"再生医療" にとっての重要な基礎研究は、"iPS細胞" 研究に限られるものではなく、"ES細胞(胚性幹細胞)" 研究もまた勝るとも劣らないと期待されている。
◆ 参照 当誌過去の "ES細胞" 関連記事
○ 糖尿病治療に朗報!マウスの胚性幹細胞(ES細胞)から"膵臓細胞"を効率よく作製に成功!/当誌 2013.12.17
今回注目する下記引用サイト記事 : 理研、人ES細胞から小脳神経 脳疾患治療に期待/【共同通信】/2015.01.30 - 02:00 は、<さまざまな組織の細胞になる人の胚性幹細胞(ES細胞)から、体の運動機能をつかさどる小脳の神経細胞を作ること> に成功したと報じられている。
<さまざまな組織の細胞になる人の胚性幹細胞(ES細胞)から、体の運動機能をつかさどる小脳の神経細胞を作ることに理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市)と広島大のチームが成功し、29日付の米科学誌セル・リポーツ電子版に発表した。 チームによると、これまで人の小脳の神経細胞入手は難しかった。小脳の神経細胞が死滅し減る「脊髄小脳変性症」の原因究明や治療法開発につながる成果という。 チームは、人のES細胞に特殊なタンパク質やインスリン、細胞死を防ぐ物質を加えて培養。すると神経細胞の一種「プルキンエ細胞」のもととなる前駆細胞が成長した。> とある。
理研、人ES細胞から小脳神経 脳疾患治療に期待/【共同通信】/2015.01.30 - 02:00
さまざまな組織の細胞になる人の胚性幹細胞(ES細胞)から、体の運動機能をつかさどる小脳の神経細胞を作ることに理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市)と広島大のチームが成功し、29日付の米科学誌セル・リポーツ電子版に発表した。
チームによると、これまで人の小脳の神経細胞入手は難しかった。小脳の神経細胞が死滅し減る「脊髄小脳変性症」の原因究明や治療法開発につながる成果という。
チームは、人のES細胞に特殊なタンパク質やインスリン、細胞死を防ぐ物質を加えて培養。すると神経細胞の一種「プルキンエ細胞」のもととなる前駆細胞が成長した。
<これまで人の小脳の神経細胞入手は難しかった> とのことであり、そのため今回の研究成果は、<さまざまな組織の細胞になる人の胚性幹細胞(ES細胞)から、体の運動機能をつかさどる小脳の神経細胞を作ることに成功> と位置づけられ、今後の研究と脳疾患治療法開発につながると期待されている...... (2015.01.31)
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