種々の原因から、"膝関節" に痛みを抱えている中高年の方たちが少なくないと聞く。
その症状は "膝" 以外の "関節" にも起こり、総じて "変形性関節症" と呼ばれていて、"関節" 部における "軟骨" に支障があると見られている。
<骨と骨との間にあって、クッションの役割や滑らかな動きを可能にしている組織が軟骨です。変形性関節症では、その軟骨がすり減って、滑らかな動きができなくなり、大きな摩擦を生じるようになります。この状態では、壊れた軟骨などの組織のかけらによって関節の内側にある滑膜に炎症が起こったり、ときには水(関節液)が溜まって、腫れ上がることもあります。変形性関節症は、関節に痛みや腫れが起こる病気です。......>( 変形性関節症/asellast )
◆ 参照 当誌過去の "軟骨" 関連記事
(1) 体外で軟骨を作り出す新手法を開発(横浜市立大)!将来的に、作った軟骨を治療で利用!/当誌 2014.09.11
(2) iPS細胞経由せずヒトの皮膚から軟骨細胞作製の技術!ダイレクト・リプログラミング!/当誌 2013.10.18
今回注目する下記引用サイト記事 : 自家培養軟骨移植、手術無事終了 磐田の新都市病院/静岡新聞 SBS/2015.01.23 - 09:32 は、上記の "変形性関節症" 自体についてではないが、大いに関連すると見られる記事である。
<磐田市中泉の新都市病院で22日、県内初となる自家培養した軟骨細胞の移植手術が行われ、無事終了した。 患者は袋井市の女性(19)。軟骨片が遊離する「離断性骨軟骨炎」を発症して以来、痛みで歩きにくくなっていた。昨年12月、膝上部から健全な軟骨組織を摘出し、約4週間培養。今回の手術ではその組織を膝関節の軟骨欠損部に移植した> と報じられている。
<磐田市中泉の新都市病院で22日、県内初となる自家培養した軟骨細胞の移植手術が行われ、無事終了した。 患者は袋井市の女性(19)。軟骨片が遊離する「離断性骨軟骨炎」を発症して以来、痛みで歩きにくくなっていた。昨年12月、膝上部から健全な軟骨組織を摘出し、約4週間培養。今回の手術ではその組織を膝関節の軟骨欠損部に移植した。 担当医の坂田悟副院長によると、女性は約1週間で退院し、1カ月ほどで自力歩行が可能になるという。 軟骨は一度損傷すると元の状態に戻らない。根本的な治療は難しく、人工関節に換える置換治療などが行われていた。坂田副院長は「スポーツや事故による軟骨欠損の根治につながる再生医療。将来的には患者数の多い変形性関節症の治療にも生かせる可能性がある」と話している> とある。
自家培養軟骨移植、手術無事終了 磐田の新都市病院/静岡新聞 SBS/2015.01.23 - 09:32
磐田市中泉の新都市病院で22日、県内初となる自家培養した軟骨細胞の移植手術が行われ、無事終了した。
患者は袋井市の女性(19)。軟骨片が遊離する「離断性骨軟骨炎」を発症して以来、痛みで歩きにくくなっていた。昨年12月、膝上部から健全な軟骨組織を摘出し、約4週間培養。今回の手術ではその組織を膝関節の軟骨欠損部に移植した。
担当医の坂田悟副院長によると、女性は約1週間で退院し、1カ月ほどで自力歩行が可能になるという。
軟骨は一度損傷すると元の状態に戻らない。根本的な治療は難しく、人工関節に換える置換治療などが行われていた。坂田副院長は「スポーツや事故による軟骨欠損の根治につながる再生医療。将来的には患者数の多い変形性関節症の治療にも生かせる可能性がある」と話している。
"関節" 部における "軟骨" の支障は、決して軽視できないとされ、<軟骨は一度損傷すると元の状態に戻らない。根本的な治療は難しく、人工関節に換える置換治療などが行われていた> とある。
今回の "移植手術" は、<「スポーツや事故による軟骨欠損の根治につながる再生医療。将来的には患者数の多い変形性関節症の治療にも生かせる可能性がある」> と期待されているようだ...... (2015.01.27)
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