"デング熱感染" への不安は漸く鎮静化しつつあるようだ。が、取りあえず今シーズンの不安は収まったとしても、今後の気温上昇が囁かれている中、残念ながら、誰も今後を楽観視してはいないのではなかろうか......。
感染が拡大し始める時期に、毎年、該当する公園での "蚊駆除用薬剤散布" という対応というのも、感染予防策として、果して奏功するものであろうか......。
◆ 参照 当誌過去の "デング熱" 関連記事
(1) "デング熱"感染者が服用してはいけない"解熱剤"!血小板の値が大幅に低下して重症化!/当誌 2014.09.17
(2) 代々木公園デング熱! 要するに海外での感染者から拡大か!? 事態はどう収束するのか?/当誌 2014.09.08
今回注目する下記引用サイト記事 : デング熱の免疫持った蚊1万匹放出 ブラジルで予防策/apital 朝日新聞の医療サイト/2014.09.27 は、"デング熱感染" への予防対策として、かなり "抜本的!" だと考えられる "ブラジルでの予防策" を紹介した記事である。
多少、時間は掛かるものの、将来的に希望が持てる "賢い対策!" ではなかろうか。
<デング熱が毎年のように流行するブラジルで、デングウイルスを媒介しない蚊を自然界に増やすことで、人間への感染拡大を防ぐ新たな試みが始まった。ウイルスの免疫を持たせた計1万匹の蚊を放し、感染源の蚊と交配させる計画で、研究者は「画期的な予防法になる」と期待している。/ リオデジャネイロの研究所が24日、発表した。同研究所によると、蚊を「ボルバキア」と呼ばれる細菌に感染させると、体内でデングウイルスの増殖が抑えられ、人間への感染源にもならないことがわかった。この細菌に感染した蚊と別の蚊の間には、デングウイルスに免疫がある蚊しか生まれないため、将来的にデング熱の感染を抑制できる可能性があるという。/ 研究所は24日、リオデジャネイロ北部で1回目の蚊を放出。今後3~4カ月かけて1万匹を放し、細菌を持った蚊が自然繁殖するのを待つという。 ブラジルはデング熱の感染が多い国の一つで、これまでも大流行が繰り返されてきた。保健省によると、昨年は約145万人が感染し、674人が死亡した。(サンパウロ=田村剛)> とある。
デング熱の免疫持った蚊1万匹放出 ブラジルで予防策/apital 朝日新聞の医療サイト/2014.09.27
デング熱が毎年のように流行するブラジルで、デングウイルスを媒介しない蚊を自然界に増やすことで、人間への感染拡大を防ぐ新たな試みが始まった。ウイルスの免疫を持たせた計1万匹の蚊を放し、感染源の蚊と交配させる計画で、研究者は「画期的な予防法になる」と期待している。
リオデジャネイロの研究所が24日、発表した。同研究所によると、蚊を「ボルバキア」と呼ばれる細菌に感染させると、体内でデングウイルスの増殖が抑えられ、人間への感染源にもならないことがわかった。この細菌に感染した蚊と別の蚊の間には、デングウイルスに免疫がある蚊しか生まれないため、将来的にデング熱の感染を抑制できる可能性があるという。
研究所は24日、リオデジャネイロ北部で1回目の蚊を放出。今後3~4カ月かけて1万匹を放し、細菌を持った蚊が自然繁殖するのを待つという。
ブラジルはデング熱の感染が多い国の一つで、これまでも大流行が繰り返されてきた。保健省によると、昨年は約145万人が感染し、674人が死亡した。
(サンパウロ=田村剛)
<感染源の蚊> の "発生自体をコントロール!" しようとするこの対策は、まさに<「画期的な予防法になる」> と期待できそうだ...... (2014.09.30)
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