「不治の病」として特徴づけられる "難病(130疾患/平成27年)" は、そもそも "発症する仕組み" 自体が未解明であるがゆえに、"治療が困難(「不治の病」)" とされている。
今回注目する下記引用サイト記事 : 熊本大、難病発症の仕組み解明 薬剤の臨床研究へ/【共同通信】/2015.03.04 - 02:00 は、"難病" のひとつである <全身の筋力や心機能が低下する国指定の難病「ミトコンドリア病」> の <発症する仕組み> を解明したと報じている。
<全身の筋力や心機能が低下する国指定の難病「ミトコンドリア病」は、細胞内にある特定の酵素の働きが弱いことで発症する仕組みを、熊本大大学院の富沢一仁教授(分子生理学)らのチームが突き止め、4日までに米科学誌電子版で発表した。発症の抑制が期待できる薬剤も特定、臨床研究を目指している。 ミトコンドリアは、細胞のエネルギーをつくり出す小さな器官。病気は、遺伝子の変異が原因で筋肉などが必要とするエネルギーを十分つくれなくなることが分かっているが、詳しい関連は不明で治療薬もなかった。各種調査では10万人に9~15人が発症するとされ、死に至ることもある。> とある。
熊本大、難病発症の仕組み解明 薬剤の臨床研究へ/【共同通信】/2015.03.04 - 02:00
全身の筋力や心機能が低下する国指定の難病「ミトコンドリア病」は、細胞内にある特定の酵素の働きが弱いことで発症する仕組みを、熊本大大学院の富沢一仁教授(分子生理学)らのチームが突き止め、4日までに米科学誌電子版で発表した。発症の抑制が期待できる薬剤も特定、臨床研究を目指している。
ミトコンドリアは、細胞のエネルギーをつくり出す小さな器官。病気は、遺伝子の変異が原因で筋肉などが必要とするエネルギーを十分つくれなくなることが分かっているが、詳しい関連は不明で治療薬もなかった。各種調査では10万人に9~15人が発症するとされ、死に至ることもある。
■ ミトコンドリア病 各細胞内でエネルギーをつくる小器官ミトコンドリアの異常により、細胞活動が低下し、脳神経や筋肉などさまざまな臓器の働きが損なわれる病気。細胞核とは別にミトコンドリアが独自に持つミトコンドリア遺伝子の異常が主な原因とされる。ミトコンドリア遺伝子は卵子を通じて伝わり、父親からは遺伝しない。このため、ミトコンドリア病の多くは母系遺伝とされる。(ロンドン共同)
<発症の仕組み解明> → <発症の抑制が期待できる薬剤も特定> という段階にまで来ると、「不治の病」としての "長いトンネル" の先に明かりが見えてきたと言えるに違いなかろう...... (2015.03.05)
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