<早期では自覚症状が少なく、約6割が手術不可能な進行がんの状態で発見される、治療が困難ながん> というのが、"すい臓がん" へのシビァな評価だ。
◆ 参照 当誌過去の "すい臓がん" 関連記事
○ <"膵臓がんは、悪性腫瘍の中で最も死亡率が高いものの一つ"(5年生存率は5%にも満たない)とされている。 と言うのも、<すい臓がんは早期では自覚症状が少なく、約6割が手術不可能な進行がんの状態で発見される、治療が困難ながん> だからだという。 そのため、"予防と早期発見" とが、他のいかなる悪性腫瘍に増して重要なのだそうである。> ( すい臓がんを"血液検査"で早期発見(味の素)!早期では"自覚症状"が少ないすい臓がん!/当誌 2014.10.09 )
今回注目する下記引用サイト記事 : すい臓がん 開発中のワクチン投与し治験/NHK NEWS WEB/2014.10.19 - 05:52 は、上記のとおり<治療が困難ながん!> だとされる "すい臓がん" に対して、いわゆる "免疫療法" の一環としての "ワクチン投与" の、その "治験" が始められた、という記事である。
<神奈川県立がんセンターなどの研究グループは、治療が難しいすい臓がんの患者に開発中のワクチンを投与して効果や安全性を確かめる治験を始めました。/ 全国で年間およそ3万人が死亡しているすい臓がんは、早期発見や治療が難しく、ワクチンの開発が期待されています。 こうしたなか、神奈川県立がんセンターや札幌医科大学などで作る研究グループは、開発中のワクチンを患者に投与して効果や安全性を確かめる治験を先月から始めました。このワクチンは、患者の免疫機能を高め、がん細胞を攻撃させる仕組みで、これまで少数の患者に投与したケースでは副作用は見られなかったということです。グループでは来年9月までに71人の患者に投与する予定で、将来的に国の承認を受け新たな治療方法の確立につなげたいとしています。 県立がんセンター免疫療法科の和田聡医長は「ワクチンの有効性を証明して、今まで治療が難しかったすい臓がんの患者の治療に新しい選択肢を作りたい」と話しています。> とある。
すい臓がん 開発中のワクチン投与し治験/NHK NEWS WEB/2014.10.19 - 05:52
神奈川県立がんセンターなどの研究グループは、治療が難しいすい臓がんの患者に開発中のワクチンを投与して効果や安全性を確かめる治験を始めました。
全国で年間およそ3万人が死亡しているすい臓がんは、早期発見や治療が難しく、ワクチンの開発が期待されています。
こうしたなか、神奈川県立がんセンターや札幌医科大学などで作る研究グループは、開発中のワクチンを患者に投与して効果や安全性を確かめる治験を先月から始めました。このワクチンは、患者の免疫機能を高め、がん細胞を攻撃させる仕組みで、これまで少数の患者に投与したケースでは副作用は見られなかったということです。グループでは来年9月までに71人の患者に投与する予定で、将来的に国の承認を受け新たな治療方法の確立につなげたいとしています。
県立がんセンター免疫療法科の和田聡医長は「ワクチンの有効性を証明して、今まで治療が難しかったすい臓がんの患者の治療に新しい選択肢を作りたい」と話しています。
<このワクチンは、患者の免疫機能を高め、がん細胞を攻撃させる仕組みで、これまで少数の患者に投与したケースでは副作用は見られなかった> とある。
"副作用" の無いこと! は喜ばしいと思われるが、待ち遠しいのは、今後、"がん細胞への攻撃の効果" がどのように実証されていくのか、であるに違いない...... (2014.10.20)
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