ノーベル賞授与の観点も、"時代の課題" とある程度呼応するもの......、という印象を与えた。
"2014年のノーベル医学生理学賞" の "白羽の矢" が向かった先は、いわば "脳のGPS" と呼ばれる機能を発見した研究者たちであった。
<アルツハイマー病の患者では、脳のこの機能が失われ、道に迷ったり自分のいる場所が分からなくなったりする> とされ、"脳のGPS" 機能という問題は、アルツハイマー病患者が増大し続けている現代世界に、まさに即していると見える。
今回注目する下記引用サイト記事 : ロンドン大教授らにノーベル賞 医学生理学賞、脳のGPS発見/【共同通信】/2014.10.06 - 22:19 は、こうした"脳のGPS" 機能を発見し、仕組みを解明した3人の受賞者たちを紹介している。
<スウェーデンのカロリンスカ研究所は6日、2014年のノーベル医学生理学賞を、米国と英国の国籍を持つロンドン大のジョン・オキーフ教授(74)ら3人に授与すると発表した。 脳が自分の位置を把握する仕組みを細胞レベルで解明したことが授賞理由。「脳内の衛星利用測位システム(GPS)」とも呼ばれる。アルツハイマー病の患者では、脳のこの機能が失われ、道に迷ったり自分のいる場所が分からなくなったりするという。 他の2人はノルウェー科学技術大のマイブリット・モーセル教授(51)と夫のエドバルト・モーセル教授(52)。夫婦での受賞は5組目となる。> とある。
ロンドン大教授らにノーベル賞 医学生理学賞、脳のGPS発見/【共同通信】/2014.10.06 - 22:19
【ストックホルム共同】スウェーデンのカロリンスカ研究所は6日、2014年のノーベル医学生理学賞を、米国と英国の国籍を持つロンドン大のジョン・オキーフ教授(74)ら3人に授与すると発表した。
脳が自分の位置を把握する仕組みを細胞レベルで解明したことが授賞理由。「脳内の衛星利用測位システム(GPS)」とも呼ばれる。アルツハイマー病の患者では、脳のこの機能が失われ、道に迷ったり自分のいる場所が分からなくなったりするという。
他の2人はノルウェー科学技術大のマイブリット・モーセル教授(51)と夫のエドバルト・モーセル教授(52)。夫婦での受賞は5組目となる。
"認知症" が取り沙汰されている中、"見当識(けんとうしき)障害"(認知症の中核症状で、年月日や季節、曜日、時刻、自分がいる場所、人と自分の関係などがわからなくなること)のうちの "自分がいる場所" がわからなくなる症状は、上記記事の<「脳内の衛星利用測位システム(GPS)」> 機能とどのような関係を持っているのであろうか? 別の次元の問題なのであろうか?...... (2014.10.08)
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