賛否両論があるようだが、がんに対しては "切り急ぐな!" との声が目立ち始めてもいる。"ホルモン療法" への関心の高まりは、こうした傾向と関係しているのか......
◆ 参照 当誌過去の "膀胱がん"、"前立腺がん" 関連記事
(1) 文太さん、セカンドオピニオンの重要性訴えた!"膀胱全摘"判断に傾く日本の医療現場!/当誌 2014.12.04
(2) "前立腺がん"、切り急ぐな!「賢い選択」(Choosing Wisely)運動(米国)による一例!/当誌 2014.12.16
今回注目する下記引用サイト記事 : 膀胱がん男性患者、再発抑えるホルモン療法発表/yomiDr. ヨミドクター/2015.03.26 は、<膀胱(ぼうこう)がんの男性患者に対し、男性ホルモンの分泌を抑えることで、がんの再発を抑えられるとの研究結果を横浜市大泌尿器科の上村博司准教授らの研究グループが発表した> と報じている。
<膀胱(ぼうこう)がんの男性患者に対し、男性ホルモンの分泌を抑えることで、がんの再発を抑えられるとの研究結果を横浜市大泌尿器科の上村博司准教授らの研究グループが発表した。米医学誌「オンコターゲット」に掲載された。 上村准教授によると、膀胱がんと前立腺がんを併発した患者のうち、男性ホルモン「アンドロゲン」の分泌を抑えるホルモン療法を行った患者では、5年後の再発率が24%だったのに対し、行わなかった患者では60%に上った。 膀胱がんの男性患者は女性より3~4倍多いとされ、上村准教授らは男性ホルモンが影響している可能性に着目。神奈川県内の16病院で1991年以降で膀胱がんと前立腺がんを併発した患者162人のうち、ホルモン療法を行った86人と行わなかった76人を比較した。 上村准教授は「前立腺がんの治療では一般的なホルモン療法が膀胱がんでも有効なことが確認された。膀胱がんへの適用拡大を目指したい」と話している。> とある。
膀胱がん男性患者、再発抑えるホルモン療法発表/yomiDr. ヨミドクター/2015.03.26 - 00:00
膀胱(ぼうこう)がんの男性患者に対し、男性ホルモンの分泌を抑えることで、がんの再発を抑えられるとの研究結果を横浜市大泌尿器科の上村博司准教授らの研究グループが発表した。米医学誌「オンコターゲット」に掲載された。
上村准教授によると、膀胱がんと前立腺がんを併発した患者のうち、男性ホルモン「アンドロゲン」の分泌を抑えるホルモン療法を行った患者では、5年後の再発率が24%だったのに対し、行わなかった患者では60%に上った。
膀胱がんの男性患者は女性より3~4倍多いとされ、上村准教授らは男性ホルモンが影響している可能性に着目。神奈川県内の16病院で1991年以降で膀胱がんと前立腺がんを併発した患者162人のうち、ホルモン療法を行った86人と行わなかった76人を比較した。
上村准教授は「前立腺がんの治療では一般的なホルモン療法が膀胱がんでも有効なことが確認された。膀胱がんへの適用拡大を目指したい」と話している。
(2015年3月26日 読売新聞)
<ホルモン療法> が、すべての "膀胱がん" に対して有効かどうかについては今後の課題のようだが、前立腺がんを併発した膀胱がんの場合は、再発抑制の可能性が高いとされる...... (2015.03.31)
コメントする