"痛み" には、身体が何らかのかたちで傷ついたことを報せる "警告信号/バイタルサイン" だとする "重要な意義" もあるからだ。
また同様に、"発熱" にも、"免疫機能" が働くことによる "自然治癒" の一通過点だとされる側面もある。( "免疫機能" がウイルスを撃退している状態! )
◆ 参照 1. < インフルエンザの対症療法薬
アセトアミノフェン(商品名カロナールなど)=内服薬と坐薬があり、インフルエンザでも安心して服用できる解熱鎮痛剤です。高熱があって痛みがつらい時に頓服で使用しますが、無理に平熱まで下げようとしないでください。前にも話したように発熱はウイルスを排除するための身体の防衛反応なので、下げ過ぎないほうが早く治るのです。整形外科などで処方された鎮痛剤をインフルエンザの解熱剤として用いると、むしろ重症化することがありますので、ご注意ください。......>( インフルエンザ:知っておきたい最新の情報!インフルエンザワクチンの効果過信禁物!( 当誌 2013.12.31 ) )
◆ 参照 2. < 発熱するのは何のため?
かぜのウイルスの侵入を受けると、体はなぜ発熱するようにはたらくのでしょうか?その理由として、次の図のように、ウイルスの侵入をうけた生体にとっては、発熱したほうが有利だということが考えられます。
18~19世紀に解熱剤が開発されたときは、発熱は病的な状態なので、すぐに解熱剤を飲んで是正すべきとの考えがありました。しかし現在は発熱は、体が身を守るための生体防御機能のひとつとして理解されるようになってきました。
少なくとも発熱が軽度で、ほとんど苦痛を訴えない場合には解熱剤の必要はなく、むしろ与えないほうがよいとされています。>( テルモ体温研究所/発熱のメカニズム ) ※ このサイトは、貴重な情報があり、かつ実に分かりやすい......。
下記引用サイト記事 : 「痛くなったらすぐ薬」は間違い!薬を飲まない薬剤師が教える健康法/日刊アメーバニュース/2014.02.19 は、<薬を飲まないで健康な体をつくる方法> をやさしく解説している。
<■「痛いから」という理由ですぐに薬は飲まないで!/ 痛みから解消されるためだけに薬を飲むようであれば、その痛みやつらさから開放するという結果だけで、なんで痛くなったのかという原因を探すことにはなりません 根本的な原因が解決しなければ、また繰り返し悩まされます 自分の体に起きている症状の原因を考えることが、健康の第一歩>
<■低体温は免疫力減退のもと!/ 体温と健康は密接に関わっています/ 体温が1度下がると、免疫力は37%低下し、基礎代謝が12%低下し、体内酵素の働きが50%低下します。免疫力は体内に入ったウィルスや細菌、異物などから体を守る働きがありますから、免疫力が低下すると、病気にかかりやすくなってしまう/ 体温を上げるためには、......筋肉量を増やすことをおすすめ>
<■"インナーマッスル"を鍛える!/ 体温を上げ、免疫力を高めて、代謝をよくするには、背骨から股関節にかけて広がる腸腰筋(ちょうようきん)、肩関節周辺を囲む回旋筋(かいせんきん)を鍛えましょう/ 体温を上げ、免疫力を高めて、代謝をよくするには、背骨から股関節にかけて広がる腸腰筋(ちょうようきん)、肩関節周辺を囲む回旋筋(かいせんきん)を鍛えましょう/ インナーマッスルは直接内蔵を刺激するため、これを鍛えれば、内臓脂肪を燃焼しやすくなり、脂肪がつきにくく痩せやすい体になります。このインナーマッスルを鍛えるには、誰でも手軽にできるウォーキングがおすすめ>
<体温と健康は密接に関わっています> という、一見、平凡な事実に "健康のツボ!" が潜んでいるようである......。
「痛くなったらすぐ薬」は間違い!薬を飲まない薬剤師が教える健康法/日刊アメーバニュース/2014.02.19 - 08:00
テレビCMの影響で「早めに薬を飲めば早めに治る」と思っている人が少なくありません。でも実際はどうなのでしょうか?
熱が出ると、解熱剤などを服用して症状を抑えます。しかし、薬で症状を抑え込むことは、身体が本来持っている自然治癒力の働きを抑え込むということでもあり、むしろ回復が遅れるということも考えられるのです。
そこで今回は、薬を飲まないで健康な体をつくる方法を、国際感食協会理事長の宇多川久美子さんの著書『薬剤師は薬を飲まない』を参考にご紹介します。
■「痛いから」という理由ですぐに薬は飲まないで!
「肩が痛い」「頭が痛い」と感じている状態を放置するのはつらいですよね。でも、その痛みから解消されるためだけに薬を飲むようであれば、その痛みやつらさから開放するという結果だけで、なんで痛くなったのかという原因を探すことにはなりません。
そして根本的な原因が解決しなければ、また繰り返し悩まされます。
たとえば「頭痛に悩まされているけど、もしかしたら肩こりが原因かも」「肩が痛くなるのは姿勢が悪く、血行が悪いからかも」というように、自分の体に起きている症状の原因を考えることが、健康の第一歩なのです。
■低体温は免疫力減退のもと!
多数の健康本にも記載されているように、体温と健康は密接に関わっています。
たとえば体温が1度下がると、免疫力は37%低下し、基礎代謝が12%低下し、体内酵素の働きが50%低下します。免疫力は体内に入ったウィルスや細菌、異物などから体を守る働きがありますから、免疫力が低下すると、病気にかかりやすくなってしまうのです。
体温を上げるためには、食生活の改善もひとつですが、筋肉量を増やすことをおすすめします。
■"インナーマッスル"を鍛える!
"筋肉""トレーニング"と聞くと、目に見えるムキムキの筋肉をイメージしますが、体温を上げ、免疫力を高めて、代謝をよくするには、背骨から股関節にかけて広がる腸腰筋(ちょうようきん)、肩関節周辺を囲む回旋筋(かいせんきん)を鍛えましょう。
さらに、インナーマッスルは直接内蔵を刺激するため、これを鍛えれば、内臓脂肪を燃焼しやすくなり、脂肪がつきにくく痩せやすい体になります。このインナーマッスルを鍛えるには、誰でも手軽にできるウォーキングがおすすめです。
【参考】
※ 宇多川久美子(2013)『薬剤師は薬を飲まない』(廣済堂出版)
そもそも、"免疫力" というものに関心が向く最大の根拠も "それ!" だと言えるわけだが、われわれの "健康法の原点" は、複雑な科学的理論に根差していると言うよりも、ヒトの身体自体に貫かれている "生体の自然なロジック!(自然治癒力)" にあり、これ沿うことであるに違いない...... (2014.02.21)
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