今日の午後も、すでに30度を超える"真夏日"となっている。
そう言えば、昨日の土曜日も同様であったが、その暑さの中で、地域の小中学校が運動会を催していたのにはやや驚かされた。
主催側は、まさかこの初夏にこうした "真夏日" がやって来ようとは想定できなかったのであろう。無事に終了できるまでヒヤヒヤものではなかったかと想像される。
現に、聞くところでは、救急搬送された "熱中症" の児童がいたようでもある......。
"エルニーニョ現象" の影響もあってか、今年の "異常気象" 状態は、すでにいろいろと警戒されてきた。
つい先日も、 "夏本番前に熱中症" という "異常さ" に衆目が集まった。
◆ 参照 当誌 "夏本番前に熱中症" の記事 <適当な運動(または "足湯" )などで、 "十分に汗をかく" こと。これが "汗腺を鍛える" ことにつながり、「よい汗がかける身体」になれば "夏バテ" が回避できる! のだそうだ> ( 早くも要注意"熱中症"!夏本番前に"汗腺"を鍛えて夏バテ予防!「よい汗」かく訓練!/当誌 2014.05.28 ) )
今回注目する下記引用サイト記事 : 初夏の熱中症:高齢者、特にご注意 暑さに慣れず、高湿度/毎日新聞/2014.05.3 - 15:00 も、この "異常さ" を再認識させるものであり、"初夏の熱中症" の怖さを照らすものである。
<日本列島は31日、北日本から西日本にかけて高気圧に覆われ、広い範囲で好天に恵まれた。気象庁は1日にかけ、各地で最高気温が30度以上の真夏日になると予想している。気温の上昇に伴い、危惧されるのが熱中症だ。先週の救急搬送者数は、過去最高だった前年を上回るハイペースで、専門家は早めの対策を呼びかけている/ 総務省消防庁によると、昨年の熱中症による搬送者数は6〜9月で計5万8729人と、統計の残る2008年以降で最多だった/ (その上)今年、5月25日までの第1週は291人。昨年の第1週(昨年5月27日〜6月2日)の230人を上回る/ 例年搬送者が最多の月は7、8月だが、昨年の場合6月が4265人と、9月の3133人より多い/ なぜ初夏は危険なのか。原因は順応性にある。気温が急に高くなる初夏は、暑さに慣れていないため汗がうまくかけず、スムーズな体温調節ができない/ (おまけに)梅雨になると湿度が上昇し汗が蒸発しにくいため、さらに体温調節が難しくなる/ 「真夏日ではなくても、湿度の高い日は熱中症への警戒が必要」......> とある。
"異常気象" それ自体に手がつけられない状況であってみれば、<原因は順応性にある。気温が急に高くなる初夏は、暑さに慣れていないため汗がうまくかけず、スムーズな体温調節ができない> 側面での "順応" に向けての対処しかなさそうだ。が、"病人、高齢者、乳幼児" などにとっては避け難いリスクとなる......。
初夏の熱中症:高齢者、特にご注意 暑さに慣れず、高湿度/毎日新聞/2014.05.3 - 15:00<
◇ 救急搬送者数は過去最高の前年を上回るハイペース
日本列島は31日、北日本から西日本にかけて高気圧に覆われ、広い範囲で好天に恵まれた。気象庁は1日にかけ、各地で最高気温が30度以上の真夏日になると予想している。気温の上昇に伴い、危惧されるのが熱中症だ。先週の救急搬送者数は、過去最高だった前年を上回るハイペースで、専門家は早めの対策を呼びかけている。【高島博之】
総務省消防庁によると、昨年の熱中症による搬送者数は6〜9月で計5万8729人と、統計の残る2008年以降で最多だった。消防庁は今年、5月19日から搬送者数を集計しており、5月25日までの第1週は291人。昨年の第1週(昨年5月27日〜6月2日)の230人を上回る。
例年搬送者が最多の月は7、8月だが、昨年の場合6月が4265人と、9月の3133人より多い。
なぜ初夏は危険なのか。原因は順応性にある。気温が急に高くなる初夏は、暑さに慣れていないため汗がうまくかけず、スムーズな体温調節ができない。桐蔭横浜大の星秋夫教授(生(せい)気象学)は「暑さの厳しくない早朝などに、30分程度のジョギングやウオーキングなど軽い運動をしたり、シャワーではなく、しっかり入浴して汗をかきやすくしたりしておくことが大切」と話す。
梅雨になると湿度が上昇し汗が蒸発しにくいため、さらに体温調節が難しくなる。京都女子大の中井誠一名誉教授(運動生理学)は「真夏日ではなくても、湿度の高い日は熱中症への警戒が必要」と話す。
環境省は、気温と湿度などを加味して熱中症の危険度を示す暑さ指数(WBGT)を全国840地点で算出。昨年から希望者に無料でメール配信している。昨年は6月1日に始めたが、要望が多いため今年は5月12日に前倒しした。30日午後は茂原市など千葉県の3地点のWBGTが「厳重警戒」(28〜31度未満)で、東京都千代田区、名古屋、大阪、福岡各市が「警戒」(25〜28度未満)で、福岡市城南区では小学生14人が搬送された。
昨今の "熱中症" のような、"異常気象" に基づく被害は、"自然災害" のひとつには違いないが、結局は、"自助努力" の力が喪失している "弱者" にその多くが降りかかっているという事実、そこからは、目が離せないと思えるのだが...... (2014.06.02)
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