糖尿病の患者の負担を減らすため、血液の代わりに涙の成分から血糖値を測定するためのコンタクトレンズの開発を始めたことを明らかにしました

 これは、グーグルが16日に発表したものです。
 糖尿病の患者は、毎日数回ずつ指先に針を刺したりして、血糖値を調べることが求められていますが、多くの患者がこうした方法を負担だと感じています
 こうした中でアメリカでは、血液の代わりに涙の成分から血糖値を測定し、患者の負担を減らそうという研究が進められていて、グーグルはこの方法を実用化するためのプロジェクトを立ち上げました。具体的にはコンタクトレンズに小型のセンサーを埋め込み、涙の成分に含まれるブドウ糖の量を、自動的に測定する仕組みを開発する計画です。
 そして、レンズに小型のLEDライトを装着し血糖値が基準を超えた場合には、ライトが点滅して警告する仕組みについても実用化できないか検討するとしています。ただ、こうしたレンズを実用化するには安全面などで多くの課題があるとして、グーグルはアメリカ政府の関係当局や医療の専門家などと協議を進めることにしています。


【 参考サイト記事 】
 <Googleが試作したスマートコンタクトレンズでは、2つのソフトコンタクトレンズ層の間に無線チップとセンサーが埋め込まれており、涙に含まれているブドウ糖量を計測する。1秒に1回の計測が可能で、血糖値の急激な変化をLEDの光で知らせる機能も模索されている。
 スマートコンタクトレンズは、「Google X」による先進的開発プロジェクトの1つとして開発が進められる。試作品の改良に向けた臨床研究もすでに複数完了しているという
>( Googleが「スマートコンタクトレンズ」試作、涙で糖尿病患者の血糖値測定/Internet Watch/2014.01.17 18:02

 "ウェアラブル端末" が "医療機器" へと応用されて行くのではないかという予測は、以前からあるにはあった。
 ただ、"血圧、心拍数" などではなく、"血糖値" のリアルタイム測定にまでジャンプするところが、グーグルの跳躍力! だと言うべきか...... (2014.01.19)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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