糖尿病に"新"治療法!"膵島を皮膚下に移植"!ラット実験で成功/拒絶反応なし(京大)!

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 "インスリン" 分泌が不足、不十分なために、"血糖値" を下げることができない "糖尿病" の治療は、薬の服用や注射によって、この不足する "インスリン" を補うことが目指されている。

 しかし、重篤な症状の "糖尿病" の場合は、"インスリン" 分泌を担っている "膵臓/膵島細胞" 自体を患者の体内に "移植" するという治療法が検討されることになる


 ◆ 参照 当誌過去の "膵臓/膵島細胞の移植" 関連記事

 (1) <あらゆる細胞に分化できるマウスの胚性幹細胞(ES細胞)から、血糖値に応じてインスリンを分泌する膵臓(すいぞう)の細胞(膵ベータ細胞)を効率よく作製することに成功したと、熊本大の研究チームが発表......> ( 糖尿病治療に朗報!マウスの胚性幹細胞(ES細胞)から"膵臓細胞"を効率よく作製に成功!/当誌 2013.12.17

 (2) <京都大病院は18日、同病院で記者会見し、脳死者から提供された膵臓から、血糖値を調整するインスリンを分泌する組織「膵島」を取り出し、糖尿病患者の50代の男性に移植する手術を13日に実施し、成功したと発表......> ( 全国初の"脳死膵島移植"手術成功!膵臓移植がムリでも"膵島"移植ならばできる場合も!/当誌 2013.10.19

 (3) <膵臓の中の膵島細胞肝臓に移植する糖尿病治療で、福岡大(福岡市)と理化学研究所(埼玉県和光市)は、拒絶反応を抑える新たな方法の開発に成功した。移植を受ける患者(レシピエント)の免疫を抑える従来の方法とは異なり、移植する細胞に着目......> ( "膵島細胞を肝臓に移植の糖尿病治療"法で、拒絶反応/副作用なし!の新方法開発成功!/当誌 2013.06.10

 (4) <血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓の膵島細胞と、増殖能力を持つ幹細胞を融合させた新たな細胞を作り、重症糖尿病のラットに移植して改善させることに京都大の角昭一郎准教授(再生医療)のチームが成功......> ( "新型細胞"使い糖尿病改善!膵臓の"膵島細胞"×増殖力持つ"幹細胞"!再生医療分野!/当誌 2013.05.3

 今回注目する下記引用サイト記事糖尿病新治療法 膵島を皮膚下に移植/中日新聞/2014.06.20 は、"糖尿病新治療法" として、インスリンを分泌する組織細胞「膵島(すいとう)」を、"拒絶反応" を伴わずに "皮膚の下" に移植するという点が "新しい特徴!" である、と報じられている

 <インスリン注射が必要な1型糖尿病などの患者への治療法として、膵臓(すいぞう)でインスリンを分泌する組織細胞「膵島(すいとう)」を皮膚の下に移植する新しい手法を京都大の岩田博夫教授(高分子化学)らのグループが開発、ラットの実験に成功した。拒絶反応も起きないという。19日に岩田教授が発表/  グループは、インスリンを自ら分泌できないラットの背中の皮膚下に血管を誘導するタンパク質入り寒天を移植。血管が寒天内に延びてきたところで寒天を摘出し、その空洞に膵島を移植して膵島に血管をつなげた。  すると直後からラットの血糖値が下がりだし、10日後には正常なラットと同じ血糖値となった。皮膚下の膵島インスリンを分泌したためで、効果は90日以上続いた。拒絶反応もなかった/  糖尿病患者はこれまでインスリン注射を生涯続ける必要があった。膵島移植はこれまで肝臓内にしてきたが、拒絶反応が起きるため免疫抑制剤が必要だった。ラットの実験で拒絶反応が起きない理由について解明を進めている/  1型糖尿病患者は国内で10万~15万人。岩田教授は「iPS細胞で膵島を作製することが実用化レベルになりつつあり、移植に必要な膵島確保のめどがつきそうだ。医療費削減に大きく貢献する」と話している> とある。

 糖尿病新治療法 膵島を皮膚下に移植/中日新聞/2014.06.20

京大、ラット実験成功 拒絶反応なし

 インスリン注射が必要な1型糖尿病などの患者への治療法として、膵臓(すいぞう)でインスリンを分泌する組織細胞「膵島(すいとう)」を皮膚の下に移植する新しい手法を京都大の岩田博夫教授(高分子化学)らのグループが開発、ラットの実験に成功した。拒絶反応も起きないという。19日に岩田教授が発表した。

 グループは、インスリンを自ら分泌できないラットの背中の皮膚下に血管を誘導するタンパク質入り寒天を移植。血管が寒天内に延びてきたところで寒天を摘出し、その空洞に膵島を移植して膵島に血管をつなげた。
 すると直後からラットの血糖値が下がりだし、10日後には正常なラットと同じ血糖値となった。皮膚下の膵島インスリンを分泌したためで、効果は90日以上続いた。拒絶反応もなかった

 糖尿病患者はこれまでインスリン注射を生涯続ける必要があった。膵島移植はこれまで肝臓内にしてきたが、拒絶反応が起きるため免疫抑制剤が必要だった。ラットの実験で拒絶反応が起きない理由について解明を進めている

 1型糖尿病患者は国内で10万~15万人。岩田教授は「iPS細胞で膵島を作製することが実用化レベルになりつつあり、移植に必要な膵島確保のめどがつきそうだ。医療費削減に大きく貢献する」と話している

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 糖尿病患者はこれまでインスリン注射を生涯続ける必要があった> ため、<膵島移植がこれまで肝臓内に> 行われてきたのだという。
 ただし、この方法の場合には、"拒絶反応" が起きるという問題点が生じ、生涯にわたり "免疫抑制剤" が欠かせなかったとされる。
 こうした状況下での、今回の "皮膚の下への移植!" という研究成果は、その理由解明は今後の課題だとはいうものの、"拒絶反応" が回避されそうである点、そこが注目に値するわけである
...... (2014.06.21)













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