"がん" の早期発見検査での "簡易アプローチ" は種々研究されている。 定番となりつつあるのは "血液検査" であるが、このほかに、"息" に含まれる微量ガスから "肺がん" を発見しようとする検査法も研究されている。
◆ 参照 当誌過去の "肺がん,息" 関連記事
○ <パナソニックは吐く息が含む微量の生体ガスで肺がんを検査する技術を開発した。がんがあるとわずかに出てくる成分を高感度のセンサーで検出する。飲酒検査のような呼気を使う方法で病気を見つける新たな試みだ。......> ( 肺がん、"息"で検査! "微量ガス"センサーで検出! パナソニックが20年メド実用化!/当誌 2014.11.24
今回注目する下記引用サイト記事 : 食道がん患者の呼気に特定物質...順天堂大/yomiDr. ヨミドクター/2015.03.05 は、<食道がん患者の吐く息の中に特定の物質が多く含まれるという研究を順天堂大上部消化管外科と生体分子研究室がまとめた。食道がん患者には、2―ブタノン、酢酸、アセトン、アセトニトリルという4種類の物質が多く含まれていることがわかった。> と報じている。
<食道がん患者の吐く息の中に特定の物質が多く含まれるという研究を順天堂大上部消化管外科と生体分子研究室がまとめた。 研究は、食道がんの治療にあたる梶山美明(よしあき)教授が患者の息に特有のにおいがあると気づいたのがきっかけ。上部消化管外科の松森聖医師が、進行した食道がん患者17人と健康な人9人の呼気を採取し、生体分子研究室で息に含まれる様々な物質を分析したところ、食道がん患者には、2―ブタノン、酢酸、アセトン、アセトニトリルという4種類の物質が多く含まれていることがわかった。ただ、なぜこれらの物質が多く排出されるのかは不明という。 松森さんは「吐く息で食道がんかどうかが絞れれば、患者さんの体の負担が少ない検査になり得る。今後は早期の食道がんでも同様の分析に取り組みたい」と話している。> とある。
食道がん患者の呼気に特定物質...順天堂大/yomiDr. ヨミドクター/2015.03.05
食道がん患者の吐く息の中に特定の物質が多く含まれるという研究を順天堂大上部消化管外科と生体分子研究室がまとめた。
研究は、食道がんの治療にあたる梶山美明(よしあき)教授が患者の息に特有のにおいがあると気づいたのがきっかけ。上部消化管外科の松森聖医師が、進行した食道がん患者17人と健康な人9人の呼気を採取し、生体分子研究室で息に含まれる様々な物質を分析したところ、食道がん患者には、2―ブタノン、酢酸、アセトン、アセトニトリルという4種類の物質が多く含まれていることがわかった。ただ、なぜこれらの物質が多く排出されるのかは不明という。
松森さんは「吐く息で食道がんかどうかが絞れれば、患者さんの体の負担が少ない検査になり得る。今後は早期の食道がんでも同様の分析に取り組みたい」と話している。
(2015年3月5日 読売新聞)
上記記事にあるように <吐く息で食道がんかどうか> が即座に分かるというわけではなさそうだが、それでも "疑わしさの絞り込み" としての検査にはなり得る、という。 今後の取り組みが期待される...... (2015.03.07)
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