"がん治療" における "最も切実な課題" のひとつは、"再発・転移" の "抑制/阻止" だと言われている。
なお、<転移(てんい、metastasis)とは、腫瘍細胞が原発病変とは違う場所に到達し、そこで再び増殖し、同一種類の腫瘍を二次的に生じること。> だとされる。この "転移" をいかに "抑制/阻止" するかの研究に、熱い視線が注がれている。
◆ 参照 当誌過去の "がん転移" 関連記事
(1) がん転移促す遺伝子発見!転移を抑える薬剤や術後経過の診断法開発への期待!(京大)/当誌 2015.01.25
(2) がん:"既存薬(肝炎治療薬セロシオン)"で"転移抑制"!九大教授らマウス実験で確認!/当誌 2015.01.05
今回注目する下記引用サイト記事 : ホルモンでがん転移防ぐ 9施設、初の臨床研究へ/【共同通信】/2015.02.24 - 20:25 は、<心臓から分泌されるホルモンが、がんの転移を防ぐことが分かり、肺がんの手術の際に投与する臨床研究を近く9施設で始める> と報じている。
<心臓から分泌されるホルモンが、がんの転移を防ぐことが分かり、肺がんの手術の際に投与する臨床研究を近く9施設で始めると国立循環器病研究センター(大阪府)が24日、発表した。 センターによると、ホルモンが、転移の経路となる血管に作用して転移を防ぐ仕組み。こうした臨床研究は世界初。 記者会見した同センター研究所の寒川賢治所長らによると、9施設は大阪大や北海道大、山形大、東京大、神戸大の各病院などで、対象は手術を受ける肺がん患者500人。半数に手術直前から3日間投与し、2年後の再発率を比較する。> とある。
ホルモンでがん転移防ぐ 9施設、初の臨床研究へ/【共同通信】/2015.02.24 - 20:25
心臓から分泌されるホルモンが、がんの転移を防ぐことが分かり、肺がんの手術の際に投与する臨床研究を近く9施設で始めると国立循環器病研究センター(大阪府)が24日、発表した。
センターによると、ホルモンが、転移の経路となる血管に作用して転移を防ぐ仕組み。こうした臨床研究は世界初。
記者会見した同センター研究所の寒川賢治所長らによると、9施設は大阪大や北海道大、山形大、東京大、神戸大の各病院などで、対象は手術を受ける肺がん患者500人。半数に手術直前から3日間投与し、2年後の再発率を比較する。
【 関連記事 】
国循など、心臓ホルモンによるがん転移予防効果の仕組みを解明/マイナビニュース/2015.02.25
<ホルモンが、転移の経路となる血管に作用して転移を防ぐ仕組み> とは、<心臓から分泌されるホルモンである心房性ナトリウム利用ペプチド(ANP)が、血管を保護することでさまざまな種類のがんの転移を予防・抑制できる>( 上記「マイナビニュース」記事より )とのことである。
がん手術時に血中に放出される "がん細胞" が "血管へ接着・浸潤" することを "心臓から分泌されるホルモンである心房性ナトリウム利用ペプチド(ANP)" が "抑制する!" というのが真相のようである...... (2015.02.27)
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