"事態の異常さ" については、すでに報道され尽くしているかに見える "群馬大病院の腹くう鏡手術死亡事故"!
"異常さの程度" が知らしめられるだけではなく、"再発防止策" や"その環境整備" がどう進められるのか、に人々の関心は移行しつつあるはずだ......
◆ 参照 当誌過去の "群馬大学病院" 関連記事
(1) 医療事故調査 "医療団体の反対"もあり "あいまい決着"!厚労省4月決定の運用指針通知/当誌 2015.03.21
(2) "腹腔鏡"手術、術後患者8人死亡の問題!「全例で過失」があったと群馬大病院認める!/当誌 2014.03.04
(3) 群馬大、"開腹手術"でも10人死亡(死亡率全国の3倍)! "腹腔鏡手術"と同じ医師!/当誌 2014.12.23
今回注目する下記引用サイト記事 : 群馬大病院 腹くう鏡手術死亡率が平均の18倍/NHK NEWS WEB/2015.03.23 - 18:13 は、既に、その常軌を逸しているとしか言いようがない "死亡率の高さ" については指摘され続けてきたわけだが、改めて、<日本肝胆膵外科学会が行った全国調査の結果> に基づき <群馬大学附属病院の手術の死亡率は、全国平均のおよそ18倍に上ること>、<難易度が高く、安全性や有効性が十分に確認されていない保険適用外の手術> では、<平均のおよそ10倍に上っていました> と報じている。
<群馬大学附属病院で腹くう鏡による肝臓の手術を受けた患者8人が死亡した問題で、病院の手術の死亡率は、全国平均のおよそ18倍に上ることが日本肝胆膵外科学会が行った全国調査の結果、分かりました。 群馬大学附属病院では、去年6月までの4年間に、腹くう鏡による肝臓の手術を受けた患者8人が死亡し、その死亡率は8.6%に上っていました。 この問題を受け、日本肝胆膵外科学会は、難易度の高い手術を安全に行えると学会が認定した全国214の病院を対象に死亡率の調査を行いました。その結果、腹くう鏡を使った肝臓の手術の死亡率は全国平均が0.49%で、群馬大学附属病院の8.6%という死亡率は、平均のおよそ18倍に上っていました。 また、難易度が高く、安全性や有効性が十分に確認されていない保険適用外の手術に限ってみますと1.45%で、群馬大学附属病院の13.8%は、平均のおよそ10倍に上っていました。 日本肝胆膵外科学会の宮崎勝理事長は、「難易度の高い手術に対して腹くう鏡を使った結果、このように高い死亡率になった可能性が考えられる」と話しています。 学会が難易度の高い手術を安全に行えると認めた214の認定施設には、群馬大学附属病院も含まれていましたが、学会は認定を取り消すことを決めました。> とある。
群馬大病院 腹くう鏡手術死亡率が平均の18倍/NHK NEWS WEB/2015.03.23 - 18:13
群馬大学附属病院で腹くう鏡による肝臓の手術を受けた患者8人が死亡した問題で、病院の手術の死亡率は、全国平均のおよそ18倍に上ることが日本肝胆膵外科学会が行った全国調査の結果、分かりました。
群馬大学附属病院では、去年6月までの4年間に、腹くう鏡による肝臓の手術を受けた患者8人が死亡し、その死亡率は8.6%に上っていました。
この問題を受け、日本肝胆膵外科学会は、難易度の高い手術を安全に行えると学会が認定した全国214の病院を対象に死亡率の調査を行いました。その結果、腹くう鏡を使った肝臓の手術の死亡率は全国平均が0.49%で、群馬大学附属病院の8.6%という死亡率は、平均のおよそ18倍に上っていました。
また、難易度が高く、安全性や有効性が十分に確認されていない保険適用外の手術に限ってみますと1.45%で、群馬大学附属病院の13.8%は、平均のおよそ10倍に上っていました。
日本肝胆膵外科学会の宮崎勝理事長は、「難易度の高い手術に対して腹くう鏡を使った結果、このように高い死亡率になった可能性が考えられる」と話しています。
学会が難易度の高い手術を安全に行えると認めた214の認定施設には、群馬大学附属病院も含まれていましたが、学会は認定を取り消すことを決めました。
なぜこんな "異常な事態" が発生し続けたのか、こそが真摯に問われなければならないだろう。
従来、こうした不祥事が明るみに出る時、しばしば、"大学病院"( "医局" )という "閉鎖的環境" の問題が指摘されてきたものだが、もうそろそろ "本格的に問題視!" されるべき時機に来てはいないか。それとも、それは不可能(?)であり、患者たちはそのしわ寄せを被り続けなければならないのであろうか...... (2015.03.25)
コメントする