増えてきた"アルツハイマー病の治療薬"!気をつけておくべき"要注意事項"がありそう!

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 たとえ、"根本的に治せるものではない!" としても、"症状の進行を遅らせ" て日々の生活を助けてくれるものであれば、頼らざるを得ないのが "アルツハイマー病向け治療薬" であろう

 以前に、同じ趣旨から下記のように "アルツハイマー病向け治療薬 : アリセプト" に関心を向けたことがある

 ◆ 参照
 (1) <認知症の中で最も多いとされるのが、アルツハイマー病です。アルツハイマー病は、記憶と関係が深い海馬という脳の一部と、その周辺の萎縮が早期から見られます。必ず表れる症状として、もの忘れ、判断力の低下など、中核症状と呼ばれるものがありますが、現在はその症状の進行を遅らせる薬による治療が主流/  いくつかある薬の中で最も多く処方されているのは、エーザイの「アリセプト/  アリセプトは3mgから服用を開始し、1〜2週間で5mgへ増量します。3mgでは基本的には効果はなく、吐き気や軟便などの消化器症状の副作用に慣れるための服用となります。さらに症状が進行した場合、10mgの服用へと移行していきます。アリセプトは服用開始後、効果がみられるまで3カ月ほどかかる/  あくまでも、認知機能を改善するものではなく、症状の進行を遅らせるもの/  アリセプト5mgの薬価は356円で1日1回1錠、保険も適用されるため月額数千円とはいえ、毎日、しかも将来にわたって服用し続けなければならないことを考えると、経済的負担は決して軽いとはいえない価格です。「なかなか効果を感じられない」「お金がかかる」といったことから、ご家族による服用中止というケースも少なくありません。しかし、6週間服用を中止すると、進行を遅らせていた症状が、何も治療しない場合の状態へと一気に悪化してしまうことがあります。素人判断で服用を中止することは取り返しのつかないことになりかねません> ( "65歳以上で七人に一人が認知症!"の切迫/当面の対症療法としての"薬治療"の現実は?!/当誌 2014.03.10

 (2) 製品例:アリセプト( 一般名:ドネペジル塩酸塩

 今回注目する記事は、その後の "治療薬" の動向と "要注意点" とを解説した 下記引用サイト記事浦上克哉・鳥取大医学部教授講演「認知症予防の最新情報」講演(3) アルツハイマー、治療薬と「接し方」で進行予防/yomi Dr. ヨミドクター/2014.04.30 である

 <アルツハイマー型の認知症には有効な薬が 4種類/  以前は、アリセプトという薬だけだったのですが、3年ほど前からレミニールリバスチグミンパッチメマリーという薬が出て来て、治療薬の選択肢が随分増えてきました/  アリセプトレミニールリバスチグミンパッチは同じ系統の薬(コリンエステラーゼ阻害薬)なので、一緒に使うことはできません/  メマリーという薬は、この3種類とは別系統の薬(NMDA受容体拮抗薬)なので、一緒に使うことができます/  アリセプトレミニールリバスチグミンパッチは、コリンエステラーゼ阻害薬と呼ばれ、アセチルコリンという物質を脳の中で増やす働きがあります/  アルツハイマー型認知症になりますと、アセチルコリンという物質が減ってきます。アセチルコリンが減るたびに、物忘れが起こってくるのです。減ったアセチルコリンを増やすことによって、記憶を改善させる働きがあります/  アリセプトには5割ほどの「改善」例がありますが、「不変」例は35%/  アルツハイマー型認知症のように、ゆっくりと徐々に進行してくる病気の場合には「不変」であっても進行を抑制できている可能性がある/  「不変」であっても「効果」のうちである可能性がありますので、安易に服用をやめないようにしていただきたい/  リバスチグミンパッチは、レミニールアリセプトと同じ系統のコリンエステラーゼ阻害薬ですが、違いは貼り薬だということです。これを胸や背中に貼ると、効果が出ます/  メマリーは、コリンエステラーゼ阻害薬と併用することができるのですが、病気がある程度進行した人に対して使うことができる薬/  薬の選択の幅は広がっているのですが、残念ながら、まだ根本的にアルツハイマー型認知症を治せる薬はありません> とある。

 浦上克哉・鳥取大医学部教授講演「認知症予防の最新情報」講演(3)
     アルツハイマー治療薬と「接し方」で進行予防
/yomi Dr. ヨミドクター/2014.04.30

アルツハイマー型認知症、4種類の治療薬

 アルツハイマー型の認知症には有効な薬が 4種類 あります。

 以前は、アリセプトという薬だけだったのですが、3年ほど前からレミニールリバスチグミンパッチメマリーという薬が出て来て、治療薬の選択肢が随分増えてきました

 アリセプトレミニールリバスチグミンパッチは同じ系統の薬(コリンエステラーゼ阻害薬)なので、一緒に使うことはできません。この3種類の中のどれか1種類を選んで使っていただくことになります。

 メマリーという薬は、この3種類とは別系統の薬(NMDA受容体拮抗薬)なので、一緒に使うことができます。例えば、メマリーアリセプトを一緒に使ったり、メマリーレミニールを一緒に使ったりすることができます。

 アリセプトレミニールリバスチグミンパッチは、コリンエステラーゼ阻害薬と呼ばれ、アセチルコリンという物質を脳の中で増やす働きがあります
 アルツハイマー型認知症になりますと、アセチルコリンという物質が減ってきます。アセチルコリンが減るたびに、物忘れが起こってくるのです。減ったアセチルコリンを増やすことによって、記憶を改善させる働きがあります

飲んでも変わらなくても...進行抑制の可能性

 アリセプトには5割ほどの「改善」例がありますが、「不変」例は35%になります。この35%をどう考えるかということですが、従来の薬では、「不変」例を効果がないと考えるのですが、アルツハイマー型認知症のように、ゆっくりと徐々に進行してくる病気の場合には「不変」であっても進行を抑制できている可能性があるのです。ですから、「不変」例も一概に「効果がない」とは言えないのです。

 治療現場で「飲んでいても変わりがないので、やめてもいいでしょうか」と聞かれる方がいるのですが、「不変」であっても「効果」のうちである可能性がありますので、安易に服用をやめないようにしていただきたいのです。

 リバスチグミンパッチは、レミニールアリセプトと同じ系統のコリンエステラーゼ阻害薬ですが、違いは貼り薬だということです。これを胸や背中に貼ると、効果が出ます。最初は4.5ミリグラムの貼り薬から始めて、少しずつ増量していって、18ミリグラムというのが最終的な常用量となります。18ミリグラムになると、500円玉よりもちょっと大きいぐらいです。

 メマリーは、コリンエステラーゼ阻害薬と併用することができるのですが、病気がある程度進行した人に対して使うことができる薬です。例えば、アリセプトを使っていて、病気が少し進行してきたような場合に、メマリーを追加すると、効果が上がってきます。

 このように、薬の選択の幅は広がっているのですが、残念ながら、まだ根本的にアルツハイマー型認知症を治せる薬はありません。 ―― 以下 略 ――

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 もちろん、"根本的に治す" 治療薬こそが望まれるわけだが、そうも言ってはいられないのかもしれない。 症状が進行してしまって、患者ご本人も看護にあたる人もただただ当惑するような状況であるならば、"症状を緩和させるだけの治療薬" であってもやむを得ず使うほかはなさそうだ...... (2014.05.01)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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このページは、yasuo hiroseが2014年5月 1日 00:01に書いたブログ記事です。

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