ラットの"神経細胞"で"人工脳"作成に成功(米研究チーム)!脳のような立体構造/反応!

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 "脳" という臓器は、数多くの "神経細胞 = ニューロン" によって構成されている。
 だが、もちろん、それらが複数個結集したら "" となるはずだと考えるのは、いささか単純過ぎるに違いなかろう。

 では、"神経細胞(神経幹細胞)" が、相応の環境において "分裂" を続け、いわば "培養" されるならば、然るべき "構造" を伴って "脳" が形成されて行くのであろうか
......。

 今回注目する下記引用サイト記事ラットの神経細胞で「人工脳」作成に成功 米研究チーム/朝日新聞/2014.08.18 - 09:51 は、「 "神経細胞" → "脳" 」という展開プロセスを実験において迫るという、実に興味深い研究成果を紹介している。
 作り出された "構成物" が "脳" であると言い切るには、幾分エビデンス(?)は少な目な気配ではあるが、"脳のような立体構造" となり、外的刺激への "反応" も備わっているという


 <神経細胞を特殊な物質で培養して、原始的な「脳」を人工的に作ることに米マサチューセッツ州のタフツ大の研究チームがラットの実験で成功した。おおまかな構造が脳と似ており、衝撃を与えると実際の脳と同じように反応し、化学物質と電気信号を発する。脳の働きを解明するのに役立つという。チームは、この成果を生かして人間の細胞を使った人工脳作りも進めている/  人間の大脳は、糸状の神経線維が集まった「白質」の表面を、神経細胞が集まった「灰白質」が覆う二重構造をしている/  同大のデビッド・カプラン教授らは、絹でできたスポンジ状の物質にラットの神経細胞を含ませて培養すると、神経細胞がこの物質を足場にして成長することを発見。足場をドーナツの形状にして培養すると、ドーナツ部は灰白質、中央部は白質に分かれ、脳のような立体構造になった/  人間の脳は、外傷に対して化学物質や電気信号を大量に発することが知られているが、作製した直径5ミリほどの人工脳におもりを落として衝撃を与えると同様に反応した/  人間の脳は、働きや病気になる仕組みなどで未解明の部分が多い。これまでの研究では、霊長類などの高等動物か人間の遺体から採取した脳組織が使われてきたが、今回作った人工脳は脳の仕組みや性質、外傷や薬物に対する反応を調べるのに最適/  カプラン教授は取材に「現在、iPS細胞を活用して、人間の細胞による立体的な『脳』を開発する研究を続けている」とコメント/  研究成果は米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。(嘉幡久敬)> とある。

 ラットの神経細胞「人工脳」作成に成功 米研究チーム/朝日新聞/2014.08.18 - 09:51

 神経細胞を特殊な物質で培養して、原始的な「脳」を人工的に作ることに米マサチューセッツ州のタフツ大の研究チームがラットの実験で成功した。おおまかな構造が脳と似ており、衝撃を与えると実際の脳と同じように反応し、化学物質と電気信号を発する。脳の働きを解明するのに役立つという。チームは、この成果を生かして人間の細胞を使った人工脳作りも進めている

 人間の大脳は、糸状の神経線維が集まった「白質」の表面を、神経細胞が集まった「灰白質」が覆う二重構造をしている

 同大のデビッド・カプラン教授らは、絹でできたスポンジ状の物質にラットの神経細胞を含ませて培養すると、神経細胞がこの物質を足場にして成長することを発見。足場をドーナツの形状にして培養すると、ドーナツ部は灰白質、中央部は白質に分かれ、脳のような立体構造になった

 人間の脳は、外傷に対して化学物質や電気信号を大量に発することが知られているが、作製した直径5ミリほどの人工脳におもりを落として衝撃を与えると同様に反応した

 人間の脳は、働きや病気になる仕組みなどで未解明の部分が多い。これまでの研究では、霊長類などの高等動物か人間の遺体から採取した脳組織が使われてきたが、今回作った人工脳は脳の仕組みや性質、外傷や薬物に対する反応を調べるのに最適という。

 カプラン教授は取材に「現在、iPS細胞を活用して、人間の細胞による立体的な『脳』を開発する研究を続けている」とコメントした。

 研究成果は米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。(嘉幡久敬)

<

 人工脳> という新しいターム以前には、"人工知能(AI:artificial intelligence)" というタームのあったこと、あることを想起せざるを得ない。
 そこでは、"ニューラルネットワーク(Neural network 神経回路網)" という概念が注目されて来たわけだが、今、そのネットワークや構造の、そのリアルな実態が立ち上がってくるのであろうか
...... (2014.08.19)













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このページは、yasuo hiroseが2014年8月19日 00:01に書いたブログ記事です。

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