認知症:仮設暮らし リスク1.3倍!/認知症:「本人の努力次第」(自己責任論)ではない!

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 "認知症" の予防/治療には、医学的観点を基軸にしながらも、さまざまな分野からのアプローチが欠かせないようである
 先日も、"記憶と嗅覚" という視点に依拠した "アロマセラピー" という治療法について注目してみた。

 ◆ 参照 アロマセラピー!"香りの力"で認知症を予防する!アルツハイマー型認知症と嗅覚障害!( 当誌 2011.00.00 )

 今回は、少なからず重要な意味を持つはずの "社会的な側面" の問題/課題に注目してみようと思う。

 下記引用サイト記事 1仮設暮らし 認知症リスク増 ... 東北大調査/読売新聞 - yomiDr./2014.03.05 は、まさに "認知症" の "社会的な側面" を裏書きしているのだと思われる。
 "認知症" が、決して、"個々人の身体的状態" のみで説明し尽くされる病気ではないことを、説得力を持って示された実証数値ではなかろうか

 <東日本大震災後の仮設住宅での暮らしが、高齢者の認知症リスクを1・3倍高める可能性があることが、東北大の古川勝敏准教授(老年医学)の研究グループの調査でわかった/ 震災で家族を亡くしたり、外出や運動の機会が減ったりしたことが影響している/ 仮設住宅に暮らす65歳以上の700人を対象に、物忘れの度合いを検査/ その結果、36%にあたる252人に記憶力や判断力、計算力などの低下がみられ、「認知症か認知症予備軍の可能性がある」と判断/ 国内の認知症患者は、予備軍を合わせると高齢者の28%で、仮設住民に占める割合の方が上回っていた> とある。

 また、下記引用サイト記事 2認知症を考える (11)「本人の努力次第」ではない (斎藤正彦、都立松沢病院院長)/読売新聞 - yomiDr./2014.03.02 は、"認知症" を専門的な精神医の眼から見ると、<「本人の努力次第」> で回避できる病気ではない! という点が、説得力あるかたちで平易に語られている

 <現在、認知症の原因疾患を確実に予防する方法はありませんが、血管を含む循環器の健康が、認知症発症のリスクを下げるということはかなり確実/ ただし、健康に注意している人でも、遺伝的な要因など、自分の努力では制御できない理由で、いろいろな病気になることを防ぐことはできません。まして、認知症について言えば、長生きこそが最大のリスクなのです/ 予防への熱意は、裏を返せば、私たち国民の心の中にある認知症への恐怖です。これを医療、介護に関わる経済負担を軽減したい行政的意図があおり立てると、国を挙げての認知症予防フィーバーが起こります。こういう風潮は、認知症になるのは予防を怠ったからだといった自己責任論に結びつきかねません/ 高齢になって健康を維持できるかどうかは、本人の努力だけで決まるものではありません。運悪く病気になった人を、みんなで、快く支え合う社会であってほしいと私は思います> とある。

 人間は "社会的動物" であるのだから、人間の人間たる秀でた特徴としての "意識/精神" が病む("認知症")ことの原因として、"社会的な側面" の問題/課題を考慮しないというのは、やはりムリがあるのだと思われる......。
 "認知症" の予防/治療には、"社会的な側面" の問題/課題が十分に組み込まれるべきだと思えてならない。

【 引用記事 1 】

 仮設暮らし 認知症リスク増 ... 東北大調査/読売新聞/2014.03.05

外出や運動減り1.3倍

 東日本大震災後の仮設住宅での暮らしが、高齢者の認知症リスクを1・3倍高める可能性があることが、東北大の古川勝敏准教授(老年医学)の研究グループの調査でわかった

 震災で家族を亡くしたり、外出や運動の機会が減ったりしたことが影響しているとみられる。

 調査は昨年2~5月に行われ、宮城県気仙沼市周辺の仮設住宅に暮らす65歳以上の700人を対象に、物忘れの度合いを検査した。その結果、36%にあたる252人に記憶力や判断力、計算力などの低下がみられ、「認知症か認知症予備軍の可能性がある」と判断された。国内の認知症患者は、予備軍を合わせると高齢者の28%で、仮設住民に占める割合の方が上回っていた

 また、研究グループは仮設暮らしの高齢者にアンケートも実施。回答のあった1560人の46%が同居していた家族・親族を震災で失っていた。外出頻度は32%が震災前より減ったと答え、12%は週1回未満だった。

 古川准教授は「仮設住宅の生活環境は高齢者が孤立しやすく、行動範囲も限られている。認知症のリスクが高いことを踏まえた対策が必要だ」と指摘している。


【 引用記事 2 】
 認知症を考える (11)「本人の努力次第」ではない (斎藤正彦、都立松沢病院院長)/読売新聞 - yomiDr./2014.03.02

 インターネットの書店で、「認知症」「予防」というキーワードで検索すると、1000冊を超える本がリストアップされます。認知症予防に対する関心の高さの表れでしょう。

 現在、認知症の原因疾患を確実に予防する方法はありませんが、血管を含む循環器の健康が、認知症発症のリスクを下げるということはかなり確実になっています。従って、適切な運動、バランスの取れた食事、規則正しい生活習慣の維持、さらに、高血圧や糖尿病など生活習慣病の早期発見と早期治療が、発症リスクを下げる可能性は小さくありません。

 ただし、健康に注意している人でも、遺伝的な要因など、自分の努力では制御できない理由で、いろいろな病気になることを防ぐことはできません。まして、認知症について言えば、長生きこそが最大のリスクなのですから、現在、盛んに言われている予防が、本当に患者さんの数を減らすことに効果があるのかは疑問です。

 予防への熱意は、裏を返せば、私たち国民の心の中にある認知症への恐怖です。これを医療、介護に関わる経済負担を軽減したい行政的意図があおり立てると、国を挙げての認知症予防フィーバーが起こります。こういう風潮は、認知症になるのは予防を怠ったからだといった自己責任論に結びつきかねません。メタボ体質を放置した人には医療費の自己負担を増やせというのと同じ論拠です。

 健康に年を取りたいという希望は非難すべきものではありません。ですが、高齢になって健康を維持できるかどうかは、本人の努力だけで決まるものではありません。運悪く病気になった人を、みんなで、快く支え合う社会であってほしいと私は思います



 もちろん、"認知症" に関する "医学的解明" は急がれなければならない。この "爆発的増加(?)" が目前に迫っているからだ。
 と同時に、"社会的な側面" の問題/課題に焦点を合わせたさまざまな実践的アプローチが必須なのだと思える
...... (2014.03.06)

 ◆ 参照 認知症ケアはいま 家族や病院ではなく「地域」で支援/カナロコ 神奈川発コミュニティサイト/2014.02.04













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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