加齢による "骨粗しょう症" は、加齢によって "カルシウム吸収の悪化" が生じることをひとつの原因とするとともに、これまた加齢によって骨の生成に関わる "骨芽細胞" と "破骨細胞" とのバランスが崩れることにも起因していると考えられている。
◆ 参照 当誌過去の "骨粗しょう症" 関連記事
○ 宇宙で効いた「骨の特効薬」!加齢で侮れない"骨粗しょう症"の「特効薬」に繋がるか!?/当誌 2013.01.09
今回注目する下記引用サイト記事 : 紅茶の苦みで骨強化 ... 阪大チームがマウスで確認/yomiDr. ヨミドクター/2015.02.25 は、<紅茶の苦みや赤い色の成分に含まれる物質(ポリフェノール)が、骨の中で破骨細胞が生まれるのを抑えること> を、マウスの実験で確認した、と報じている。
<(この)物質から薬やサプリメントを開発すれば、骨粗しょう症予防に効果が見込める。もともと食品に含まれる物質で安全性は高い> と。
<紅茶に含まれる苦み成分に、骨が壊れるのを抑える働きがあることをマウスの実験で確認したと、大阪大などの研究チームが発表した。 骨の量が減って起きる骨粗しょう症の、新たな予防薬開発につながる成果という。論文が、24日の科学誌ネイチャーメディシン電子版に掲載される。 骨には、カルシウムでできた硬い組織を作る「骨芽細胞」と古くなった組織を壊す「破骨細胞」があり、互いがバランスを取って骨の強度を保っている。年を取ってバランスが崩れると、骨粗しょう症が起きる。 阪大の石井優教授と西川恵三助教らは、紅茶の苦みや赤い色の成分に含まれる物質(ポリフェノール)が、骨の中で破骨細胞が生まれるのを抑えることを明らかにした。骨粗しょう症になり破骨細胞が過剰に生まれていたマウスに、この物質を3日に1回ずつ注射すると、3週間後には破骨細胞が目立って減り、骨の強度もほぼ正常になった。 ただ、マウスに与えた1回の投与量を体重60キロの人がまかなうには紅茶を一度に60杯飲む必要があり、ふつうに紅茶を飲んでいても改善効果は見込めそうにないという。西川助教は「物質から薬やサプリメントを開発すれば、骨粗しょう症予防に効果が見込める。もともと食品に含まれる物質で安全性は高い」と話す。(2015年2月25日 読売新聞)> とある。
紅茶の苦みで骨強化 ... 阪大チームがマウスで確認/yomiDr. ヨミドクター/2015.02.25
紅茶に含まれる苦み成分に、骨が壊れるのを抑える働きがあることをマウスの実験で確認したと、大阪大などの研究チームが発表した。
骨の量が減って起きる骨粗しょう症の、新たな予防薬開発につながる成果という。論文が、24日の科学誌ネイチャーメディシン電子版に掲載される。
骨には、カルシウムでできた硬い組織を作る「骨芽細胞」と古くなった組織を壊す「破骨細胞」があり、互いがバランスを取って骨の強度を保っている。年を取ってバランスが崩れると、骨粗しょう症が起きる。
阪大の石井優教授と西川恵三助教らは、紅茶の苦みや赤い色の成分に含まれる物質(ポリフェノール)が、骨の中で破骨細胞が生まれるのを抑えることを明らかにした。骨粗しょう症になり破骨細胞が過剰に生まれていたマウスに、この物質を3日に1回ずつ注射すると、3週間後には破骨細胞が目立って減り、骨の強度もほぼ正常になった。
ただ、マウスに与えた1回の投与量を体重60キロの人がまかなうには紅茶を一度に60杯飲む必要があり、ふつうに紅茶を飲んでいても改善効果は見込めそうにないという。西川助教は「物質から薬やサプリメントを開発すれば、骨粗しょう症予防に効果が見込める。もともと食品に含まれる物質で安全性は高い」と話す。
(2015年2月25日 読売新聞)
骨粗しょう症による "大腿(だいたい)骨" などの "骨折" から、寝たきりになる高齢者が多いとされる現状であるため、上記記事における "薬やサプリメントの開発" は大いに期待されそうだ...... (2015.02.26)
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