今や、"放射線被ばく" が "発がんリスク" となることはよく知れ渡っている。ただ、どの程度までならば許容できて、どこからリスクがあるかなどの "基準" については曖昧となっているのが現状かもしれない。
もちろん、昨日の今日といった短兵急な話ではなく、"放射線被ばく量の累積" が、"遺伝子変異、損傷" を加速させて、そしてある時、体内の "正常細胞" を "がん細胞" へと変換(がん化)させてしまうという推移になるようではあるが......。
◆ 参照 当誌過去の "放射線被ばく" 関連記事
○ 子どもの"CT検査" 放射線被曝減らす工夫改善!そもそも「30%以上は(CT検査)不必要」/当誌 2014.07.20
今回注目する下記引用サイト記事 : CT検査など医療被ばく抑制へ基準/NHK NEWS WEB/2015.04.19 - 12:01 は、こうした現状にあって、<CTやマンモグラフィーなどの検査で使われる放射線の量が医療機関ごとに異なることが分かり、専門の医師らで作る団体が不要な被ばくを減らそうと、目安となる放射線量の基準をまとめました> と報じている。
<CTやマンモグラフィーなどの検査で使われる放射線の量が医療機関ごとに異なることが分かり、専門の医師らで作る団体が不要な被ばくを減らそうと、目安となる放射線量の基準をまとめました。 基準をまとめたのは、日本医学放射線学会など12の団体で作る「医療被ばく研究情報ネットワーク」です。 ネットワークによりますと、検査で使う放射線の量は、医療機器のメーカーが推奨する値を参考にそれぞれの医療機関で決めていて、高い線量を使えば鮮明な画像が得られることから、被ばく量も医療機関ごとに異なるということです。 このため、検査の精度を落とさない範囲で目安となる基準を設けたということで、例えば、CTの検査で体重50キロから60キロの大人の被ばく量に換算すると、頭部の撮影ではおよそ3ミリシーベルト、胸部ではおよそ8ミリシーベルトなどとしています。 放射線診断が専門の遠藤啓吾京都医療科学大学学長は、「線量の高い医療機関が基準を基に見直すことで、不要な被ばくを減らすことができる」と話しています。> とある。
CT検査など医療被ばく抑制へ基準/NHK NEWS WEB/2015.04.19 - 12:01
CTやマンモグラフィーなどの検査で使われる放射線の量が医療機関ごとに異なることが分かり、専門の医師らで作る団体が不要な被ばくを減らそうと、目安となる放射線量の基準をまとめました。
基準をまとめたのは、日本医学放射線学会など12の団体で作る「医療被ばく研究情報ネットワーク」です。
ネットワークによりますと、検査で使う放射線の量は、医療機器のメーカーが推奨する値を参考にそれぞれの医療機関で決めていて、高い線量を使えば鮮明な画像が得られることから、被ばく量も医療機関ごとに異なるということです。
このため、検査の精度を落とさない範囲で目安となる基準を設けたということで、例えば、CTの検査で体重50キロから60キロの大人の被ばく量に換算すると、頭部の撮影ではおよそ3ミリシーベルト、胸部ではおよそ8ミリシーベルトなどとしています。
放射線診断が専門の遠藤啓吾京都医療科学大学学長は、「線量の高い医療機関が基準を基に見直すことで、不要な被ばくを減らすことができる」と話しています。
とかく、CT検査などを、医者・病院から指示されるとためらうことなく応じてしまうのが、一般の患者の対応(?)なのかもしれない。そして、知らぬうちに "発がんリスク" を高めてしまい、やがて取り返しのつかない事態を迎えてしまう......。
"自分の身体は、自分で守る!" という構えが、今さらのように必要な時代環境となっていそうだ...... (2015.04.21)
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