"長寿" を担っているとされる "サーチュイン遺伝子" については、かねてより注目されており、この "遺伝子" を "目覚めさせる" には、"飢餓状態" が契機となる(食事量、カロリー摂取の制限を続けることによって活性化)とか、赤ワインやぶどうの皮に含まれ "レスベラトロール" の服用が効果的だとか......、と。
◆ 参照 当誌過去の "サーチュイン" 関連記事
(1) "長寿"促進の薬開発につながるか!? "長寿遺伝子Sirt1"関連の"肺で働く2タンパク質"!/当誌 2014.05.14
(2) "食事制限による寿命延長/抗老化作用"を進める必須の因子"NPY"(神経ペプチド)を解明!/当誌 2014.04.07
(3) "長寿遺伝子サーチュイン"と"中年太り"との関係が解明!"肥満/メタボ"では長寿不可!?/当誌 2013.12.28
今回注目する下記引用サイト記事 : 長寿遺伝子、認知症を予防 マウスで循環器病センター/【共同通信】/2014.09.12 - 05:00 は、この<長寿遺伝子サーチュイン> の働きが、"脳梗塞" を防止し、ひいては "(脳梗塞型)認知症" を予防することにつながる、という研究成果について報じている。
<長寿遺伝子とされる「サーチュイン」の働きを強めると、脳梗塞による認知症を防げることを国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)や名古屋大、京都大のチームがマウスを使った研究で明らかにし、12日付の米医学誌電子版に発表した。/ センターの猪原匡史脳神経内科医長によると、動脈硬化などで脳の血管が詰まる脳梗塞が原因の認知症は、糖尿病の増加や食生活の欧米化で増える傾向にあり、新たな治療法の開発につなげる。/ チームは、特有の酵素を作り出す長寿遺伝子サーチュインに注目。マウスの首の動脈(頸動脈)を狭める処置をして実験した。> とある。
長寿遺伝子、認知症を予防 マウスで循環器病センター/【共同通信】/2014.09.12 - 05:00
長寿遺伝子とされる「サーチュイン」の働きを強めると、脳梗塞による認知症を防げることを国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)や名古屋大、京都大のチームがマウスを使った研究で明らかにし、12日付の米医学誌電子版に発表した。
センターの猪原匡史脳神経内科医長によると、動脈硬化などで脳の血管が詰まる脳梗塞が原因の認知症は、糖尿病の増加や食生活の欧米化で増える傾向にあり、新たな治療法の開発につなげる。
チームは、特有の酵素を作り出す長寿遺伝子サーチュインに注目。マウスの首の動脈(頸動脈)を狭める処置をして実験した。
"サーチュイン遺伝子" の働きとしては、<活性酸素の害を防ぎ、免疫力低下、動脈硬化、高血糖、惚け、骨粗鬆症、脱毛白髪等の老化症状を防ぎ改善> とある( ◆ 参照 上記関連記事 (3) )ことから、"脳梗塞" の抑止につながるのかもしれない。
いずれにしても、"認知症" の少なくない原因となっている "(脳)血管障害" を防ぐ治療薬開発が期待される...... (2014.09.13)
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