<肝臓がんの原因の8割を占めるC型肝炎> とされ、専ら "C型肝炎" の "予防と治療" に傾注されているのが、"肝臓がん" である。
◆ 参照 当誌過去の "肝臓がん" 関連記事
○ <肝臓がんの原因の8割を占めるC型肝炎は、専門の医師が適切な治療を行えば9割近い人でウイルスを取り除ける/ 中高年を中心に推定150万人の感染者がいるC型肝炎は、早期に治療すれば肝臓がんなどへの進行を防ぎ治すことができます......> ( "C型肝炎"は早期発見/治療が肝臓がんへの進行を阻止!なのにこれを勧める医師は半数!/当誌 2013.12.15 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 東大、タンパク質AIMが肝臓がんを除去されやすくすることを発見 肝臓癌治療法の開発に期待/財経新聞/2014.10.09 - 16:34 は、これまで <有効な抗がん剤が存在しておらず、がん死亡原因第3位> となっていた "肝臓がん/肝細胞がん" に対して、<安全性の高い肝細胞がん治療実現> を期待させる、そんな研究成果を報じている。
<東京大学の宮崎徹教授らによる研究グループは、血液中にあるタンパク質AIMが肝臓がんの表面に蓄積することで、免疫ががん細胞を攻撃するようになることを明らかにした。/ 肝細胞がんは、有効な抗がん剤が存在しておらず、がん死亡原因第3位となっている。特に、近年は脂肪肝が原因となって引き起こされる肝細胞がんが増えており、注目されている。/ 今回の研究では、同研究グループが肥満や脂肪肝を抑制する効果を持つことを発見した血中タンパク質AIMが、がん化した細胞の表面に蓄積することを発見した。さらに、AIMが蓄積したがん細胞は補体抑制分子を低下し、免疫が攻撃する対象になるになることが分かった。実際に長期間与えられたAIM欠損マウス高脂肪食は全て肝細胞がんを発症することや、脂肪肝が進展したAIM欠損マウスにAIMを投与すると幹細胞がん発症を抑制できることが確かめられた。/ 今後は、元々体内に存在する物質であるAIMを投与することで、安全性の高い肝細胞がん治療が実現できると期待されている。 なお、この内容は10月9日の「Cell Reports」オンライン版に掲載された。> とある。
東大、タンパク質AIMが肝臓がんを除去されやすくすることを発見 肝臓癌治療法の開発に期待/財経新聞/2014.10.09 - 16:34
東京大学の宮崎徹教授らによる研究グループは、血液中にあるタンパク質AIMが肝臓がんの表面に蓄積することで、免疫ががん細胞を攻撃するようになることを明らかにした。
肝細胞がんは、有効な抗がん剤が存在しておらず、がん死亡原因第3位となっている。特に、近年は脂肪肝が原因となって引き起こされる肝細胞がんが増えており、注目されている。
今回の研究では、同研究グループが肥満や脂肪肝を抑制する効果を持つことを発見した血中タンパク質AIMが、がん化した細胞の表面に蓄積することを発見した。さらに、AIMが蓄積したがん細胞は補体抑制分子を低下し、免疫が攻撃する対象になるになることが分かった。実際に長期間与えられたAIM欠損マウス高脂肪食は全て肝細胞がんを発症することや、脂肪肝が進展したAIM欠損マウスにAIMを投与すると幹細胞がん発症を抑制できることが確かめられた。
今後は、元々体内に存在する物質であるAIMを投与することで、安全性の高い肝細胞がん治療が実現できると期待されている。
なお、この内容は10月9日の「Cell Reports」オンライン版に掲載された。
とかく、"がん細胞" に対する "免疫" の攻撃力については、副作用などに関する "安全性" が強調される反面、"殺細胞力" の面についての疑問が無いわけではなかったようだ。
<AIMが蓄積したがん細胞は補体抑制分子を低下し、免疫が攻撃する対象になるになること> のさらなる追跡が期待される...... (2014.10.12)
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