"iPS細胞" が、"再生医療" 分野での応用のみならず、難病向け治療薬研究と "創薬" にとって重要な役割を果たしていることは次第に知られるようになってきた。
◆ 参照 当誌過去の "ALS" 関連記事
(1) "iPS創薬"!海外勢(MNI)追い上げ激しく 日本に先行して創薬革命の幕が上がる可能性!/当誌 2014.11.05
(2) iPS細胞の医療応用"二つの流れ"!(1)"再生医療"分野、(2)難病向け治療薬研究"創薬"!/当誌 2014.09.21
(3) "iPS細胞"の応用で、神経の難病:"筋萎縮性側索硬化症(ALS)"の進行を遅らせる(京大)!/当誌 2014.06.28
今回注目する下記引用サイト記事 : 複数の既存薬 ALS患者特有の変化抑制/NHK NEWS WEB/2015.03.20 - 20:40 は、<iPS細胞から 全身の筋肉が動かなくなるALS=筋萎縮性側索硬化症の患者の神経細胞を作り出し、医療現場で使われている複数の薬がALSに特有の神経細胞の変化を抑えることを慶応大学の研究グループが突き止めました> と報じている。
<iPS細胞から全身の筋肉が動かなくなるALS=筋萎縮性側索硬化症の患者の神経細胞を作り出し、医療現場で使われている複数の薬がALSに特有の神経細胞の変化を抑えることを慶応大学の研究グループが突き止めました。 慶応大学の岡野栄之教授のグループはALS=筋萎縮性側索硬化症の患者からiPS細胞を作り出し、脳からの指示を筋肉に伝える「運動ニューロン」という神経細胞に変化させました。そして、すでに医療現場で使われている薬およそ700種類を一つ一つ試したところ、17種類の薬で神経突起と呼ばれる部分が短くなるなどのALSの患者に特有の変化を抑えることができたということです。 研究グループでは、これらの薬が将来ALSの治療薬になる可能性があるとしています。岡野教授は「薬はいずれも別の病気の治療薬として承認されていて、基本的な安全性が確かめられている。中には特許が切れているものもあり、コストが安いのもメリットだ。今後、製薬企業とも協力して動物実験などを進め、1年後をめどに臨床研究を始めたい」と話しています。> とある。
複数の既存薬 ALS患者特有の変化抑制/NHK NEWS WEB/2015.03.20 - 20:40
iPS細胞から全身の筋肉が動かなくなるALS=筋萎縮性側索硬化症の患者の神経細胞を作り出し、医療現場で使われている複数の薬がALSに特有の神経細胞の変化を抑えることを慶応大学の研究グループが突き止めました。
慶応大学の岡野栄之教授のグループはALS=筋萎縮性側索硬化症の患者からiPS細胞を作り出し、脳からの指示を筋肉に伝える「運動ニューロン」という神経細胞に変化させました。そして、すでに医療現場で使われている薬およそ700種類を一つ一つ試したところ、17種類の薬で神経突起と呼ばれる部分が短くなるなどのALSの患者に特有の変化を抑えることができたということです。
研究グループでは、これらの薬が将来ALSの治療薬になる可能性があるとしています。岡野教授は「薬はいずれも別の病気の治療薬として承認されていて、基本的な安全性が確かめられている。中には特許が切れているものもあり、コストが安いのもメリットだ。今後、製薬企業とも協力して動物実験などを進め、1年後をめどに臨床研究を始めたい」と話しています。
"治療薬" 創り(創薬)に向けて、その研究基盤を "iPS細胞" 技術を活かして作ったこと、そして<すでに医療現場で使われている薬およそ700種類を一つ一つ試して> "有望な" <17種類の薬> を見つけたことなどによって、<薬はいずれも別の病気の治療薬として承認されていて、基本的な安全性が確かめられている。中には特許が切れているものもあり、コストが安い> という大きな研究成果に辿り着いたわけだ...... (2015.03.22)
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