"がん治療" と言えば "抗がん剤" と反射的に言われるほどに、"がん治療" と "抗がん剤" の処方とは一体化されているようです。
ただ、"抗がん剤" 処方に対する見方/評価は、必ずしも肯定的なものばかりではなく、その "副作用( 白血球減少、免疫力の低下、脱毛、吐き気、下痢 etc. )" や、"高額な治療費"( ◆ 参考: 抗がん剤の治療費/がん治療費.com )などの点から、"患者における負担が大き過ぎる!" という見解も少なくないようです。
中には、「医者は"自分自身"に抗ガン剤を使わないという事実」 ( ガン治療最新レポート ) について触れているサイトもあるくらいだ。
真実はどうなのか? については、しばしおくとしても、"リスク無しとは言えない" アプローチである "抗がん剤" 処方の、その "効き目の判定/評価" については適切に行われなければならないはずではなかろうか。
下記引用サイト記事 : 超音波で抗がん剤効果判定 血流観察、兵庫医科大/【共同通信】/2014.01.18 - 18:26 は、この辺の課題に対して一石を投じる意味を持つと思われた。
<肝臓がんの患者に投与した抗がん剤が効いているかどうか、超音波を使って調べられるシステムを、兵庫医科大超音波センターと東芝メディカルシステムズが開発/ 造影剤を血中に投与し、超音波を当てて観察。がんに栄養を与える血液の流れが遅くなり、量が減っていれば、がんが小さくなっていると分かる仕組み/ 抗がん剤は高額で副作用もある。効果が薄い場合、早く別の治療法に切り替えれば患者の負担が少なくて済む> とある。
"がん" に襲われた身近な人たちの場合を振りかえってみても、いざ、罹患(りかん)すると、"医者/病院による判断にほぼ全面的に依存(お任せ)!" することになっている。
ご当人はもちろんのこと、近親者も、驚きのため、あるいは "医学的専門知識" の壁に阻まれて、"思考停止状態(?)" とならざるを得ない。
であるがゆえに、なお一層、"抗がん剤" 処方の "効き目の判定/評価" に関しても、医療側自体がより積極的に実施してもらいたいものだ......。
超音波で抗がん剤効果判定 血流観察、兵庫医科大/【共同通信】/2014.01.18 - 18:26
肝臓がんの患者に投与した抗がん剤が効いているかどうか、超音波を使って調べられるシステムを、兵庫医科大超音波センターと東芝メディカルシステムズが開発した。
造影剤を血中に投与し、超音波を当てて観察。がんに栄養を与える血液の流れが遅くなり、量が減っていれば、がんが小さくなっていると分かる仕組み。年内の実用化を目指している。
飯島尋子センター長は「抗がん剤は高額で副作用もある。効果が薄い場合、早く別の治療法に切り替えれば患者の負担が少なくて済む」と話す。
肝臓がんと同様、血液が多く流れ込む膵臓がんや乳がんでも応用できる可能性があるという。
しかし、考えてみると、"抗がん剤" 処方も含み、"薬の処方" に関する "フィードバック"( "効き目の判定/評価" )は、"血液検査" や "CT検査などの画像目視" を活用していることは分かるが、結局は "医療側のカン(総合的判断)" によることが少なくないのではなかろうか。
可能なかぎり "数値化できるシステム" への移行が望まれると思うのだが...... (2014.01.20)
コメントする