"心臓の心筋" は、他の筋肉とは異なる "拍動する心筋細胞" から成り立っている。
この "心臓の心筋" がことさら注目されるのは、心筋梗塞、拡張型心筋症など "心筋細胞" が大量に失われてしまう事態(病気)に対する治療という差し迫った課題があるためだ。
このため、再生医療の研究分野では、"心筋の細胞シート" の作製と移植というアプローチが研究されている。
◆ 参照 当誌過去の "心筋,細胞シート" 関連記事
○ 心不全などの心筋再生医療で世界初! "細胞シート(筋肉組織の培養)"をテルモが申請!/当誌 2014.11.03
今回注目する下記引用サイト記事 : iPS心筋、心臓に同化を確認 大阪大、3年以内に臨床研究/【共同通信】/2015.01.26 - 12:49 は、<人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心筋細胞のシートをラットに移植すると、心臓の一部となり同化して動くことを、大阪大のチームが大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を使った分子レベルの分析で確かめた。> と報じている。
<人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心筋細胞のシートをラットに移植すると、心臓の一部となり同化して動くことを、大阪大のチームが大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を使った分子レベルの分析で確かめた。26日、記者会見して発表した。 大阪大はこの「心筋シート」で重い心不全の患者を治療する再生医療研究を進めており、心筋シートが心機能を改善することは動物実験で分かっていたが心臓と同化して動くメカニズムは詳しく証明されていなかった。 心臓血管外科の澤芳樹教授は記者会見で「治療の有効性を示す証拠になる」と話し、臨床研究を2~3年以内に開始したいとした。> とある。
iPS心筋、心臓に同化を確認 大阪大、3年以内に臨床研究/【共同通信】/2015.01.26 - 12:49
人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心筋細胞のシートをラットに移植すると、心臓の一部となり同化して動くことを、大阪大のチームが大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を使った分子レベルの分析で確かめた。26日、記者会見して発表した。
大阪大はこの「心筋シート」で重い心不全の患者を治療する再生医療研究を進めており、心筋シートが心機能を改善することは動物実験で分かっていたが心臓と同化して動くメカニズムは詳しく証明されていなかった。
心臓血管外科の澤芳樹教授は記者会見で「治療の有効性を示す証拠になる」と話し、臨床研究を2~3年以内に開始したいとした。
今回の研究成果は、<大阪大はこの「心筋シート」で重い心不全の患者を治療する再生医療研究を進めており、心筋シートが心機能を改善することは動物実験で分かっていたが心臓と同化して動くメカニズムは詳しく証明されていなかった> というミッシングリンクの部分を補い、"臨床研究" への大きな弾みになると見られている...... (2015.01.28)
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