病気/怪我の "辛(つら)さ" とは何か、を端的に言うならば、要するに "痛み(激痛)" に尽きるのではなかろうか。
そして、"激痛" や "持続する痛み" に襲われる時、とにかくその "痛み" を緩和する薬を必死で求めるのが人であろう。
幸い、現在では、大概の "痛み" がさまざまな種類の "鎮痛剤" によって癒される、そんな有難い環境となってはいる。
ただ、そうした "鎮痛剤" も決して万能というわけではなく、効く人、効かない人に分かれるようだ。
つまり、"痛みの感じ方" は人によって異なるのではないか、と受けとめられているのが実情のようである。
今回注目する下記引用サイト記事 : 痛みの感じ方は調節可能?/47NEWS - 医療新世紀/2014.09.02 は、こうした "人によって異なる痛みの感じ方" という問題に、一つの手掛かりを与える研究成果を紹介している。
<同じ刺激を与えても、痛みを強く感じる人とそうでない人がいる。こうした差は生まれつきで変化しにくいとみられていたが、調節可能かもしれないと英ロンドン大などのチームが発表した。/ チームは、同じ遺伝子を持つ一卵性双生児25組に、熱した器具にどれだけ長く触っていられるかの試験を実施。耐えられる時間に差があった双子では、痛みに関係する遺伝子「TRPA1」で、「メチル化」と呼ばれる現象のパターンに差があることが分かった。/ メチル化とは遺伝子の機能を調節する化学変化で、スイッチのオン・オフに相当する。この変化がどのように起きるかが分かれば、効果的な痛み止め開発につながると期待されるという。> とある。
痛みの感じ方は調節可能?/47NEWS - 医療新世紀/2014.09.02
同じ刺激を与えても、痛みを強く感じる人とそうでない人がいる。こうした差は生まれつきで変化しにくいとみられていたが、調節可能かもしれないと英ロンドン大などのチームが発表した。
チームは、同じ遺伝子を持つ一卵性双生児25組に、熱した器具にどれだけ長く触っていられるかの試験を実施。耐えられる時間に差があった双子では、痛みに関係する遺伝子「TRPA1」で、「メチル化」と呼ばれる現象のパターンに差があることが分かった。
メチル化とは遺伝子の機能を調節する化学変化で、スイッチのオン・オフに相当する。この変化がどのように起きるかが分かれば、効果的な痛み止め開発につながると期待されるという。
"ペイン・クリニック" や "緩和ケア" という領域が注目を浴びているように、"激しい痛み" に向き合わざるを得ない患者さんたちが決して少なくないのが現状だ。
"鎮痛剤" の路線とはやや異なることになるのであろう上記記事のような "新しい視点での痛みへのアプローチ" に、期待をかけたいものである...... (2014.09.09)
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