"がん治療"( 手術/抗がん剤/放射線 )に伴う "副作用" は少なくない。患者さん自身にしか分からない "痛み、しびれ、嘔吐感、倦怠感 ......" をはじめとして、しばしば指摘されるように、傍目にも分かってしまう "脱毛" といった症状もある。
そして、さらにこの後者に類する症状の一つとして、"むくみ" といった辛い症状もあるとされる。
"むくみ" は、四肢、顔に現れるものであり、これは "がん治療" 後というケースに限られず、一般の人にも時として一過性的に発症することがある。
ただし、"がん治療" の "副作用" として発症する "むくみ" というものは、下記のような "リンパ浮腫" と呼ばれて、"むくみ状態" も顕著であり、また通常の "むくみ" のように短期間にに消失してしまうとの楽観はしにくいようだ。
◆ 参照 <リンパ浮腫とは リンパ浮腫とは、がん治療によってリンパ節やリンパ管が傷つき、リンパの流れが滞るとことで起こるむくみのことです。がん治療以外でも発症する可能性がありますが、乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がんなどの手術や抗がん剤治療、放射線治療後に発症する副作用の一つになります。症状については個人差があり、手術や抗がん剤治療、放射線治療の直後に現れる場合や、数年~10数年後に現れる場合もあります。リンパ浮腫は日常生活に影響を与え、腕がむくむと、ペンで文字を書いたり、料理で包丁を使うといったことが難しくなります。また、脚がむくむと、歩いたりすることが難しくなることもあります。>( がん治療.com )
その他参照 がん手術後のリンパ浮腫/SURVIVOR SHIP サバイバーシップ
今回注目する下記引用サイト記事 : 闘病中の大塚範一さんが「徹子の部屋」登場 元気そうだが、顔がむくみ「別人になってる!」/Jcast ニュース/2014.06.18 - 13:16 は、TV 番組でのキャスター(大塚範一さん)の場合であるだけに、関心を寄せた方も多いのではなかろうか。
<急性リンパ性白血病で2011年11月に休養、12年4月には「めざましテレビ」(フジテレビ系)メーンキャスターを降板した大塚範一さん(65)が、14年6月18日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)でお茶の間に姿を見せた/ 司会の黒柳徹子さんと軽妙なやり取りを見せ、順調に元気になっていることをアピールしたが、視聴者からは心配の声も上がった。抗がん剤の副作用のため、休養前とは見た目が大きく変わってしまったからだ/ 抗がん剤治療の副作用で顔がかなりむくんでいたのにびっくりした人が多かったようで、ツイッターでは「別人になってて驚いた...」「見てられないなこれは、、、」「お辛そう。目も赤いし...」などと投稿されている/ なお、大塚さんの現在の夢は「とにかく健康を取り戻すこと」だという。2020年の東京五輪の際は是非キャスターとして仕事をしたいとの抱負も語っていた。> とある。
ことさら着目することになったのは、現在、"がん闘病中" である知人が、かなり重篤かと思われる同様の症状で苦しんでいるのを目の当たりにしていたからなのである。
"がん本体" の方の鎮静化に関する不安に苛まれる上に、まるで "居座る" かのように "副作用/リンパ浮腫" が残り続ける状態は身につまされてならない......。
闘病中の大塚範一さんが「徹子の部屋」登場 元気そうだが、顔がむくみ「別人になってる!」/Jcast ニュース/2014.06.18 - 13:16
急性リンパ性白血病で2011年11月に休養、12年4月には「めざましテレビ」(フジテレビ系)メーンキャスターを降板した大塚範一さん(65)が、14年6月18日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)でお茶の間に姿を見せた。
司会の黒柳徹子さんと軽妙なやり取りを見せ、順調に元気になっていることをアピールしたが、視聴者からは心配の声も上がった。抗がん剤の副作用のため、休養前とは見た目が大きく変わってしまったからだ。 ......
抗がん剤治療の副作用で顔がかなりむくんでいたのにびっくりした人が多かったようで、ツイッターでは「別人になってて驚いた...」「見てられないなこれは、、、」「お辛そう。目も赤いし...」などと投稿されている。
なお、大塚さんの現在の夢は「とにかく健康を取り戻すこと」だという。2020年の東京五輪の際は是非キャスターとして仕事をしたいとの抱負も語っていた。
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
しばしば、医者は、"副作用の無いクスリはない......" と口にするわけだが、それでは医者は、"副作用の深刻な面" に関してはどこまで丁寧な解説(説明責任!)を果たしているのだろうか?
特に、"抗がん剤" の "実質的効果と副作用(実質的毒性)" については、最新の情報に基づきつつ、責任ある医者個人として向き合っていただきたいものだ...... (2014.06.20)
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