高齢化社会が、さまざまな難しい問題を噴出させている現状がある。
生産人口の減少というような経済問題もさることながら、社会福祉コストを押し上げている高齢者医療介護関連課題の急増などが、社会の重要課題となっている。
もとより、これらの問題は社会問題と見なされる以前に、先ずもって高齢者たち自身の生活を過酷な状態へと追い込んでいるに違いない。
"認知症/徘徊" 問題なぞも深刻さを増しているが、どうも氷山の一角の観があり、高齢者たちの生活環境全体は日毎に危ういものとなっていそうである......。
中でも、高齢者たちの生活状態を一挙に不安定にさせ、悪化させる可能性があるのは "病気" であり、とりわけ "がんの発病" ではないかと思われる。
今回注目する下記引用サイト記事 : 高齢がん患者と家族 大規模な対面調査へ/NHK NEWS WEB/2014.09.28 - 04:55 は、"見るからに危うい!" と推定させる "高齢のがん患者とその家族" の実態調査が始まった、と報じる記事である。
<国立がん研究センター東病院は、がん患者に占める高齢者の割合が7割に上り、介護に当たる家族も高齢者というケースが増えていることから、患者とその家族1000組への大規模な対面調査を行い、支援策を検討する取り組みを始めました。/ 日本人の死因の第1位を占めるがんは、現在、患者の7割を65歳以上の高齢者が占め、患者を自宅で介護する家族も高齢者というケースが増えています。 このため、国立がん研究センター東病院は、高齢のがん患者と家族が抱える問題を把握し、支援策を検討する新たな取り組みを始めました。/ 具体的には、高齢のがん患者とその家族1000組に聞き取りを行い、治療法などを決める際にどのような情報を求めているかや、ここ数年増えている通院による抗がん剤治療などの際にどのような支援が必要なのかなど、60項目以上について聞き取ります。 今後、数年をかけて調査を行い、支援策をまとめていくということで、国立がん研究センター東病院の小川朝生精神腫瘍科長は「治療とともに精神的な支援や介護などの社会的な支援を併せて提供できる態勢づくりを目指したい」と話しています。> とある。
高齢がん患者と家族 大規模な対面調査へ/NHK NEWS WEB/2014.09.28 - 04:55
国立がん研究センター東病院は、がん患者に占める高齢者の割合が7割に上り、介護に当たる家族も高齢者というケースが増えていることから、患者とその家族1000組への大規模な対面調査を行い、支援策を検討する取り組みを始めました。
日本人の死因の第1位を占めるがんは、現在、患者の7割を65歳以上の高齢者が占め、患者を自宅で介護する家族も高齢者というケースが増えています。
このため、国立がん研究センター東病院は、高齢のがん患者と家族が抱える問題を把握し、支援策を検討する新たな取り組みを始めました。具体的には、高齢のがん患者とその家族1000組に聞き取りを行い、治療法などを決める際にどのような情報を求めているかや、ここ数年増えている通院による抗がん剤治療などの際にどのような支援が必要なのかなど、60項目以上について聞き取ります。
今後、数年をかけて調査を行い、支援策をまとめていくということで、国立がん研究センター東病院の小川朝生精神腫瘍科長は「治療とともに精神的な支援や介護などの社会的な支援を併せて提供できる態勢づくりを目指したい」と話しています。
確かに、"高齢のがん患者とその家族" という実情は、"何らかの支援無しでは済まないほどに心細い状況" なのではなかろうか......。
<治療法などを決める際にどのような情報を求めているかや、ここ数年増えている通院による抗がん剤治療など......> について例示するまでもなく "孤立無縁" の "困惑状態" であろうと推測される。
しかも、"がん治療法" に関する現状は、"抗がん剤治療" の是非を巡る議論が残されてもいるし、また、"過剰な儲け主義" が横行する医療環境も問題視されている。
"高齢のがん患者とその家族" 当事者の実態、実情が、とにかく明らかにされるべきであろう...... (2014.09.29)
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