自分なぞは、自分に処方されたクスリのうちで "ジェネリック医薬品" が出ているものについては必ずそれを受け取るようにしている。 "同一内容" であり、"低価格" なのだから、何も "特許" で利益を守られてきた製薬会社のものを買い続けることはないからだ。
◆ 参照
<"ジェネリック" 医薬品とは、特許によって保護された初発の医薬品の特許期間が過ぎることで、後発の製薬会社が同種類の医薬品を製造・出荷することが可能となり、研究開発費分が上乗せされない分、販売価格が安くなるそんな医薬品のことである> ( 低価格の"後発医薬品(ジェネリック医薬品)"普及に、薬剤師(薬局)は消極的反応の模様?/当誌 2013.01.13 )
ところが意外と、この "ジェネリック" 医薬品 についてご存じでない方がおられたりする。あるいは、それを "B級品" だと勝手に思い込んでいる方もおられる。
まあ、 "ジェネリック" 医薬品 についてはともかくとしても、クスリというものに対して、"結構ルーズ" な方が少なくないような気がする。
たとえば、クスリの "副作用" などに関しても、無頓着であることも少なくなさそうであり、"抗生物質薬剤" の弊害( ex.耐性菌の問題、腸内細菌バランス崩壊の問題など )に対しても意を払わない方も......。
今回注目する下記引用サイト記事 : 目立つ薬の知識不足 啓発団体が10カ条提言/47NEWS - 医療新世紀/2014.08.05 は、まさに、現状では多くの人に薬の基本的な知識の不足が目立つ! という点に注意を喚起している。
<医薬品に関する知識・理解を深めることや、適正な使用を「国民の役割」として定めた改正薬事法の施行を11月に控えているにもかかわらず、現状は多くの人に基本的な知識の不足が目立つことが、製薬会社などでつくる啓発団体「くすりの適正使用協議会 」の調査で分かった/ 結果を受け、同協議会は最低限必要な薬の知識を10カ条の提言にまとめ発表/ 新薬の特許切れ後、別の製薬会社が同じ有効成分を使って製造するジェネリック医薬品(後発薬)と、処方箋なしに薬局やドラッグストアで購入できる一般用医薬品(OTC )は別物なのに、両者の区別がついていない人が全体の79%/ 副作用のリスクによって第1~3類に分けられている一般用医薬品について、第1類の方が第3類よりリスクが高いことを正しく理解していない人は81%。さらに、健康食品やサプリメントと医薬品の違いを理解していない人も28%/ 薬の使い方については、知識と実際の行動の間にずれのあることが分かった/ 提言は「くすりの知識10カ条」と題し、薬は医師・薬剤師の指示や説明書に従って使うこと、自分の判断で服用をやめたり他人に譲渡したりしないこと―など、一般市民が必ず知っておくべき基本的な知識を示した> とある。
目立つ薬の知識不足 啓発団体が10カ条提言/47NEWS - 医療新世紀/2014.08.05
医薬品に関する知識・理解を深めることや、適正な使用を「国民の役割」として定めた改正薬事法の施行を11月に控えているにもかかわらず、現状は多くの人に基本的な知識の不足が目立つことが、製薬会社などでつくる啓発団体「くすりの適正使用協議会 」の調査で分かった。
結果を受け、同協議会は最低限必要な薬の知識を10カ条の提言にまとめ発表した。 調査は6月上旬、全国の成人男女計900人を対象にインターネットを通じて質問した。
それによると、新薬の特許切れ後、別の製薬会社が同じ有効成分を使って製造するジェネリック医薬品(後発薬)と、処方箋なしに薬局やドラッグストアで購入できる一般用医薬品(OTC )は別物なのに、両者の区別がついていない人が全体の79%に上った。
副作用のリスクによって第1~3類に分けられている一般用医薬品について、第1類の方が第3類よりリスクが高いことを正しく理解していない人は81%。さらに、健康食品やサプリメントと医薬品の違いを理解していない人も28%いた。
一方、薬の使い方については、自分が処方された薬を家族に飲ませてはいけないことを87%が「知っている」と答えたが、このうち41%の人が「譲渡したことがある」と回答。知識と実際の行動の間にずれのあることが分かった。
提言は「くすりの知識10カ条」と題し、薬は医師・薬剤師の指示や説明書に従って使うこと、自分の判断で服用をやめたり他人に譲渡したりしないこと―など、一般市民が必ず知っておくべき基本的な知識を示した。
医療界の現状にあっては、"臨床現場での主役は?" と問うならば、形式的には "お医者さん" と答えはするものの、内心では "おクスリ!" だと思ったり、そう信じたりする患者さんが多いのではなかろうか......。
確かに、その "おクスリ!" を "処方(指定)" するのは、"お医者さん" ではある。
しかし、"二時間待ちの3分診療" だったりしたのでは、"主役" の印象が、"お医者さん" から "おクスリ!" に移行していたとしてもやむを得ないだろう。
であれば、もう少し、"主役" としての "おクスリ!" への "関心の持ち方、そして吟味姿勢" を改めてみても良さそうな気がしないでもない...... (2014.08.09)
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