"大腸がん" は、日本では "女性のがんの死亡率1位" を占め、"男性では3位"(2020年には2位に上昇すると予想)とされている。
"肺がん"、"胃がん" と競い合う "死亡率の高さ!" であることは間違いなさそうだ。
◆ 参照 当誌過去の "大腸がん" 関連記事
○ 微量の血液で大腸がん発見(国立がんセンター)!細胞が分泌する"エクソソーム"に着目!/当誌 2014.04.19
今回注目する下記引用サイト記事 : 進行大腸がんの腹腔鏡手術、生存率90%超/yomiDr. ヨミドクター/2015.02.06 は、そうした "高い死亡率" の "大腸がん" ではあるが、2004~09年に30病院で受診した大腸がん患者1057人が協力の追跡調査結果からは、<手術後の5年生存率は、開腹手術が90・4%、腹腔鏡手術が91・8%> という "好成績!" が確認されたと報じている。
<がん治療を多く手がける国内30病院が参加した研究で、進行した大腸がんの手術を受けた患者の5年生存率が開腹手術と腹腔(ふくくう)鏡手術でどちらも90%を超えたとの調査結果を、日本臨床腫瘍研究グループが発表した。 米国で先月開かれた消化器がんシンポジウムで明らかにされた。調査は、国立がん研究センターを中心とする同グループが、腹部に開けた小さな穴から、カメラや切除器具を入れて行う腹腔鏡手術の長期成績を、従来の開腹手術と比較するために行った。 大腸の多くを占める結腸と、直腸の一部にできたがんを対象とした。進行度は、がんが大腸の壁の筋肉層を超えているがリンパ節転移はないステージ2と、リンパ節転移があるステージ3。2004~09年に30病院で受診した大腸がん患者1057人が協力。患者を無作為に開腹手術(528人)と腹腔鏡手術(529人)に分け、ステージ3の患者には抗がん剤治療も行って5年間追跡した。 その結果、手術後の5年生存率は、開腹手術が90・4%、腹腔鏡手術が91・8%で、同等の治療成績となった。過去の国内研究では、開腹手術と腹腔鏡手術を合わせた5年生存率はステージ2で約80%、ステージ3で約70%とされ、今回の成績はこれを大きく上回った。 手術後、5年間再発せずに生存した割合も、開腹手術79・7%、腹腔鏡手術79・3%で両者は同等だった。 発表した大分大学消化器・小児外科の猪股雅史教授は「大腸がんは、熟練した医師が手術を行えば、開腹でも腹腔鏡でも、同等の高い生存率を得られることが確かめられた。国際的にも誇れる成績だ」としている。(2015年2月6日 読売新聞)> とある。
進行大腸がんの腹腔鏡手術、生存率90%超/yomiDr. ヨミドクター/2015.02.06
がん治療を多く手がける国内30病院が参加した研究で、進行した大腸がんの手術を受けた患者の5年生存率が開腹手術と腹腔(ふくくう)鏡手術でどちらも90%を超えたとの調査結果を、日本臨床腫瘍研究グループが発表した。
米国で先月開かれた消化器がんシンポジウムで明らかにされた。調査は、国立がん研究センターを中心とする同グループが、腹部に開けた小さな穴から、カメラや切除器具を入れて行う腹腔鏡手術の長期成績を、従来の開腹手術と比較するために行った。
大腸の多くを占める結腸と、直腸の一部にできたがんを対象とした。進行度は、がんが大腸の壁の筋肉層を超えているがリンパ節転移はないステージ2と、リンパ節転移があるステージ3。2004~09年に30病院で受診した大腸がん患者1057人が協力。患者を無作為に開腹手術(528人)と腹腔鏡手術(529人)に分け、ステージ3の患者には抗がん剤治療も行って5年間追跡した。
その結果、手術後の5年生存率は、開腹手術が90・4%、腹腔鏡手術が91・8%で、同等の治療成績となった。過去の国内研究では、開腹手術と腹腔鏡手術を合わせた5年生存率はステージ2で約80%、ステージ3で約70%とされ、今回の成績はこれを大きく上回った。
手術後、5年間再発せずに生存した割合も、開腹手術79・7%、腹腔鏡手術79・3%で両者は同等だった。
発表した大分大学消化器・小児外科の猪股雅史教授は「大腸がんは、熟練した医師が手術を行えば、開腹でも腹腔鏡でも、同等の高い生存率を得られることが確かめられた。国際的にも誇れる成績だ」としている。
(2015年2月6日 読売新聞)
報道記事の何に着目するのかであるが、とりあえず<「大腸がんは、熟練した医師が手術を行えば、開腹でも腹腔鏡でも、同等の高い生存率を得られることが確かめられた。国際的にも誇れる成績だ」> ということになろうか...... (2015.02.09)
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