今、"H7N9型 鳥インフルエンザ" が中国(そして朝鮮半島)で不気味に拡大を続けている動向が気にかかる。
ウイルスは、時間経過の中で予想外の変異を遂げていくため、最悪の事態( "ヒト-ヒト感染!" )も視野に入ってきてしまうからだ。
◆ 参照 [最新情報]"H7N9型 鳥インフルエンザ"厳重な監視が必要!今後のウイルス変異に警戒!( 当誌 2014.01.23 )
そして、下記記事における中国/韓国での最新状況は、やはり要注意! だと言わざるを得ない。
下記引用サイト記事 1 : 鳥インフル感染者100人超に 中国浙江で12人死亡/【共同通信】/2014.01.27 - 22:57 は、昨年を上回るペースとなっている中国での "急拡大" を以下のように伝えている。
<今年に入ってから同日までに確認された感染者は、香港の1人を含め計103人に上り、うち浙江省の事例を含めると中国全体で20人以上が死亡した。約150人が感染した昨年を上回るペースで急拡大している> と。
また、下記引用サイト記事 2 : 鳥インフル初動防疫に失敗、移動中止措置を急いで再発動=韓国(1)/中央日報/中央日報日本語版/2014.01.27 - 13:07 は、韓国での "防疫対策" において "初動防疫に失敗" のあったことが報じられている。
<鳥インフルエンザが過去と同じ様相で広がっているにもかかわらず韓国政府は今回もやはり拡散遮断に失敗した。防疫対策に問題があるという指摘が出ている> とある。
韓国での "失敗" を傍観視していられるほどに、わが国の "防疫対策" は優れているのだろうか。"渡り鳥" の飛来については心配無用なのであろうか......。
【 引用記事 1 】
鳥インフル感染者100人超に 中国浙江で12人死亡/【共同通信】/2014.01.27 - 22:57
【香港、上海共同】 中国の広東、江蘇、湖南、福建4省の衛生当局は27日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の新たな感染者が計6人確認され、うち広東省の男性(68)が死亡したと発表した。新華社電によると、浙江省当局は同日、今年省内で同型ウイルスに感染した49人のうち12人が死亡したことを明らかにした。
今年に入ってから同日までに確認された感染者は、香港の1人を含め計103人に上り、うち浙江省の事例を含めると中国全体で20人以上が死亡した。約150人が感染した昨年を上回るペースで急拡大している。
【 引用記事 2 】
鳥インフル初動防疫に失敗、移動中止措置を急いで再発動=韓国(1)/中央日報/中央日報日本語版/2014.01.27 - 13:07
今回の鳥インフルエンザもやはり「最初の発病から7~10日の峠」を超えることができなかった。一時停滞すると思われたが先週末からは拡散の一途だ。16日に全羅北道高敞郡(チョンラブクド・コチャングン)のカモ農場で鳥インフルエンザが発見されてから8日後の24日からそうなった。首都圏から全羅南道海南(チョンラナムド・ヘナム)まで西海岸全体で、カモにだけ伝染していたのがニワトリにまで広がった。ついに韓国政府は20日に解除したスタンドスティル(一時移動中止)措置を7日ぶりに再発動した。......
このように鳥インフルエンザが過去と同じ様相で広がっているにもかかわらず韓国政府は今回もやはり拡散遮断に失敗した。防疫対策に問題があるという指摘が出ている。ソウル大学獣医学科のキム・ジェホン教授は、「鳥インフルエンザウイルスに先回りして拡散を防がなければならない防疫当局がウイルスを追いかけるのに忙しい。特に渡り鳥の飛来地や農家周辺の消毒に対する中央政府の指針をしっかりと履行しなかった地方自治体が多い」と話した。......( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
去年の春、中国で問題となった "H7N9型 鳥インフルエンザ" は、当時、日本のメディアでも相応に取り上げられ、少なからぬ警戒の目が向けられたかと思う。
しかし、今年は、やや雰囲気が異なるかに見受けられる。決して、"パンデミック・フルー" の脅威が解消されたわけでもないのに、この "治まり方" は何なのだろうか?
もしこうした空気が、"熱し易く醒め易い" 傾向を持つこの国の国民性(?)に起因するのだとしたら、"リアル世界でのウイルス" の執拗さ、凶暴さに対して "甘過ぎる" と思えてならないのだが...... (2014.01.29)
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