糖尿病!「患者の1割が1年で通院中断」と「1日1時間の運動で死亡リスク半減」の事実!

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 つい先日、大いにありそうだと思える報道があった

 『糖尿病治療、患者の1割が1年で通院中断/YOMIURI ONLINE/2014.05.25』 という記事である

 "糖尿病" の怖さは、一方では確実に "万病の原因になる血管障害!" をもたらしながら、その反面、現時点においては "自覚症状ナシ!" という "まやかし!" にあると思われる

 だからこそ、<患者の1割が1年で通院中断> という現象が生まれてもいるのであろう。 しかも、"通院" 継続には、"治療費" も "時間" もかさむ上に、まず "エンドレス" と見なければならない......。

 そこで、"通院" の代替策にはならないとしても、"糖尿病" ならではの "生活習慣改善" 面に思い切って目を向けるべきではなかろうか、と......。

 今回注目する下記引用サイト記事糖尿病、1日1時間の運動で死亡リスク半減 /日本経済新聞/2013.02.25 は、昨年の記事ではあるが、今日でも十分注目に値する調査結果だと思われるものにした

 <糖尿病毎日1時間程度の運動をする人はしない人に比べて死亡リスクや脳卒中の発症リスクが半減したことが、厚生労働省研究班(研究代表者・曽根博仁新潟大教授)の大規模疫学調査で分かった。心臓病の発症リスクは変わらなかった。運動療法の重要性を後押しする成果として注目を集めそうだ/  国内約60カ所の糖尿病専門の医療機関での共同調査。主に生活習慣から発症しやすい2型糖尿病患者約1700人を対象/  運動量に応じてグループ分けして解析したところ、最も多い群(1日平均約70分速足で歩く運動量に相当)の患者の死亡リスクは、ほとんど運動していない最小群を1とした場合に比べて0.47倍だった。脳卒中は同0.57倍だった/  糖尿病の人は予備軍も含めて国内に推計2210万人。健康な人に比べて合併症として脳卒中や心臓病が2倍以上起こりやすい/  曽根教授は「運動の効果は期待できる。きちんと実施していけば、医療費削減にもつながる」と指摘> とある。

 なお、"糖尿病" に限らず、"運動による病気予防効果" には、実に目を見張るものがあるわけだ

 ◆ 参照 当誌過去の "運動と病気予防" 関連記事例

 (1) "軽い運動でも脳の認知機能向上" が新たな実験結果で判明!"認知症予防"に繋がるか?!/当誌 2014.05.24

 (2) "認知症"と脳の"ワーキングメモリ"! "早足歩行"で認知機能低下を抑制――熊本大学!/当誌 2014.05.04

 (3) "免疫力を高める"ための運動の仕方/留意点! 運動はすればよいというものではない!/当誌 2014.04.16

 (4) "アルツハイマー型認知症"予防策の一つ!"有酸素運動"で"酵素:ネプリライシン"強化!/当誌 2014.04.01

 中高年者にとって(いや若年層にとっても)、"運動" への "投資(?)" は、ほぼ確実に "リターン" が見えている "有望な対象!" だと見なしてよいのではなかろうか......。

 糖尿病、1日1時間の運動で死亡リスク半減 /日本経済新聞/2013.02.25

 糖尿病毎日1時間程度の運動をする人はしない人に比べて死亡リスクや脳卒中の発症リスクが半減したことが、厚生労働省研究班(研究代表者・曽根博仁新潟大教授)の大規模疫学調査で分かった。心臓病の発症リスクは変わらなかった。運動療法の重要性を後押しする成果として注目を集めそうだ

 論文が25日、欧州糖尿病学会誌(電子版)に掲載される。

 国内約60カ所の糖尿病専門の医療機関での共同調査。主に生活習慣から発症しやすい2型糖尿病患者約1700人を対象に、調査開始時に日常生活や仕事以外で心がけて実施している運動量をヒアリングした。その後8年間、脳卒中と心筋梗塞などの発生率、死亡率などを調べた

 運動量に応じてグループ分けして解析したところ、最も多い群(1日平均約70分速足で歩く運動量に相当)の患者の死亡リスクは、ほとんど運動していない最小群を1とした場合に比べて0.47倍だった。脳卒中は同0.57倍だった。いずれも統計的に差があった。心臓病は両群で統計的に大きな差はなかった。

 糖尿病の人は予備軍も含めて国内に推計2210万人。健康な人に比べて合併症として脳卒中や心臓病が2倍以上起こりやすいとされる。これまでの治療では、医療機関が指導しやすい食事療法が中心で、運動療法は場所や指導者の確保が難しいため遅れ気味だった

 曽根教授は「運動の効果は期待できる。きちんと実施していけば、医療費削減にもつながる」と指摘している。


 こうして "運動による病気予防効果" に着目し続けてくると、より豊富な "事例" や "調査結果" が欲しい、と思われてくる。
 漠然と "運動は健康によい" という水準から、"運動療法としてのより精緻な効果" が検討がされてよい時代となっているのではなかろうか。
 関連組織機関での組織だった "調査研究"(追跡調査も含め)を大いに期待したい
...... (2014.05.30)













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